2018年2月21日水曜日

『スパイダーマン/デッドプール:サイドピース』ほか4作品同時発売!



「アメコミ魂」読者のみなさん、こんにちは!

まだまだ寒い日が続いておりますが、2月の新刊アメコミは激アツです!

小社のTwitter等ではすでに告知しておりますが、改めて本日発売(地域によって数日の誤差がございます)の新刊アメコミ4タイトルをご紹介します。お気に入りの作品があれば、ぜひお買い求めください!



『スパイダーマン/デッドプール:サイドピース』

過去に二人が共演した作品を集めたシリーズ第一弾(原書のナンバリングは“Vol.0”)の『スパイダーマン/デッドプール:プロローグ』、新たな物語が始まったシリーズ第二弾(原書では“Vol.1”)の『スパイダーマン/デッドプール:ブロマンス』に続き、シリーズ第三弾(原書では“Vol.2”)となるのが本書になります。

『スパイダーマン/デッドプール:ブロマンス』の続きが気になる人が多いとは思いますが、“あの”物語の続きは第四弾『スパイダーマン/デッドプール:イッツィ・ビッツィ(仮)』(原書では“Vol.3”)で展開されるので、もうしばらくお待ちください。とはいえ、本書はとても愉快な短編集ですので、スパイディ&デップーファンの人は必読です。

『スパイダーマン/デッドプール:サイドピース』
スコット・オーカーマン、ジェリー・ダガン他[作]
ライリー・ブラウン、スコット・コブリッシュ他[画]/高木 亮[訳]
B5判変・並製・120頁・本文4C
定価:本体2,000円+税
ⓒ 2018 MARVEL


なんと、スパイディとデップーのペアルック姿も収録! 原書を読んでる人はご存知かもしれませんが、なぜこのようになったのかはぜひ本書で確かめてください!


小社では購入者特典を付けることが多いのですが、今回のシリーズにも毎回特典を付けていました。第一弾では「紙製のオリジナルミニうちわ」、第二弾は「紙製のガーランド」でした。「そんなチープな特典はいらない!」というご指摘もたまにはいただくのですが、読者さんからも書店さんからも好評なので、今回も考えました。

今回は……「トントン相撲セット」です。これこそ「いらないよ!」と叱られそうですね(汗)。我々としては、ちょっとでも笑っていただければこれ幸いと考えております。この不思議な特典を配布していただける対象書店さんを知るには「コチラ」をご参照ください。




『バットマン:ノーマンズ・ランド4』

さて、次に紹介するタイトルは、読んでいる途中で思わず「フゥーッ」とため息をつきたくなる一大巨編の最終巻『バットマン:ノーマンズ・ランド4』です。本書の第1巻は2014年刊行ですので、約1年に1冊のペースで刊行してきたことになります。

かくにもここまでお付き合いいただいた、またはお付き合いいただける読者さんには感謝の言葉しかありません。そして、ものすごいボリュームの本シリーズを最終巻まで訳していただいた翻訳者さんにも感謝ですね。「完結してから一気読みする」という読者さんがおられますが、そのような方はぜひ第1巻から本書まで存分にご堪能ください。

『バットマン:ノーマンズ・ランド4』
グレッグ・ルッカ他[作]/セルジオ・カリエロ他[画]/高木 亮[訳]
B5判変・並製・552頁・本文4C
定価:本体5,000円+税
TM & © 2018 DC Comics. All Rights Reserved.

全552ページ。上から見るとこんなに分厚いんですよね……。全4巻読み切ると、かなりの“バットマン通”になること請け合いです。


“BATMAN: NO MAN'S LAND”は1999年に発表されたので、19年前の作品になります。いまのアメコミと比べると、ちょっぴり時代を感じるところもありますが、読みすすめていくと誰もがこの一大巨編の深みにハマってしまいます。

6~7年前の読者アンケートでは、「ノーマンズ・ランド」の邦訳リクエストがとても多かったことを覚えています。本書とともにバットマン作品で邦訳リクエストが多かったのが「ナイトフォール("BATMAN: KNIGHTFALL")」でした。バットマンが宿敵べインに背骨をへし折られた話といえば、ピンとくる人も多いのではないでしょうか。原書は1993年~1994年にかけて発表されたので、「ノーマンズ・ランド」の約5年前の作品になります。

