2016年1月4日月曜日

2016年アメコミ映画+α 最新情報をお届け!

「アメコミ魂」をご覧の皆さま、明けましておめでとうございます!

2016年も、アメコミ情報を中心に、その周辺を取り巻くカルチャーなどバラエティ豊かな記事をアップしていきますので、引き続きご愛顧ください。 

さて、新年一発目の投稿は、昨年から当ブログで追いかけ続けてきた2016年に公開されるコミック原作映画の最新情報です。そこからヒモづけて、アメコミファンに注目してもらいたい映画の情報も紹介できたらと思います。


バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
325日公開(予告編はこちら
昨年初秋頃から劇場予告が流れ始めていたので、アメコミファンならずともその作品自体はすっかり定着している感がありますね。タイトル通り、バットマンとスーパーマンが映画世界で初めて共演します。本作にはワンダーウーマンが登場することが明らかになっています。ヴィランとしてスーパーマンの宿敵レックス・ルーサーも登場するようです。本作からバットマン/ブルース・ウェイン役がクリスチャン・ベールからベン・アフレックに交代しました。俳優としてだけではなく、映画監督としても高い評価を得ているアフレックがどんなバットマン像を作り上げるのかに注目したいところ。また、映画版のレックス・ルーサーというとジーン・ハックマンのイメージが強いですが、今回から演じるのは若手実力派ジェシー・アイゼンバーグ。2011年公開のデイビッド・フィンチャー監督作『ソーシャル・ネットワーク』での名演が記憶に新しいですね。繊細で細面な印象のアイゼンバーグが作り上げるレックス・ルーサー象にも注目です。
アイゼンバーグがどのような俳優か気になる方にオススメしたい作品が『アドベンチャーランドへようこそ』(2009年全米公開/予告編はこちら)です。大学を卒業して大学院へ進む間のひと夏、大人と子供の端境期で揺れ動く青年の体験を描いた青春コメディの傑作です。監督は『宇宙人ポール』(2011年公開)『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007年全米公開)のグレッグ・モットーラが務めています。


シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
4月29日公開(予告編はこちら
マーベル・シネマティック・ユニバース最新作。こちらも劇場予告が流れているので、すでに映像を目にした方も多いと思います。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で生まれたアイアンマン/トニー・スタークとキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースの確執が表面化するのが本作。お互いの正義観の相違が対立関係に発展する模様。本作では、キャップの親友バッキーがキーマンとなることが、予告編からうかがえます。さらに予告編ではブラックパンサーもチラッと登場しています。ちなみにこちら、全米公開よりも一週間早く日本で公開されます。


デッドプール(原題)
6月1日公開(予告編第2弾はこちら
「あのデップーさんが映画化だって!?」と、情報公開がされるやいなや、SNSを中心に大きな話題になりました。肝心のデッドプール役には、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で、デッドプールになる以前のウェイド・ウィルソンを演じたライアン・レイノルズが起用されました。『ウルヴァリン』のデッドプール像には、ファンから批判も多かったのですが、本作の予告編におけるデッドプールの“冗舌”ぶりや容赦のないバイオレンス描写に、早くもファンからの喝采が集まっています。ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド、エンジェル・ダスト、コロッサスなどのキャラクターも登場する予定。続報が待ち遠しい作品のひとつですね。


ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ:アウト・オブ・シャドウズ(原題)
6月3日全米公開(予告編はこちら
昨年、マイケル・ベイの製作総指揮で前作が公開されましたが、早くも続編の登場です。本作のヴィランはロックステディとビーバップ。巨大なミュータントたちとタートルズがどんな戦いを繰り広げるのか?ファンならずとも見逃せません。
本作でマイケル・ベイはメガホンを執っていませんが、彼のアクション要素を過剰に詰め込んだ作風は、シリーズに如実に反映されています。

超大作イメージが強いマイケル・ベイ作品のなかでも一風変わった作品をご紹介します。その作品とは『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』(2013年全米公開/予告編はこちら)。90年代に米・マイアミで実際に起こった誘拐殺人事件をもとにした作品なのですが、ベイ監督の過剰な演出によって笑っていいのかいけないのか、ギリギリのラインのブラックコメディに仕上がっています。「マイケル・ベイ=大味」と思っている方ほど、見ていただきたい作品です。


