2017年2月28日火曜日

もっと好きになる、SSQ読み切り2タイトル!

「アメコミ魂」をご覧の皆さま、こんにちは!
2月の発売ラッシュ第2弾では、4タイトルが同時リリースされました。
熱心な読者の皆さまにおかれましては、すでに全作チェックしていただけていることと思います。ですよね! 本当にありがとうございます!!

今回はそのうち、スーサイド・スクワッド関連の読み切り2作品をご紹介しましょう。
まずは『スーサイド・スクワッド:デッドショット』について。

スーサイド・スクワッド:デッドショット
ブライアン・ブッチェラート[作]
ビクトル・ボグダノビッチ[画]
定価:本体2,000円+税
◆好評発売中◆


映画でも好評を博した自殺部隊<スーサイド・スクワッド>。そこに所属する“孤高のガンマン”が、デッドショットことフロイド・ロートンです。
彼の単独主演作として描かれる本作ですが、スーサイド・スクワッドのレギュラーメンバーもしっかり登場しており、見どころもいっぱいです。
小社刊『スーサイド・スクワッド』のチームとしての過去作品は、現在下記2冊が刊行されています。こちらもお見逃しなく!

スーサイド・スクワッド:悪虐の狂宴
アダム・グラス[作]
フェデリコ・ダロッチオ他[画]
定価:本体2,000円+税
◆好評発売中◆


スーサイド・スクワッド:バジリスク・ライジング
アダム・グラス[作]
フェルナンド・ダグニーノ[画]
定価:本体2,200円+税
◆好評発売中◆


本作『スーサイド・スクワッド:デッドショット』の脚本はブライアン・ブッチェラート氏によるもので、骨太かつちょっと重めの展開です。
抑えたトーンで登場人物の心の機微を余すところなく描いた、大人向けのハードボイルドといったところでしょうか。もちろん迫力のアクションシーンも盛りだくさん。ハーレイ・クインのかわいらしさもアマンダ・ウォラーの鬼畜ぶりも健在です!
「デッドショットって、ヴィランとはいえちょっと殺しすぎじゃない?」「地味だし、あんまり好きじゃないんだよなぁ」なんて思っている方にこそ、ぜひ読んでみていただきたい作品です。きっとデッドショットのことが好きになっちゃいますよ。

ちなみに。
ルックスなどが似通っていることから、デッドショットとよく比較されるのがデスストロークさんです。

デスストローク
トニー・ダニエル[作・画]
定価:本体2,100円+税
◆好評発売中◆

小社から単独主演作が刊行されたのもデスストロークのほうが先だし、本国での人気や知名度も、やや水をあけられているデッドショット……。しかし、キャラクターの誕生自体はデスストロークが1980年、デッドショットが1950年と、後者のほうがずっと先輩です。舘ひろしさんと同い年ですから、さすがデッドショットさん、渋いわけですよね。
デスストロークの既刊についてはこちらでご紹介していますが、続刊『デスストローク:ゴッド・キラー』も近日発売予定です!


そしてもう一作は『スーサイド・スクワッド:カタナ』です。

スーサイド・スクワッド:カタナ
マイク・W・バー[作]
ディオゲネス・ネベス[画]
定価:本体2,000円+税
◆好評発売中◆

こちらはデッドショットの読み切り作と打って変わって、カタナの女性らしい優しさとまっすぐな正義感が気持ちよい、ヒューマン(?)なストーリーです。
あらすじは下記のとおり。↓↓↓

「小国マルコビアを、カルト教団コブラの侵攻から救う」という任務を与えられたカタナ。事務的に仕事をこなして帰る予定だったが、島の住民に頼られ、スーサイド・スクワッドの面々とも遭遇し、カタナの戦いはいつしか義勇軍の様相を呈してくる。
スーサイド・スクワッドはカタナの味方なのか? カルト教団コブラの真の目的は? 彼らが隠している秘密とはいったい――?
すべてを明らかにするため、暗殺者・カタナが妖刀を振るう!

ハーレイやエンチャントレスといった女性ヴィランとカタナの会話も、女性同士ならではのレア感があって微笑ましく読めます。

スーサイド・スクワッド:カタナ』より


カタナの愛刀・ソウルテーカーの不思議な力や、カタナにとっても重要な存在となるヘイローの登場など、今後にかかわるエピソードもしっかり描かれているため、読み切りとはいえ読み応えも抜群です。

ちなみに。

スーサイド・スクワッド:カタナ』より

かーわいい!
カタナにゴロっている「バカ猫」ちゃん、いったいどんな活躍をしてくれるのでしょうか!
ねこ好きも必読です。


同時発売となったもう一作、気になるアヒルについての記事はこちらへ。

ハワード・ザ・ダック:アヒルの探偵物語
チップ・ズダースキー[作]
ジョー・キノーネス[画]
定価:本体1,800円+税
◆好評発売中◆


さらに新感覚の学園モノ第2巻『ゴッサム・アカデミー:カラミティ』については、このブログで改めてお知らせしますのでお楽しみに!