 以前、「ノーマンズ・ランド」を完結させてから「ナイトフォール」の邦訳は検討したいと、どこかでお話したこともありますが……どうなりますかね。まずは「ノーマンズ・ランド」がどれほどの読者さんに受け入れてもらえるかをみて考えたいと思います。




『スーパーマン:トライアルズ・オブ・スーパーサン』

往年の名作からガラッと変わりまして、次は最新シリーズ“リバース”からの一冊を紹介します。新章リバースに突入した第1巻『スーパーマン:サン・オブ・スーパーマン』に続く第2巻であり、期待の『スーパーサンズ』(発売日未定)の前日譚でもある作品が本書です。

ちなみに“スーパーサンズ”とは、その名のとおり、スーパーマンの息子ジョナサン(ジョン)・ケントと、バットマンの息子ダミアン・ウェインが組んだコンビのことです。スープス&バッツのコンビも豪華なのに、彼らの息子たちがデュオを組むという……まさにダイナミック・デュオですね。とにかくこのコンビがなぜ結成されたのか……それだけでも今すぐ知りたくなりますよね。少しでも気になった人はぜひ本編でお楽しみください!

『スーパーマン:トライアルズ・オブ・スーパーサン』
ピーター・J・トマシ他[作]/パトリック・グリーソン他[画]
中沢 俊介[訳]
B5判変・並製・168頁・本文4C
定価:本体2,300円+税
TM & © 2018 DC Comics. All Rights Reserved.

スーパーマンの息子ジョンの愛くるしい場面が満載です。もちろん、バットマンの息子ダミアンも大活躍します。ジョンとダミアンが本格始動する『スーパーサンズ』の発売が待ち遠しいですね!




『スーパーマン:アメリカン・エイリアン』

最後にご紹介する作品も「スーパーマン」です。「スーパーマン」のコミックなのですが、これは僕らが知っているスーパーマンの物語ではありません。

では、どんな物語なのか。それは、スーパーマンとみんなに呼ばれる前のクラーク少年の物語。故郷の星を追われ、地球に辿りついたクリプトン人カル=エルが、カンザスの農場で地球人クラーク・ケントとして育てられていく。己の持つ強大な力に気づき、苦悩し、葛藤するなかで成長していく……“新たな傑作”との呼び声も高い、青春時代のスーパーマンを描いたオムニバス集です。

バットマンに比べ、スーパーマンは邦訳コミックが少ないのですが、だからといって、スーパーマンに名作が少ないというわけではございません。これは名作コミックだと胸を張っていえます。本書は、翻訳者さんの推薦もあって刊行することができました。スーパーヒーローもののアメコミはちょっと苦手という読者さんにもおススメの一冊です。

『スーパーマン:アメリカン・エイリアン』
マックス・ランディス[作]/ニック・ドラゴッタ他[画]/吉川 悠[訳]
B5判変・並製・224頁・本文4C
定価:本体2,700円+税

少年時代のクラーク・ケントもジョンに負けず劣らず可愛らしいですよ!




最後に、アメコミではなく、バンド・デシネ(フランスのマンガ)ですが、先日発売されたばかりの『ヴァレリアン』を少しだけ紹介します。フランスでは有名なSF作品として知られ、かなりの年月をかけながら出版されていました。

また、本書を原作とした映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』が3月30日(金)に全国公開されます。監督はリュック・ベッソンで、まさにフランス発のSF超大作映画といった仕上がりになっています。

先日、試写を観たのですが、迫力映像あり、ビークルあり、クリーチャーあり、ロマンスあり、ユーモアありのSF映画でした。『スター・ウォーズ』や『アバター』、『フィフス・エレメント』などが好きな人にはおススメです。映画を観ようと思っていた人はぜひ予習にご一読ください!


『ヴァレリアン』の世界観をさらに知りたい方は、トレーラーを観ていただければ一目瞭然です。3月1日全国公開の映画『ブラックパンサー』のあとは『ヴァレリアン』に決まりですね!




来月3月の新刊アメコミは、『スーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン』『ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ』『ワンダーウーマン:イヤーワン』『インヒューマンズ』です。「アメコミ魂」でも紹介していきますのでご期待ください。

今後ともShoPro Booksをよろしくお願いいたします。

(文責:山本)


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