2017年8月22日火曜日

この夏はセミじゃなく、クモが熱い!


「アメコミ魂」読者のみなさん、こんにちは!


8月も中旬にさしかかり、例年であれば暑い夏らしい日が続いてもおかしくないのに今年は雨が降ったり、気温も10月上旬並みといまいち夏らしさに欠けます……。

あんまり暑い日は厳しいですが、やっぱり夏なんだなって実感できる要素にここのところ欠けるんですよね……。涼しいせいか、近所の公園でもセミもあまり鳴いていません。

そんななか今回は今最も熱いヒーローをテーマにお届けしたいと思います。


そのヒーローとは今月11日に待望の新作映画が公開となったスパイダーマンです!


アメコミに詳しくなくても、スパイダーマンは知っているという方は多いと思います。
それだけ高い認知度を誇るマーベルを代表するヒーローですね。

映画「スパイダーマン:ホームカミング」では、主人公のスパイダーマンこと15歳の高校生ピーター・パーカーが、憧れのアイアンマンに導かれて、様々な葛藤を経て真のヒーローへと成長する姿が描かれています。

単なるヒーロー映画ではなく、スパイダーマン最大の魅力でもある一人の高校生としての青春や恋愛、友情といった身近なテーマも含まれていて、ところどころに笑いもあり、圧倒的スケールのアクションも盛りだくさんな内容は見逃せません!

本作より、マーベル・シネマティック・ユニバースに本格参戦することになったスパイダーマンの新シリーズ、今後の展開もますます楽しみです。

さて、この映画公開タイミングに合わせ必ず読んでいただきたいスパイダーマン関連コミックを今月2タイトル刊行しました!


まずは『スパイダーマン ホームカミング:プレリュード』です。




スパイダーマン ホームカミング:プレリュード
ウィル・コロナ・ピルグリム[作]
トッド・ナウク他[画]
定価:本体2,000円+税
◆好評発売中!◆



タイトルにあるプレリュードが示すとおり、本書は「スパイダーマン:ホームカミング」の前日譚にあたる、映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」におけるスパイダーマンのエピソードをメインに、そのほか映画に影響を与えた原作コミック3話を収録しています。


それでは簡単に各収録作品をご紹介していきたいと思います。


【スパイダーマン:ホームカミング プレリュード】
先に述べたとおり、この作品は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のコミカライズとなっており、特にスパイダーマンの活躍を抜粋したかたちで描かれています。
アベンジャーズのメンバーやウインター・ソルジャーも登場することから、ストーリーの復習兼ねて「シビル・ウォー」を観てみるのも楽しいかもしれません。


【インビンシブル・アイアンマン #7】
映画でも重要なポジションとして登場するアイアンマンとスパイダーマンのクロスオーバー・コミック。
本国では2009年に刊行され、シビル・ウォーでトニー・スタークとの仲が決裂したピーターだったが再びこの両者がチームアップするというストーリーは胸が熱くなります!


【アメイジング・スパイダーマン #2】
スパイダーマンを代表するヴィランこと、バルチャー初登場号も収録しています。自分で空を飛ぶための装備品を開発し、上空から襲ってくる姿は映画でもかっこよく描かれています。
そんなバルチャー、映画ではまぁまぁなおじさんですが原作コミックだとかなりのおじいちゃん(笑)


【アメイジング・スパイダーマン #46】
1967年刊行の本作では、ピーターは進学しなんと大学生になっています。青春を謳歌しているピーターを待ち受けるのは、新顔の邪悪なヴィランことシニスター・ショッカーです。
映画でもその設定を変えて登場するショッカーの記念すべき初登場号がコミック界伝説のアーティストである、ジョン・ロミータ・Srによって描かれています。


よりスパイダーマンへの理解を深めるためにも、映画を観る前に読んでいただくことを強くおすすめしますが、あとでも充分に楽しめる内容となっていますので、是非とも手に取っていただければと思います!


