2020年5月27日水曜日

強くて個性的で魅力的!女性ヒーローに注目!【MARVEL編】


アメコミ魂をご覧のみなさま、こんにちは!

暑い日が続いたり、寒い日が続いたりと気温に振り回されがちな毎日ですが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
個人的には夏が好きなので早く暑くなってほしいのですが、その前に梅雨がくるのか……と思うと憂鬱です……。

そんな話はさておき……。
今週のアメコミ魂は、以前ご紹介した『女性ヒーロー特集』MARVEL編!
それではいってみましょう!

▐ 映画化も決定! ブラック・ウィドウ

■マーベル・シネマテーク・ユニバース ガイドブック 



大人気のマーベル・コミックを原作とした映画シリーズ「MCU」。
これを読まずしてMCUは語れない!

2014年公開の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』から、2017年公開の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』に至る、観客を興奮の渦に巻き込んだすべての作品に登場する主要人物や組織、用語など一挙紹介!
豊富なビジュアルや各作品の原作イラストのほか、映画内では明かされなかった情報も新たに収録。映画ファンはもちろん、アメコミファンも必読の1冊!

MCU」を総復習!
この一冊で、次回作のフェーズに備えよう!!

映画化も決まっているMARVELの人気キャラクター、ブラック・ウィドウ。
(残念ながら延期となっていましたが、米国では11月に公開が決まったそうです)

本作はコミックではなく、MCU作品を解説しているガイドブックになりますが、
公開を控えている映画の予習にもオススメです!

残念ながら掲載している作品は『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』以降の作品になるのですが、かなりの情報量で、読み応えはばっちりですよ!

▐ MARVEL最強女性ヒーロー! キャプテン・マーベル

■キャプテン・マーベル



キャロル・ダンバースが新たなキャプテン・マーベルとして帰ってきた!
亡き先人の遺志を継ぎ、その名に恥じぬ活躍を見せるために。

だが、彼女はキャプテン・マーベルの称号を受け継ぐことに戸惑いを感じていた。
そこには、初代キャプテン・マーベルで知られる偉大なるクリー人戦士マー=ベルからその名を奪ってしまったという罪悪感や、彼女の進路を決定づけた憧れの女性パイロットで、火災事故で亡くなったヘレン・コブへの未練など様々な思いが入り混じっていた。

ヘレンを弔った後、キャロルが彼女の飛行機を操縦していると、
時空を超えるという不可思議なことが起こった。

過去にさかのぼったキャロルは、歴史を改変しかねない波乱に巻き込まれ、
謎の巨大兵器と戦い、そして、ついには若き日のヘレンと
対面することになるのだが……。

キャプテン・マーベルのことを知るには、まずこちら!
2019315日に公開された映画『キャプテン・マーベル』に合わせて刊行された作品です。

こちらは初代キャプテン・マーベルからその名を受け継いだ、キャロル・ダンバースが主役の物語。
どうしてキャプテン・マーベルの名を名乗るようになったのか、どうしてその力を得たのか……。彼女のことを知る入門書としてぴったりの一冊です。

■マーベル・ミャオ



本作『マーベル・ミャオ』の主人公は、あのキャプテン・マーベルの飼い猫チューイ!
マーベルの公式instagramに突如アップされ、注目を浴びた話題のコマ漫画『マーベル・ミャオ』が、ほぼ全編描き下ろし&日本オリジナル編集で、ついに単行本に!

スパイダーマン、アイアンマンなどのおなじみのヒーローたちから、サノス、ギャラクタスなどのこわもてヴィラン、タスクマスター、デッドプールなど人気の個性派キャラまで!
気まぐれキャットに翻弄されるマーベル・ヒーローたちの新たな魅力がたっぷり詰まった一冊です。

こちらはキャプテン・マーベルの飼い猫チューイ(映画ではグースという名前でしたが、原作ではチューイという名前で登場します)が主役!
日本人作家藤ナオさんによる、かわいらしいサイレントコミックです。

頼れるヒーロー、怖いヴィランも猫ちゃんにはかなわない……。
かわいいチューイがたまらない、ページをめくるたびあたたかい気持ちになれる、絵本のような作品です。

▐ 別世界のスパイダーウーマン! スパイダー・グヴェン

■スパイダー・グヴェン



ピーター・パーカーが人生で最も愛した女性、グウェン・ステイシー。
なんと彼女がスパイダーマンに!?
旋風を巻き起こした新キャラクター“スパイダーグウェン”待望のスピンオフ・シリーズ!
舞台は別の時間軸の世界。
放射能を浴びたクモに噛まれ、ヒーローになった女子高生グウェン・ステイシー。
学校生活やバンド活動、家族、友情、そして皆を守るための戦い。
波乱に満ちたグウェンの冒険が始まる!