スーサイド・スクワッド
8月5日全米公開(予告編はこちら
昨年のコミコンで予告編が公開されて、「ウィル・スミスがデッドショット?」「マーゴット・ロビーのハーレイ・クインが可愛い!」と、映画ファン、コミックファンの間で話題に。監督には、これまで犯罪映画、戦争映画の傑作・佳作を作り上げてきたデイビッド・エアーを起用。スーパーヴィランによって結成された決死部隊という、映画『特効大作戦』(1967年公開)を思わせる作品だけに、戦争・犯罪映画の名手であるエアー監督の起用は納得ではないでしょうか?
そんな彼のフィルモグラフィでも注目していただきたい作品が、『エンド・オブ・ウォッチ』(2013年公開/予告編はこちら)です。アメリカでも屈指の犯罪多発地域であるLAサウス・セントラルの警官をリアルに描いた作品です。POV(主観ショット)手法で撮影され、常に暴力と死が隣り合わせにあるパトロール警官のヒリヒリとした日常を克明に描き出した作品です。
ちなみに『スーサイド・スクワッド』、いよいよShoPro Booksから邦訳版を刊行いたします。映画の公開前に作品世界を味わってみてはいかがでしょうか?
スーサイド・スクワッド:悪虐の狂宴



X-MEN:アポカリプス(原題)
8月6日全米公開(予告編はこちら
前作『X-MEN:フューチャー&パスト』から引き続きブライアン・シンガーが監督を務め、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスといった主要キャストも続投します。また、今回初登場の史上最強のミュータント、アポカリプスには、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年公開)でポー・ダメロンを演じたオスカー・アイザックが起用されています。巨大化してプロフェッサーXに襲いかかり、都市を破壊する描写から、その最強ぶりがうかがえますね。
さて、オスカー・アイザックといえば、『スター・ウォーズ』『X-MEN』とビッグタイトルに続けて起用されています。『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2014年公開)の名演で一躍脚光を浴びましたが、彼の好演が光る作品が『ドライヴ』(2012年公開/予告編はこちら)です。主人公が恋するヒロインの夫役として出演しています。衣装、美術、ライティング、音楽などなど、全編、全カットの細部に監督ニコラス・ウィンディング・レフンの美学が貫き通されたバイオレンス・アクションです。好き嫌いが分かれる作品ですが、新しい映像体験をしたい方には、ぜひともオススメしたい作品です。


ガンビット(原題)
10月7日全米公開
デッドプール同様、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に登場したガンビットも映画化されます。『ウルヴァリン』では、ガンビット役をテイラー・キッチュが演じましたが、本作からはチャニング・テイタムが引き継ぎます。監督には、日本のラノベ原作の映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014年公開)のダグ・リーマンが起用されました。若手俳優のなかでも人気・実力ともにトップクラスのテイタムが主演とあって、映画ファンの間でもにわかに注目が集まっています。
鍛え抜かれた肉体美と繊細な演技で注目を集めるテイタムですが、とくに近作で彼の名演が光ったのが『フォックスキャッチャー』(2015年公開/予告編はこちら)です。実力、地位、名声、人望すべてを兼ね備えた兄の影で苦悩するレスリング選手を見事に体現しています。ちなみに本作で監督を務めたベネット・ミラーは、第67回カンヌ国際映画賞国際コンペティション部門で監督賞を受賞しました。


ドクター・ストレンジ(原題)
12月10日全米公開
マーベル・ユニバース最強の魔法使い、ドクター・ストレンジも映画化されます。詳細な情報はまだ明かされていませんが、ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』で日本でも多くのファンを獲得しているベネディクト・カンバーバッジが主演を務め、監督には『エミリー・ローズ』(2006年公開)など、ホラーやSF映画で手腕を発揮してきたスコット・デリクソンが抜擢されたことが明らかになたています。
スタートレック イントゥ・ダークネス』(2013年公開/予告編はこちら)で、遺伝子改造によって生み出された超人カーンを、特殊メイクやCGに頼らず演技力だけで体現したカンバーバッジだけに、リアリティをもって映像化することが難しく思われるドクター・ストレンジでも演じきれるのではと期待が高まります。

ちなみに小社近刊で、ドクター・ストレンジが登場する作品はこちらです。

デッドプールVol.1:デッド・プレジデント

『アイアンマン』(2008年公開)の大ヒット以降、アメコミ原作映画の快進撃はとどまるところをしりません。今年も注目作が目白押しで、ますます目が離せなくなるアメコミ映画情報を、今後も「アメコミ魂」では追いかけ続けます!

では、今週はこの辺で失礼します!


(文責:山口侘助)