ではまた!

(文責・鈴木絢子)



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2017年2月21日火曜日

バットマン史上最大の物語「ノーマンズ・ランド」第3巻!

 アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!

 先週15日、バットマン史上最大のエピソード「バットマン:ノーマンズ・ランド」の第3巻が刊行されました! 前巻の刊行からおおよそ2年弱。紆余曲折を経て、ようやっと刊行することができました。これもひとえに、続編の刊行を待ち望んでくださった方々のおかけです!

バットマン:ノーマンズ・ランド3
ジャネット:ハーヴェイ他[作]
セルジオ・キャリエロ他[画]
定価:本体4,000円+税
◆好評発売中!◆



 本書は、1999年からおおよそ1年間にわたって展開された一大クロスオーバー「ノーマンズ・ランド」に、「アズラエル」や「ナイトウィング」、「ロビン」などの周辺エピソードを追加して2011年に刊行された〝完全版〟の第3巻です。


第1巻、第2巻の紹介記事はこちら↓
伝説の一大巨編『バットマン:ノーマンズ・ランド』始動
米DC映像展開まとめと『ノーマンズ・ランド2』!


 ゴッサムシティがアメリカ本土から隔離されるという衝撃の設定でスタートした本シリーズも、いよいよ折り返し地点を過ぎて後半戦に突入。長大な物語(総ページ数2100ページ超!)にも関わらず、決してダレることなくテンションを保ち続けていることは、さすがのひとことです。これはひとえに、脚本陣による巧みなストーリー作りと、シリーズ編集者による計算された構成の賜物といえるでしょう。
 極限状況下に置かれた人間の決断、行動を描いてきた本シリーズ。第3巻では、ヒーロー、ヴィランたちはもちろん、市井の人々の物語も描き出します。その代表的なエピソードを、いくつかご紹介しましょう。



第1話『ザ・キング』
 汚水の濾過装置や風力発電、病原菌や害虫の駆除などの知識や技術によって、困窮している市民を救った謎の男〝キング〟。彼が行方不明になり、その捜索を依頼されたバットマンは、やがて意外な人物へとたどり着く。
 ゴッサムで生まれ育ち、たとえ瓦礫の山と化してもこの街と供に生きることを決意した男の想いが胸を打つエピソード。特殊能力や卓抜した戦闘力がなくても、人はヒーローになり得るということを伝えてくれます。




   
第8~9話『光の当たらない場所で』『ヒーローの条件』
 霊龍団と聖天拳会、2つのギャング団が対立するチャイナタウン。霊龍団の女首領リンクスは、不法移民たちに不当な過重労働を強いる聖天拳会に戦いを挑むが、バットマンの協力を得てもなお、苦戦を余儀なくされる。
 権力者に抑圧された民衆が、やがて蜂起に至るまでの過程。そこにはあまりにも悲しく尊い犠牲が払われることになります。




第12~13話『地下鉄道 第1章/第2章』
 ボック、通称〝ハードバック〟。自警団を組織して、5丁目から15丁目の100ブロックを守る元警官。彼は、未来ある子供たちをゴッサムから逃がすため、ペンギンに危険な賭けを持ちかける。
 自らを犠牲に利他的な行動を取る男、そして悪党として忌み嫌われる人物の意外な人間性の発露。犯罪がはびこるゴッサムシティに住む人々の、様々な想いやドラマが描かれます。




 これら市井の人々を中心としたエピソードの他にも、本書ではバットマンの歴代ヴィランのビッグネームであるジョーカー、ベイン、トゥーフェイスのエピソードも収録されています。秩序が失われたゴッサムシティで自由を謳歌するジョーカー。法への復讐とゴッサムの完全なる壊滅を目指すベイン。そして、その背後に見え隠れする黒幕の存在など、最終巻に向けて物語はますます加速します。