舞台は別の時間軸の世界。放射能を浴びたクモに噛まれ、ヒーローになったピーター・パーカーの恋人、グウェン・ステイシーの物語。
正史とは異なる世界になりますが、正に「女性版スパイダーマン」の活躍を描いた作品になります。

アメコミらしいバトルも満載ですが、本編を通して描かれるグヴェンのかわいらしさが見どころ!
年頃の女の子らしい一面を見せるグヴェンが、ひとりのヒーローとして、そして人間として成長する過程を楽しむことができますよ。


MARVELもDCに負けず劣らず、個性的なキャラクターがたくさん!
こういった視点でアメコミを集めてみるのも楽しいかもしれませんね!

最後に……。6月の新刊情報をお届けします!

■6月1日発売『スーパーマン:イヤーワン』

スーパーマン:イヤーワン
AB判変・並製・216頁・本文4C
本体3,200円+税

フランク・ミラーの紡ぐ、スーパーマン誕生譚の序章。
こちらは試し読みも公開しております!
ぜひこちらのリンクからチェックしてみてください!

■6月18日発売『ハーレイ・クイン:ガールズ・レボリューション』

ハーレイ・クイン:ガールズ・レボリューション
A5判・並製・200頁・本文4C
本体2,200円+税

ティーンエイジャー、ハーレイ。世の不条理に立ち向かう!
本国で高い評価を受けたDCグラフィックノベルシリーズがついに邦訳。
正史とは異なる世界に生きるハーレイの物語をぜひご覧ください!


今週はこのあたりで。
それでは!

(文責:松本)


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2020年5月12日火曜日

厚みはなくても濃密な内容! 初心者もおススメ、薄いアメコミをご紹介!



アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは。

ゴールデンウィークが明け、急に暑くなってきましたね。最近では気温が30度近い日もあり、もう夏が来たのかと錯覚してしまいます。今年の夏はマスクをしないといけなくなるのでしょうか……。

以前『おうち時間に大ボリュームのアメコミはいかが?』という記事にて、ページ数が多い(分厚い)アメコミをご紹介させていただきました。今回はその反対にページ数の少ない(薄い)アメコミをご紹介させていただければと思います!

▐ 80ページに詰め込まれた悪夢 『バットマン:キリングジョーク』


最初にご紹介するのは、皆さんもうお馴染み(?)の大人気タイトル『バットマン:キリングジョーク 完全版』です。


▲『バットマン:キリングジョーク 完全版』書影

2010年に刊行してから2020年4月までに14回も重版を重ねてきた、大人気の名作タイトルです。ページ数は80ページと、ShoPro Booksの邦訳コミックスの中では一番の薄さを誇ります。しかし、内容はとんでもなく濃密なタイトルです。


▲ページは一番少ないですが、
上製本なので実は96ページの兵法入門より厚みがあります。


ライターは『ウォッチメンや『プロメテア』でお馴染みの、鬼才アラン・ムーア。DCコミックスのヴィランの中で、最も有名ともいえるジョーカー。彼は一体どのようにして生まれたのか。アラン・ムーアによって描かれる犯罪界の道化王子のオリジンは、まさに必見です。


モノクロのようなページとカラーページで描かれる、ジョーカーの過去と現在。売れないコメディアンであった彼は、どのような過去からジョーカーに成り果てたのか。アメコミ初心者の方にもぜひ読んで頂きたい名作です。





また、この売れないコメディアンが犯罪界の道化王子へと変貌するという内容は、昨年公開された映画『ジョーカー』の下敷きにもなったはずです。映画で興味を持ったという方や、ジョーカーが好きになったという方にもぴったりの作品です。