このプレリュードシリーズですが、今回の「スパイダーマン:ホームカミング」のほかに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:プレリュード』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:プレリュード』『アントマン:プレリュード』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ:プレリュード』『ドクター・ストレンジ:プレリュード』の5タイトルが好評発売中です!


どのコミックも、貴重なクラシック作品を収録し各映画を更に面白くするエピソードが満載ですのでこれらもチェックしてみてください!


そして、今回ピックアップするもう一冊が『スパイディ:ファースト・デイ』です。




スパイディ:ファースト・デイ
ロビー・トンプソン[作]
ニック・ブラッドショー他[画]
定価:本体2,100円+税
◆好評発売中!◆



本書はピーター・パーカーの高校時代にさかのぼり、彼のファースト・デイ(若き日々)にスポットを当てた作品です。

この設定はちょうど映画ともリンクし、若きスパイディの活躍を存分に堪能できるものになっています。

全6話が収録されており、それぞれスパイダーマンとゆかりのあるヴィランが登場します。
カバーにもスパイディの背景に6人のヴィランがデザインされていますが、各話数ごとに対決するヴィランをおさらいしておきましょう。


①ドクター・オクトパス
人工アームを操る悪の天才科学者。2004年公開の映画「スパイダーマン 2」の悪役として登場したので、映画ファンにもお馴染みかもしれません。


②サンドマン
砂状の肉体を持った犯罪者。サンドマンも2007年に公開された映画「スパイダーマン 3」に出てきましたのでよく知られているヴィランの一人でしょう。
映画で砂が集まっていくシーンはいまでも鮮明に覚えているくらい衝撃的でした。


③リザード
特殊な血清によってトカゲ男に変化した科学者。2012年公開「アメイジング・スパイダーマン」に登場しましたが、映画版リザードをはじめて見たときいろんな意味でビックリしました……。トカゲ感があまりないんですよね(笑)


④ドクター・ドゥーム
東欧の小国ラトベリアの専制君主。ドゥーム、カッコイイですよね! 個人的にも好きなヴィランの一人です。音楽のヒップホップにおいてもMF DOOMというラッパー/プロデューサーがまさに彼のようなマスクをつけて活動しています。


⑤グリーン・ゴブリン
緑色のコスチュームを着た怪人。これまでのスパイダーマン映画にもたびたび登場し長年スパイダーマンを苦しめてきたいわゆる宿敵といえるヴィランです。
映画版とは違いコミックのグリーン・ゴブリンはとんがり帽子をかぶり、爆弾などの武器を持ち運ぶ斜めがけバッグを持っていたりとコスチュームが大きく異なりゴブリンっぽさが前面に出ています。
そんなグリーン・ゴブリンをスパイディが野菜に例えて、呼ぶシーンは要注目ですよ!


ざっと、主要ヴィランについて触れましたが他にもマーベルお馴染みのキャラクターたちも意外なかたちで出てきます。
どんなキャラクターたちなのか本書で確認してみてください!(例のサイ風強化スーツを着たヴィランもいますよ~)

いかがでしたでしょうか。
今年の夏は映画とコミックで“あなたの親しき隣人”の魅力にどっぷり浸ってみてください!


最後に、スパイダーマンとあの冗舌な傭兵ことデッドプールの共演作である『スパイダーマン/デッドプール:プロローグ』も発売中!

ウェイド・ウィルソンが、コミックの魔法とタイムトラベルを駆使して、ピーター・パーカーの若かりし時代の世界に入り込む! “あの映画”のように、夢の階層を下りていく彼らを待つ運命は? 赤と黒の臭いコスチュームをまとったデッドプールと、赤と青のコスチュームをまとったスパイダーマン。入れ替わってみたいというデッドプールの夢は叶うのか?

『ケーブル&デッドプール』のスパイダーマン登場回や、“レディースティルトマン”も現れる『アメイジング・スパイダーマン』など、ふたりの競演が楽しめる未邦訳作品5編を収録。


一冊で二度おいしい、デッドプールとスパイダーマンのW主演作も読んでみてください。


それではまた次回に。


(文責:渡辺)