アメコミ魂をご覧のみなさま、こんにちは。
前回のブログからだいぶ時間が空いてしまいました……。
気づけば長かった梅雨も終わり、猛暑の時期を過ぎ、なんだか急に涼しくなり……。
かなり時が経ってしまったなと思います……(笑)。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
先日、本国のDCコミックス主催によるオンラインイベント『DCファンドーム』が開催されました。読者の方にも「深夜2時にモニター前に張り付いていた!」という方がいらっしゃると思います。
なんと「あまりにも膨大なコンテンツを1日では見ることができない! 2日開催にしよう!」と直前に判断された今回のイベント。新作映画やコミックの新シリーズ発表など、コンテンツのボリュームも盛りだくさんでしたね……!
第2弾「ディスカバー・マルチバース」は、日本時間9月13日午前2時より開催予定です。この日は日本オリジナルのコンテンツ配信もあるそう。
またしても深夜2時スタートという挑戦的な時間ですが……!(笑)
こちらも目が離せませんね!
さて、前置きはほどほどに……。
今回のアメコミ魂は9月17日(木)発売、GN COLLECTIONシリーズ第3弾!
『ティーン・タイタンズ:レイブン 失われた記憶』についてご紹介します。
◆『ティーン・タイタンズ:レイブン 失われた記憶』あらすじ
悲劇的な事故により、記憶を失った少女レイチェル・ロス。
不安な日々を過ごしていたが、新しい家族や友達に支えられ、少しずつ事故のショックから立ち直ろうとしていた。だがその矢先、周囲で不可解な現象が起こり始める。
どうやら自分の過去が関係しているらしい――そう感じたレイブンは、これまで目をそむけていた自分の過去や秘密……内に秘めた闇と向き合う決意をする。
はたして彼女を待ち受ける運命とは……?
ニューヨーク・タイムズベストセラー作家カミ・ガルシアが手掛ける、
自分や他人を信じる勇気を教えてくれる物語。
◆みどころ①:レイブンを独自の解釈で描く、まったく新しいストーリー
これまでのGN COLLECTION『ハーレイ・クイン:ガールズ・レボリューション』、
そして『ワンダーウーマン:戦禍を呼ぶ者』は、
どちらも正史とは異なるキャラクターとストーリーが特徴の作品。
今回の『ティーン:タイタンズ・レイブン 失われた記憶』も同じく、レイブンというキャラクターの特徴(生い立ちやビジュアルなど)はそのままですが、まったく新しいキャラクターとして描かれています。
今回は冒頭のシーンを少しお見せしながら、
ストーリーのみどころをご紹介したいと思います!
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17歳の少女レイチェル・ロス(レイブン)は、
ある日養母のビビアンとともに交通事項に遭ってしまう。
なんとか一命はとりとめたものの、ビビアンは亡くなり、
レイブンの記憶も失われてしまった。
そんなレイブンを引き取ってくれたのは、ビビアンの姉、ナタリア。
ナタリアとその娘マックスに迎えられ、レイブンの新しい生活が始まります。
友達もでき、新しい学園生活に慣れはじめたころ、
ある日突然レイブンの頭の中に誰かの「声」が響くように……。
同時に、レイブンが願ったことが実現してしまう不可解な現象が起きてしまいます。
この力の正体は?
そして隠されたレイブンの過去とは……?
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作者はニューヨーク・タイムズベストセラー作家のカミ・ガルシア。
日本でも公開された映画『ビューティフル・クリーチャーズ 光と闇に選ばれし者』の
共著者のひとりで、本国でも人気の作家です。
カミ・ガルシア自身も「DCヒーローに共感し、生きてきた」と語っているそう。
そんな彼女ならではの目線で、新しいレイブンが描かれています。
作画はガブリエル・ピコロ。ブラジル出身のアーティストです。
力強い筆使いとワントーンで描かれたアートがとってもおしゃれ。
物語に華と深みを与えています。
◆みどころ②:レイブンの恋模様にも注目……!?
今回の物語のキーパーソン、レイブンと同じ高校に通う少年、トミー。
レイブンに近づき、声をかけてきますが、彼は一体何者でしょうか?
記憶を失ったり、養母を亡くしたりと、つらいことが続いていたレイブン。
しかし彼女も17歳の少女。気になる子と二人で会ったり、
メッセージのやりとりに心を踊らせたり……。
まさに青春なひとときを過ごす姿に、なんだか胸キュンしてしまいます。
トミーはレイブンの運命にどう関わってくるのか?
ぜひ注目してみてください!
◆みどころ③:読み切りだから入門書にもおすすめ!
GN COLLECTIONの特徴のひとつ、それはすべての作品が読み切りであること。
本作ももちろん1冊で完結する読み切り作品なので、
予備知識がなくてもすらすら読めちゃいます!
しかし、DCファン、レイブンファンの方にはニヤリとする演出も……。
正史のレイブンとは設定が異なりますが、もちろんファンの方にもおすすめの作品です!
(個人的にはこの1冊をきっかけに、レイブンのことをもっと知ってもらいたい! と強く思っています……!担当編集としてかなりおすすめです!)
◆これは、自分を信じる力を教えてくれる物語。
17歳の少女が記憶を失い、自分や母のことはもちろん、
自分の好きな音楽も、好きなチョコバーの味も分からない……。
「自分は何者なのか?」「自分も他人も信じられない」
なんだかティーンネイジャーらしい悩みだなと思いますが、
似たような気持ちを抱えたことがある方もいらっしゃるかと思います。
そんな悩みを持つ少女が今の自分を受け入れてくれる存在に出会い、
「強くなりたい」と願い成長していくさまは、
大人になってしまった私達にも勇気を与えてくれます。
ぜひ、レイブンの成長物語を楽しんでいただけると嬉しいです!
ご予約はこちらから!
それでは今日のアメコミ魂はここまで。
次回の更新もよろしくお願いします。
(文責:松本)
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