2017年6月20日火曜日

世界最凶の追跡劇『デスストローク:スーサイド・ラン』



アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!

今週ご紹介するのは、6月7日に発売された『デスストローク:スーサイド・ラン』です。

デスストローク:スーサイド・ラン
トニー・S・ダニエル他[作]タイラー・カークハム他[画]
定価:本体2,100円+税
◆好評発売中!◆


世界最強の傭兵にして暗殺者、デスストロークことスレイド・ウィルソン。DCコミックスきってのアンチヒーローの最新刊です。

前巻『デスストローク:ゴッド・キラー』では、なんと神の暗殺をやってのけたスレイド。さすが“世界最強の傭兵”の異名は伊達じゃありません。

デスストローク:ゴッド・キラー
トニー・S・ダニエル他[作]タイラー・カークハム他[画]
トム・モリー他[彩色]
定価:本体2,100円+税
◆好評発売中!◆

今回は、そんな彼の過激な追跡劇が繰り広げられます。

DCユニバースでもトップクラスの戦闘能力を誇る彼の唯一の泣きどころ、それは愛娘ローズと愛息ジェリコ、二人の子供たちでした。自分の命と引き替えにしても構わない存在ローズが行方を消し、追跡劇が始まります。ということで、まずは本作のあらましからご紹介します。

▼あらすじ▼

デスストロークことスレイド・ウィルソン。最強の傭兵にして暗殺者。彼の手にかかれば、どんな標的も逃げることはできない。そんな彼の娘ローズが姿を消した。失踪の鍵を握るのは、スーサイド・スクワッドきっての問題児ハーレイ・クイン。かくしてスレイドは、娘の行方をハーレイから聞き出すため、ベル・レーブ収容所に潜入する。しかしそこで待っていてのは、血に飢えたメタ・ヒューマンやスーパーヴィランたちだった。血で血を洗う追跡劇の果てに、どんな結末が待っているのか!?


▲あらすじ▲


他のヒーローコミックスとは、ひと味もふた味も違うハードコアでハードボイルドな魅力を持ったデスストローク。前巻、前々巻に続いて本作でも、ひとコマごとに血しぶきが読者に届きそうなバイオレンスアクションが展開されます。ではここからは、その魅力を中面とともに紹介します。

物語冒頭、ベル・レーブ収容所(※スーサイド・スクワッドの面々が収容されているメタヒューマンやスーパーヴィラン専門の刑務所)への侵入を試みるスレイド。その目的は?


スレイドの目的、それはスーサイド・スクワッド最狂の問題児ハーレイ・クイーン。ローズが行方をくらませた家に残されていた死体、そこにはハーレイからと思しきメッセージが残されていたのでした。


スレイドの侵入によって、ベル・レーブ収容所のセキュリティシステムが破綻。それに乗じて凶悪なメタヒューマンが逃亡します。その名は「スネーク・バイト」。


そこから物語は展開し、レックス・ルーサーの思考をコピーしたAIが搭載されたロボット、レックスボットやビザロと思しきクリプトン人のクローン、さらにはレッドフードとの激闘が繰り広げられます。





ノンストップで展開されるアクションの果てに、デスストロークが目にするものとは……それは本編を読んでお確かめください。

さて、アメコミ初心者にはあまりなじみのないデスストロークですが、これまでドラマ『ARROW/アロー』やゲーム『バットマン:アーカム・ナイト』などに登場し、日本でもフィギュア化されるなど、マニアの間では知られた存在です。今後、DCエクステンデッド・ユニバースの展開次第では、映画への登場も想像に難くないキャラクターですので、今からコミックでチェックしておくことをオススメしいたいと思います。

それでは今週はこの辺で。また来週お会いしましょう!

(文責:山口)


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