▐ デップー先生、作家デビュー?『デッドプールの兵法入門』


お次にご紹介するのは、これまた大人気を博したタイトル『デッドプールの兵法入門』です。

▲『デッドプールの兵法入門』書影

一目ではアメコミとはわからないのではないか、と思えるような斬新なカバーアート。感じられる古代中国味、崖から孫子をけり落とす我らがデップー。96ページとShoPro Booksの邦訳アメコミでは2番目に薄いものになりますが、デッドプールのとんでもない暴れっぷりで、そんなことも感じさせない濃密な内容です。


開幕早々、古代中国で孫子をサクッと殺害するデップー。そこで彼は後の世界でベストセラーになる兵法書『孫子』のテキストを発見します。




こいつで一発ベストセラーを出して一儲け! と企むデップーは早速大手出版社にこの企画を持ち込みますが、帰ってきた返事はNO。既にベストセラーになっている『孫子』の新訳なんて何の価値もない、と一蹴されてしまいます。





そこでデップーがひらめくのは「本を出版したときに世界で戦争が起きてればうれんじゃね?」というはた迷惑なアイデア。そして「全世界が戦争に巻き込まれるためには、神に戦争を起こしてもらえばいいな?」ということでロキをそそのかしてアスガルドを征服。そこから人間界まで巻き込んで大戦争が始まってしまいます! 




果たしてこの迷惑な戦争の行方は? そしてデッドプールは無事にベストセラー作家になれるのか? アメコミに詳しい方も、そうでない方も楽しめるおススメタイトルです。


▐ デップ―先生、新たなシンビオートの誕生『スパイダーマン:ヴェノムVS. カーネイジ』


最後にご紹介するタイトルは、最近映画の公開日も決まり話題となったキャラクターが登場する『スパイダーマン:ヴェノムVS. カーネイジ』です。


▲『スパイダーマン:ヴェノムVS. カーネイジ』書影

こちらもページ数は96ページと短いですが、ページをめくるたびにクレイトン・クレインの美麗なアートに圧倒されます。最近、映画『Venom: Let There Be Carnage (ヴェノム: レット・ゼア・ ビー・カーネイジ)』の全米公開日が2021年6月25日に決まったというニュースもあり、ヴェノムとカーネイジに注目が集まったのではないでしょうか。本書ではそんな二体のシンビオートを存分に堪能することが出来ます。




物語はヴェノムとカーネイジ、二体の凶悪なシンビオートが戦いから始まります。熾烈な戦いから離脱したカーネイジは、その先でパットという警官に遭遇。カーネイジは彼を幼生の宿主に選びます。




自らに寄生したシンビオートの破壊衝動に抗う、正義感の強いパット。そして彼に寄生した共生体を始末しようと企むヴェノムとカーネイジ。3体の強力なシンビオートの争いを、我らがスパイディは食い止めることが出来るのか? ぜひその目でご確認ください。


ここまで紹介したアメコミは、実はどれも重版している人気タイトルです。薄いからといって内容が薄いなんてことは決してなく、その中に魅力的なストーリーやアートが詰め込まれています。先日刊行した『ワンダーウーマン:ヒケテイア』もですが、初心者でも読みやすい名作が多くあるので、ぜひチェックしてみてください。


それでは、本日はここまでです。
来週もよろしくお願い致します。


(文責:比嘉)
TM & © 2020 DC Comics. All Rights Reserved.


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2020年5月5日火曜日

人気タイトル勢揃い。4月重版タイトルを一挙ご紹介!



アメコミ魂をご覧のみなさま、こんにちは!

5月に突入しましたね。最近は暖かい日も増えて、春を通り越してもう夏だな~なんて思う今日このごろです。

先月は今年の刊行タイトルをみなさまにお伝えしましたが、今日のアメコミ魂では「4月の重版タイトル」をストーリーとともにご紹介したいと思います。

中には何回も重版されているタイトルもあり、この記事を読めば人気の売れ筋邦訳アメコミを一気に知ることができます! ぜひご覧ください!


