2014年4月28日月曜日

ネタばれ一切なしで"THE ROAD HOME"を紹介

こんにちは!

今週も「アメコミ魂」の更新日がやってまいりました。4月から担当者が変わり、新メンバーも加わったことにより、順調に毎週月曜日更新ができています(笑)。当然だ!と怒られちゃいますね……すみません。でも、これからは大丈夫! 毎週月曜日午後8時更新ですので、引き続きご期待ください!

さてさて、4月末は、『ヒット・ガール』『キック・アス2』『シン・シティ1』『バットマン:ブルース・ウェインの選択』と、一度に4作品もの刊行があり、さらに今月は映画『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』(原作コミックはこちら)や映画『アメイジング スパイダーマン2』の公開と、どれをどう紹介していこうか悩んでおりましたが……今回は、グラント・モリソンが手掛けたバットマン新サーガ第二部の最終章にあたる『バットマン:ブルース・ウェインの選択』を紹介したいと思います。ちなみに投稿名にある“THE ROAD HOME”というのは、本書の原題の一部です。本書の原題は“BATMAN: BRUCE WAYNE - THE ROAD HOME”です。直訳すると「バットマン:ブルース・ウェイン:家路」とかなんですかね……。今回のタイトルを決めるときに、「ロード・ホーム」を活かすか否か、邦題にするか否かなどいろいろと考えたのですが、結果、前作の副題が「ブルース・ウェインの帰還」だったので、「ブルース・ウェインの○○」にしようとなり、内容を鑑み……といった感じです。ご意見があればお待ちしております!

さて、前回の投稿で、「(『バットマン:ブルース・ウェインの帰還』は)超特大ボリュームの『バットマン&ロビン』に比べるとスリムな1冊ですが」と書いてありましたが、本作(200ページ)は『バットマン:ブルース・ウェインの帰還』(240ページ)よりさらにスリムになっております。当然、価格も多少スリムになっていますのでご安心ください。
『バットマン:ブルース・ウェインの選択』
ファビアン・ニシーザ他[作] クリフ・リチャーズ他[画]
定価:本体2,100円+税
●小社より絶賛発売中●
ネタばれの基準は各自さまざまだと思いますが、本書内に登場するキャラクターくらいは気になるところですよね? 今回は少しだけ登場人物を紹介しようと思うのですが、その前に本作の説明を少しだけ。『バットマン:ブルース・ウェインの選択』は、複数のライターが携わっています。

奥付(発行日や著者名、発行所などがクレジットされているページ)をご覧になった読者さんなら気づいてらっしゃるかと思いますが、な、なんと! ライターにグラント・モリソンの名前がない! 「もう~、モリソンお腹いっぱいっ!」という読者さんにとっては朗報かもしれませんが……。

冗談はさておき、本作は2010年にリリースされた8篇のエピソードを収録した作品で、こちらでも記載しましたが、デッドプールの生みの親の一人であるファビアン・ニシーザがメイン・ライターとして参加しております。じゃあ、なぜ本作をグラント・モリソンが手掛けた一連のサーガに組み込んで邦訳したのか? それは、本作は『バットマン&ロビン』の第16章と第17章の間で起きたエピソードで、このバットマン新サーガ第二部を補完するためには重要な作品だったからです。

ご存知かと思いますが、『バットマン&ロビン』は、ブルースが“死亡”した(とされていた)後、ディックバッツとダミアンロビンが組んだ新生ダイナミック・デュオが活躍する物語です。先月刊行した『バットマン:ブルース・ウェインの帰還』は、新生ダイナミック・デュオが活躍している一方で、“過去”に飛ばされていたブルースの話が描かれています。(当然のことながら)ブルースは帰還するのですが、前2作をつなげる物語が本作になります。

なぜ邦題に「選択」を入れたのか、ぜひ本書を読んで確かめてください! ちなみに『バットマン:バトル・フォー・ザ・カウル』を読んだ人も本書を楽しめるはずです。なぜならば……それは登場人物をみればお察しがつくかもしれませんね。

では、本書の登場人物を簡単にご紹介しましょう。先に述べたように、本書は下記の8篇のエピソードが収録されております。

● バットマン&ロビン
● レッドロビン
● アウトサイダーズ(カタナ、ルッカー、ヘイロー、ジオ・フォース)
● バットガール
● キャットウーマン
● ゴードン本部長
● ラーズ・アル・グール

当然ながら、上記のキャラクターたちは登場しています。ちなみにリーフ刊行時には“ BRUCE WAYNE - THE ROAD HOME: BATMAN & ROBIN”“ BRUCE WAYNE - THE ROAD HOME: BATMAN & ROBIN”......とそれぞれが“ワンショット”として発売されました。

その他の主なキャラクターは下記のとおりです。

● ハングメン
● ビッキー・ベイル
● トーマス・エリオット(ブルース・ウェインの影武者として)
● カウンシル・オブ・スパイダーズ
● プルーデンス
● オラクル(バーバラ・ゴードン)
● ステファニー・ブラウン
● ハーレイ・クイン
● ポイズン・アイビー
● ホーク&ダブ
● マンバット
● ラグマン   他


「え? このキャラクター、誰?」と思った方は本書で確かめていただくか、『DCキャラクター大事典』でぜひお確かめください! 最後に、本書を読破された読者さんはお気づきかと思いますが、『スーパーマン:アースワン』のアーティストであるシェーン・デイビスと、イタリア出身のカラリストで『バットマン:ノエル』でリー・ベルメホと組んだバーバラ・チャルドが描いた本書のカバーアートは、実は一枚画になっているんですよね。リーフ刊行時にはこれらが表紙になっていたので、ちょうど8枚の画がつながっているということになります。まあ、よくある手法といえばそうなんですが、やはり一枚になった絵は壮観ですよね! 小さくて画像が見れない!と思った方はぜひ本書内の各章のトビラページをご確認ください。ちゃんと各イラストが収録されていますよ! 

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ネタタばれ一切なしとおことわりしているので、今回はこのへんで……。『バットマン:ブルース・ウェインの選択』の次の物語にあたる、グラント・モリソンが手掛けたバットマン新サーガ第三部『バットマン:インコーポレイテッド』は鋭意制作中ですので、もう少しお待ちくださいね!

すでにお読みになった読者さんも多いと思いますので、不要かとも思いますが、一応来週は『ヒット・ガール』『キック・アス2』について書こうかと思います。再来週は、新メンバーに『ウォッチメン』の感想をいただこうかと……。予備知識ゼロのアメコミ初心者が『ウォッチメン』を読むとどう感じるのか……楽しみです。乞うご期待!

では、また来週!


(文責:山本将隆)