2015年8月5日水曜日

史上最悪のヒーローチーム!「フォーエバー・イービル」!

みなさん、こんにちは!

今年のアメコミ映画といえば、やはり『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』をはじめマーベル勢が熱い印象ですが、アメリカではコミコンあたりからいよいよDC映画の新情報が続々と解禁されるようになっています。来年3に日本でも公開予定の『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』はもちろん、ついにトレーラーが公開された『スーサイド・スクワッド』、そしてまだ撮影には入っていませんが、『ワンダーウーマン』ではクリス・パインが、ヒロインの恋人スティーブ・トレバーを演じるらしいと報じられたり……。

もちろんテレビドラマのほうは依然好調で、すでにシリーズ化が決まっている新作だけでも、本国では今年の秋から『スーパーガール』、来年には『ルシファー』『レジェンズ・オブ・トゥモロー』と目白押し! とくに『アロー』&『フラッシュ』からさらにスピンオフした後者では、ファイヤーストームアトムホークガール、そしてタイムトラベラーのリップ・ハンターなどがチームを組んで、不死身のヴィラン、ヴァンダル・サベッジと戦うという、少し前ならテレビドラマで見られるなんて信じられなかったストーリーになるようです。

そんなアメリカでのDC界隈の勢いに負けないよう、小社でも日本版コミックの出版を盛り上げていきたいと思っております!
『フォーエバー・イービル(THE NEW 52!)』
定価:本体2,400円+税
●好評発売中!●
……ということで、今回は物語の盛り上がりという点では決して負けていない新刊『フォーエバー・イービル』をご紹介させていただきます。前巻『ジャスティス・リーグ:トリニティ・ウォー』衝撃のラストシーンを受けての本作のあらすじは……

史上最悪のヒーローチーム登場! 世界への侵攻を開始した悪の組織クライム・シンジケート。彼らはその圧倒的な力により、アーカム・アサイラム、アイアンハイト、ブラックゲート、ベル=レーヴなどの収容所を襲撃し、服役中の犯罪者たちを解き放った。誰もがジャスティス・リーグの到来を祈る絶望的な状況だが、彼らは姿を現さない……。ヒーローたちはどこへ行ってしまったのか? クライム・シンジケートに立ち向かう者は他にいるのか? ついに世界は悪の手に落ちてしまうのか……!?
『ジャスティス・リーグ:
トリニティ・ウォー
(THE NEW 52!)』
定価:本体2,800円+税
●好評発売中!●
『トリニティ・ウォー』
ジャスティス・リーグ
ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ(政府直轄のチーム)
ジャスティス・リーグ・ダーク(魔術系のチーム) 
というヒーローチームが三つ巴の争いを繰り広げるクロスオーバーでしたが、本作の主役は……タイトルとカバーのイラストどおり……ヴィラン! 前作では、シークレット・ソサエティというヴィランのチームが暗躍していましたが、本作の焦点になるのはクライム・シンジケートインジャスティス・リーグという、二つのヴィランチームになります(後者に関して、じつは作中ではっきりそう名乗っているわけではないのですが、実質的&便宜的ということで、ご容赦いただければと)

まず、クライム・シンジケート善悪が逆転した並行世界アース3のチームで、メンバーとしては……
ウルトラマン(スーパーマン)
オウルマン(バットマン)
スーパーウーマン(ワンダーウーマン)
パワーリング(グリーンランタン)
ジョニー・クイック(フラッシュ)
 などのキャラがいます(括弧内は対応するヒーロー)

ヒーローが逆転すると、どのようなヴィランになるのか……ぜひご注目ください!

そしてインジャスティス・リーグのほうは元の世界アース0(プライムアース)のヴィランチームなのですが、レックス・ルーサーからはじまり、どのように、どんなメンバーが仲間に加わっていくのかが見どころになっています。

『フラッシュ:新たなる挑戦』にも登場したローグズをはじめ、DCユニバースの隅々から集うさまざまなヴィラン。一方ヒーローたちはかつてないほどの苦境に追い込まれます。物語はどのような結末を迎えるのか……さまざまなキャラクターのその後の運命を揺るがせることになった劇的な展開を、ぜひその目でお確かめください!
『JLA:逆転世界』
定価:本体1,800円+税
●好評発売中!●
そして、『フォーエバー・イービル』を読んでもっとクライム・シンジケートの活躍が読みたい!と思ったみなさんにおすすめなのが、小社より以前刊行されたJLA:逆転世界』。ニュー52以前の物語になるのですが、JLAクライム・シンジケート(・オブ・アメリカ)の驚くべき出会いを、グラント・モリソンフランク・クワイトリーという名コンビが描いた、奇想に満ちた逸品です!

ではでは、今日はこんなところで失礼します。


(文責:中沢俊介)