▐ DC編

バットマン・メタル:ライジング




【STORY】
マルチバースとして知られる52の並行世界の底にくすぶる、負の世界ダーク・マルチバース。そこには上の世界の恐怖によって形作られた、無数の倒錯した現実が渦を巻いている。

しかし崩壊を待つばかりの腐敗した悪夢の領域において、各世界のバットマンはなんとか生き残ろうとあがいていた。それぞれの現実でヒーローたちを全滅させた忌まわしきダークナイツが、闇の神の手引きで我々の世界のジャスティス・リーグに魔の手を伸ばす。ブルース・ウェインの潜在的な恐怖から生み出された彼らは、ヒーローたちを封じるために選ばれていた。

スピードスターとなったバットマン、軍神バットマン、ドゥームズデイ化したバットマン、パワーリングを身につけたバットマン、ジョーカーに毒されたバットマン…最悪のバットマンたちがここに集結!

名作と名高いスコット・スナイダー作「メタル」シリーズのスピンオフ!
「メタル」に登場した各世界のバットマンのオリジンを描いた作品になります。

その生い立ちとビジュアルから人気を誇る「嗤うバットマン」のほか、並行世界に住む様々な悪のバットマンたちのストーリー。「メタル」の外伝的な内容となりますが、ダークヒーローが好きな方にはぜひ読んでいただきたい内容です。

ウォッチメン



【STORY】
“金曜の夜、ニューヨークで一人の男が死んだ―”1985年、核戦争の危機が目前に迫る東西冷戦下のアメリカで、かつてのヒーローたちが次々と消されていた。これはヒーロー抹殺計画のはじまりなのか?

スーパーヒーローが実在する、もうひとつのアメリカ現代史を背景に、真の正義とは、世界の平和とは、人間が存在する意味とは何かを描いた不朽の名作。アメリカン・コミックスがたどり着いた頂点がここにある。

全ページ再カラーリングに加え、48ページにわたる豪華資料を収録した完全改訂版。SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞し、タイム誌の長編小説ベスト100にも選ばれた、グラフィック・ノベルの最高傑作。

「ウォッチメン」は2009年の刊行以来多くの方に愛され続けているタイトル。2019年には本国でドラマ化もされ、根強い人気を誇る作品となっています。

ボリュームがあるため、初心者の方はなかなか手が出しづらい作品ではあるかと思います。しかし今作だけで完結しており事前知識もいらない作品のため、読み込んでいくとその魅力に取り憑かれること間違いなしですよ!

それでもちょっとハードルが高いな……という方は、ドラマと一緒に見ることをおすすめします! 日本でも配信が始まっているので、おうち時間のお供にいかがでしょうか?

バットマン:キリングジョーク




【STORY】
最悪の一日が、幕を開ける―。

アーカム精神病院からゴッサム最凶の犯罪王ジョーカーが消えた。脱獄に成功したジョーカーは、ゴッサム市警本部長ゴードンを拉致し、フリークスの集まる遊園地で、ある実験を試みる…。絶望的な状況下において、人はどこまで正気でいられるのか? そしてジョーカーを狂気に駆り立てる「過去」とは?

アメコミ界の異端児アラン・ムーアが、ジョーカー誕生の秘密を暴く!! 全編再カラーリングに加え、特典としてブライアン・ボランドのカバーギャラリー、隠れた名作『罪なき市民』を収録。

昨年の大ヒットが記憶に新しい映画「JOKER」。
『バットマン:キリングジョーク』はそんなジョーカーのオリジンとも言える作品です。

作者は「ウォッチメン」を手掛けたことでも有名なアメコミ界の巨匠、アラン・ムーア。
ページ数は80ページと他のアメコミに比べ少なめですが、1ページごとの密度が濃く十分な満足感が得られる作品となっています。

ジョーカーの発するジョークひとつひとつが面白く、読んでいて引き込まれること間違いなし。この機会にぜひ手にとっていただきたい一冊です。

▐ MARVEL編

マーベルズ




【STORY】
太平洋戦争前夜、野望に燃えた若者達がいた。カメラマンを目指すフィル・シェルダンもその一人だ。しかし、突如現われはじめた超人類達の存在が、彼の人生に大きな影響を及ぼしていく。その人智を超えた力に驚愕し、脅威と戦う姿に熱狂し、やがて人類を脅かす可能性に戦慄する…。

我々を遙かに超えた力を持つ存在“マーベルズ”は、人類に何をもたらすのか!? リアリスティックな視点が冴えるカート・ビュシークの脚本と、全てのコマが芸術の域にまで達したアレックス・ロスのアートが生み出した至高の傑作を見よ!!