第10話 『コード 第1章:違法行為』より



 ヒーロー、ヴィラン、一般市民、それらの垣根を取り払い、極限状況下に置かれた人々を描くことで、単純な勧善懲悪のストーリーに陥らず、正義の意味や人間の尊厳といった深淵なテーマを浮かび上がらせた本シリーズ。皆さんもご存じの通り、本シリーズは、2012年に公開されたクリストファー・ノーラン監督の映画『ダークナイト ライジング』の底本のひとつに選ばれています。現在のバットマンのイメージを確立した作品の一つですので、ぜひシリーズを通して読んでいただきたい作品です。 次巻はいよいよ最終巻。アメコミ史上に残る、サーガと呼ぶに相応しい大河ドラマを、ぜひお手に取って楽しんでください。
 また、普段はアメコミを読まないけど、映画「ダークナイト三部作」は好きという方にもオススメです。映画のインスピレーションの源泉になった本シリーズをお読みになれば、きっとアメコミの奥深い魅力を感じることができるはずです。

 それでは今週はこの辺で。また来週火曜日にお会いしましょう。


(文責:山口大介)




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2017年2月14日火曜日

しゃべるアヒルと甘いアヒルを楽しもう!

Happy Valentine’s Day!

アメコミ魂をご覧の皆さん! 今日はバレンタインデーですよ!

そして、今日紹介するアメコミは『ハワード・ザ・ダック:アヒルの探偵物語』です。

ものすごい偶然なのですが、私がこれまでもらった数少ないチョコの中で思い出に残っているのがアヒルのチョコです。

ベルギー生まれの有名なショコラティエ、ピエール・マルコリーニの『アニモ キャラメル』というチョコレートなのですが可愛いアヒルの形をしているのです!

「なぜ? アヒル?? 」というインパクトもあったのですが、チョコレートの中に塩キャラメルが入っていて、とにかく美味しいチョコレートです。 まだチョコ買ってないよー! という方、オススメです!!

普通に四角い高級チョコはよくありますが、今年のバレンタインやホワイトデーは一風変わったアヒルチョコをいかがでしょうか。 

さて、そろそろアメコミの紹介をしないと先輩に小言を言われそうなので、本題です!

本日ご紹介するのは、2月22日頃発売の新刊、『ハワード・ザ・ダック:アヒルの探偵物語』です。甘いほうのアヒルではなく、しゃべるアヒルのアメコミです!
ハワード・ザ・ダック:アヒルの探偵物語
チップ・ズダースキー[作]
ジョー・キノーネス[画]
定価:本体1,800円+税
●2017年2月22日頃発売予定●


日本では1986年に公開された映画『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』で知っている人も多いのではないでしょうか。私は小さい頃にテレビで見たような気がする……というくらいで勉強不足だったのですが、改めて映画を見直すと不思議なアヒルの動きだったり、2013年に日本でも公開された某テディベアみたいに葉巻を吸ったり、平気で人をぶん殴ったり、そのドタバタ劇はなぜか印象に残っており、当時感じた不思議な感情を思い出し、懐かしい気持ちになりました。

ハワードが初登場したのは1973年のホラー雑誌『フィアー』#19で、そこから徐々に人気が上がっていき、ジョージ・ルーカス製作で映画化されましたが、残念ながら映画は悪名のほうが残ってしまったようです。

個人的にはくだらないけど笑ってしまうところとか、無駄にリアルな動きや表情の豊かさが逆に気持ち悪いところが大好きなのですが、時代がついて来てなかったと思うことにします。

気になる方はこの名作(迷作?)映画もお楽しみいただくとアメコミとのギャップがあって面白いと思います。


さて、本題です。本書は2015年3月から同年8月まで刊行されたコミックブック『ハワード・ザ・ダック』全5号をまとめた単行本の日本版となっています。

ハワード・ザ・ダック:アヒルの探偵物語』は映画とは設定や内容は異なります。異次元から地球にやってきたハワードは私立探偵を営んでいます。依頼を受ける中で、様々なマーベルヒーローと協力したり、悪と戦ったりするのですが、彼自身に他のヒーローのような超能力があるわけではなく、あくまでしゃべるアヒルとしてハチャメチャな冒険に巻き込まれていきます。その姿はとてもコミカルで報酬ほしさに死ぬほど頑張る彼の執念に呆れながらも最後は意外とまじめに良いこと言ったり言わなかったり… とにかく、気軽に読める内容になっています。

他のアメコミは歴史背景がどうなっているんだっけ?とかこれは何かの伏線なのでは? と考えながら読み進めるのも一つの魅力だと思いますが、本書はそういった難しい話は一切なし! ハワードが巻き込まれていく事件を一匹の毛なしザルとして、ただ楽しめば良いと思います。

また、本書は様々なマーベルヒーローがハワードの協力者として登場します。ハワードの魅力はもちろんですが、有名ヒーローとの掛け合いも本書の大きな魅力の一つだと思います。