タイトルの『MARVELS』とは、「驚嘆すべき者達」のこと。
“アベンジャーズ”や“X-MEN”ファンタスティック・フォースパイダーマンといったスーパーヒーローたちが登場する中、主人公のフィル・シェルダンは普通のカメラマン。

本作は、いわゆる“一般人”であるフィルが、カメラマンという仕事を通して「マーベルズ=驚嘆すべき者達」の姿を見つめていくことで描かれていきます。

ストーリーはもちろん、特に注目したいのはアレックス・ロスによるアートの美しさ!
1コマ1コマがとにかく美しく、今作を芸術作品と呼ばれるレベルに引き上げています。

また、MARVELキャラクターが多く登場しますが、予備知識がなくても楽しめるのが本作の特徴。映画から入ったばかりのアメコミファンの方にもオススメです!

スパイダーマン:ブルー




【STORY】
始まりはあの瞬間だった―グウェン・ステイシーとメリー・ジェーン、美女2人の間で揺れ動くピーター・パーカー。『スパイダーマン』の名エピソードを人気コンビが鮮やかに描く

今作はスパイダーマンであるピーター・パーカーの内面に焦点を当てた一冊。
どちらかと言うとアメコミらしいバトルは少なめで、タイトルにもある“ブルー”が似合う、どこか物悲しいストーリーが特徴となっています。

表紙デザインもタイトルにあわせ、ブルーを基調としたもの。
ピーター・パーカーの揺れ動く心を思いながら、ぜひ読んでいただきたい作品です!

スパイダーマン:ブランニュー・デイ 1




【STORY】
『ブランニュー・デイ』では、スパイダーマン/ピーター・パーカーの人生に新しいキャラクターが数多く登場する。

まずは残虐非道な謎の男ミスター・ネガティブ。悪魔のような部下を引き連れ、伝統あるマフィア一家を皆殺しにしようと狙っている。彼を阻止することがスパイディの最優先事項だが、はたしてそのために支払う代償とは? ミスター・ネガティブとの対決が一段落すると、今度は怪人メナスが現れる。メナスがグライダーに乗っているのは偶然なのか、それとも、恐るべきグリーン・ゴブリンとなんらかの関わりがあるのか? また、政府に認可された正式な新ヒーローがニューヨークに現れる。だが、そのセクシーなスーパーヒロイン、赤毛のジャックポットの正体とははたして誰なのか? さらに、ピーターのせいでJ・ジョナ・ジェイムソンが心臓麻痺をおこして入院している間に、デイリー・ビューグルが新しい発行人デクスター・ベネットに乗っ取られてしまう。はたしてこれは幸運か、それとも

本書は、マーベルの人気キャラクターをリニューアルした『ブランニュー・デイ』の最初の6冊をまとめたものである。

こちらもスパイダーマンの作品。2012年に刊行された『スパイダーマン:ワン・モア・デイ』の続編にあたるシリーズものになります。

スパイダーマンにおける大きなイベントである『スパイダーマン:ワン・モア・デイ』によって“再始動”したピーター・パーカーの世界。全3巻のボリュームのある作品となります。

話の内容はどちらかというと重め。
しかし、そんな雰囲気とは裏腹に、軽快でユーモラスな語り口で話がどんどん進むので、とても面白く読める一冊です。スパイダーマンファンの方にはオススメですよ。


▐ 長く愛される、重版タイトル

以上が4月に重版となったタイトルになります。
中には少し前に刊行したものもありますが、長く愛されるタイトルがあることはとても嬉しいですね!

これからも長く愛されるタイトルをみなさまにお届けできるよう、編集部一同頑張りたいと思います!(重版タイトルのリクエストなどもお待ちしております!)


(文責:松本)
TM & © 2020 DC Comics. All Rights Reserved.


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