ここからは主な登場人物を紹介していきます。
・シーハルク
 本名:ジェニファー・ウォルターズ。ハルクの従妹で、彼から輸血を受けたことで同様の力を手に入れた。弁護士として、事務所を開設していたが同じビルにハワードが引っ越してきた。

・ブラック・キャット
本名:フェリシア・ハーディ。セクシーでキケンな女怪盗。本書ではブラック・キャットが盗んだネックレスが物語のきっかけとなり、ハワードはひどい目に遭うことに……

・スパイダーマン
 本名:ピーター・パーカー。ハワードの個人誌創刊号である『ハワード・ザ・ダック』
#1(1976年1月号)からの仲で、本書でもスパイダーマンとは親しい関係で、メールをやり取りするほどの仲。

・ロケット・ラクーン
 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。ハワードとのコミックでの共闘は本書が初めてですが、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)でハワードがカメオ出演したことがあります。本書では二足歩行する動物としてお互い協力します。
ちなみに、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは2017年5月に映画2作目となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の公開が控えています。

・ドクター・ストレンジ
 本名:スティーブン・ストレンジ。映画『ドクター・ストレンジ』(2017年1月)も公開され、日本でも人気急上昇中。至高魔術師の称号を持つ。本書ではアパンダント・グローブという5つの宝石を集めると持ち主をちょっぴり強力にする武器によって地球が破壊されるのを阻止するためにハワードに協力します。

などなど、他にも一瞬だけどページに写りこんでいるヒーローがいます。自分が好きなヒーローがどこに出ているか探してみるのもいいかもしれません。

下記はその一部です。


※1コマ目にさりげなくデッドプールがいる。小さくてわかりにくいからか胸に「DP」の文字が…笑


※1コマ目。キュートなスクイレルガール登場。モフモフした尻尾がたまらない。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ハワードみたいにダメなところもあるけど面白くて、男気あふれる紳士(?)になれば、チョコレートなんて簡単にもらえるのかも。

でもバレンタインデーを題材にしたハワード作品があったら、きっと1個もチョコもらえないでイラついてるアヒルのシーンから始まるんだろうな。笑

それでは来週火曜正午の更新をお楽しみに!

だれかチョコくれないかなー……

(文責:関谷)

2017年2月7日火曜日

アベンジャーズ&X-MENによる究極のチームアップ第2弾!

「アメコミ魂」読者のみなさん、こんにちは!


先月末に公開しました映画『ドクター・ストレンジ』はもうご覧になりましたでしょうか?

当ブログでも取り上げましたが、ドクター・ストレンジの誕生秘話を描いた『ドクター・ストレンジ:シーズンワン』や、映画の前日譚を収録した『ドクター・ストレンジ:プレリュード』が絶賛発売中ですので是非、映画と一緒にコミックもお楽しみいただければと思います。


さて、今回ご紹介するタイトルは『A+X:アベンジャーズ+X-MEN=最驚』






作品名が示しているとおり、マーベルを代表するヒーローチーム、アベンジャーズとX-MENの人気メンバーが共演するオールスターコミックになります!

それぞれのチームからエントリーされた12組のチームアップ短編集を豪華な作家陣が描くという内容は、アメコミの知識や歴史といった難しいことは気にせず気軽に読み進められるものとなっています。


アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ウルヴァリンといったアメコミ初心者の方にもおなじみのヒーローから、あまりその活躍を目にする機会が少ないちょっとマイナーなキャラクターまでもが登場し、幅広い層に楽しんでいただけると思います。

なお本作はシリーズ第2弾にあたり、第1弾『A+X:アベンジャーズ+X-MEN=最強』は2015年7月に刊行しております。






せっかくですので、第1弾の内容も少し振り返っておきたいと思います。あらすじとともに、登場ヒーローをチェックしてみてください。


時空を超えて、第二次世界大戦期のキャプテン・アメリカとケーブルが出会い、ハルクとウルヴァリンが未来の危機に立ち向かう!

ブラック・ウィドウとローグがセンチネルと戦い、アイアンマンとキティ・プライドとロッキードがブルードと対決……果たしてその結果はいかに!?

ストームとブラック・パンサーが“AvX”での別れ以来、初めて対面する……ガンビットとホークアイが市民を守るために力を合わせ、スパイダーマンとビーストがゾンビを迎え撃つ……さらに、キャプテン・アメリカが問題児クエンティン・クワイアを啓発し、アイアンフィストとドゥープの関係が明かされ、キャプテン・マーベルとウルヴァリンが共闘……そのうえ、ロキとミスター・シニスターがタッグを組む!

いかがですか? みなさんのお気に入りのヒーローは出ていましたか?
なかでも、ロキとミスター・シニスターがタッグを組むというヴィランのチームアップ作品にも注目ですね。


そして、2巻目に登場する全チームアップをヒーローと各ストーリーの簡単なアウトラインと合わせて一挙ご紹介!
今回も豪華なメンバーが勢揃いです!


アイアンマンビースト
億万長者の実業家トニー・スタークと天才科学者ハンク・マッコイが、ハルク対策としてシールドが開発したハルクバスター風メカの暴走に巻き込まれ……!?


マイティ・ソーアイスマン
アスガルド出身の雷神と生ける氷と化すボビー・ドレイクが霜の巨人こと、ユミルに挑む!
常に冷静で、どんな局面においても真面目で硬派なソーとおしゃべりで緊迫した状況でも冗談を言うアイスマンの対比も見逃せません。


スパイダーウーマンキティ・プライド
ジェシカ・ドリューと別名シャドウキャットのキティ・プライドという女性チームにロッキードという竜型のエイリアンがあたる任務とは!?
いつも半裸なあのキャラクターが登場します! その半裸姿を見て、キティ・プライドがアメリカのロックスターに例える場面は個人的にツボです(笑)。
そのロックスターとは? ぜひ本書で見つけてください。 (ヒント:ライブでの過激なパフォーマンスはもはやレジェンドです。名前はすごくポップなんですが……。)


ホークアイデッドプール
アベンジャーズの活躍で、知名度も上がったホークアイことクリント・バートンと組むのは……そう、デッドプール!
この二人、一緒に何かを行うと必ずトラブルに見舞われますが今回はどうでしょう!?
ホークアイとデッドプールの共演作として、発売中の『ホークアイ VS. デッドプール』も要チェック!


キャプテン・アメリカウルヴァリン
アベンジャーズとX-MENの両エースが思いもよらない相手と戦うことに!
口の悪いウルヴァリンが、キャプテン・アメリカのシールドを指して“星印のフタ”って呼んでます……。


ドクター・ストレンジクエンティン・クワイア、ピクシー、アイボーイ
1巻にも登場した学園の問題児クエンティン・クワイアと、空間移動などの魔術を使えるピクシー、人には見えないものを見ることができるアイボーイの三人がグリニッジ・ビレッジにある“至高魔術師”ドクター・ストレンジの家である、サンクタム・サンクトラムに侵入し宝探しをしようってことに。
だが彼らが目にした光景とは!?


ブラック・ウィドウファントメックス
アベンジャーズからはスーパースパイのブラック・ウィドウとX-MENは大泥棒のファントメックスが母なる大地であるロシアを舞台に活躍!


スカーレット・ウィッチドミノ
本名ワンダ・マキシモフことスカーレット・ウィッチが地球を救うという大ミッションに一緒に挑み協力するのが、幸運を引き寄せるX-レディのドミノ。
地球の存続をかけた、このミッションに二人はどう立ち向かう!?


マイティ・ソーマジック
X-MENのコロッサスの妹であるマジックが登場! ソウルソードの使い手である彼女と魔法のハンマーを持つ雷神が共闘!


スーペリア・スパイダーマンサイクロップス
本作のスパイダーマンは、宿敵ドクター・オクトパスことオットー・オクトビアスに肉体を乗っ取られたスーペリア・スパイダーマン!
強烈なオプティック・ブラストを放つX-MENのサイクロップスがご対面!


ワンダーマンビースト
イオン・パワーを操るアベンジャーズのワンダーマン、X-MENの毛むくじゃらビーストの二人による旧友の再会というストーリー!
男同士の友情を再確認する一夜の出来事は心温まる展開!


キャプテン・アメリカジュビリー
ラストを飾るのは、やっぱりこのヒーロー! キャプテン・アメリカ!
彼がパートナーに選んだのはミュータントから吸血鬼に驚きの転身をしたジュビリー!



以上、12組をざっとご紹介してきましたがどれも1話ごとに完結するストーリーとなっておりどこから読んでも楽しめる内容になっています。

また、本書を読むだけでマーベルユニバースにおけるいろいろなヒーローのことを知ることができるはずです。


『A+X:アベンジャーズ+X-MEN=最驚』は来週、2月15日頃発売予定です。


他では見ることのできない、オールスターによる“夢の共演”を本書を手に取っていただきお楽しみいただければと思います!


それではまた次回に。


(文責:渡辺)