2018年10月16日火曜日

ジョーカー&リドラー、ヴェノム&カーネイジ、そして…プロメテア!

みなさん、こんにちは!

今週のアメコミ魂は19時更新です。最近は正午更新で定着していますが、20時更新という時期もありました。お昼がいいのか、夜がいいのか…‥悩んでおります。今後は19時ころの更新になると思います。正式に決まったら改めてお知らせしますね。

さてさて、映画『ヴェノム』の公開が近づいてまいりましたね(公開日は11月2日)。今から楽しみにしている読者さんも多いのではないでしょうか。もちろん、私も楽しみに待っている一人です。小社も2週連続でヴェノム関連コミックを発売いたします。日本でもぜひヒットしてもらいたい! 迫力の公式トレーラーは下記になります。トレーラーを観ながら公開日を待ちましょう!


本日は、今週木曜日に発売するアメコミ3タイトルをご紹介します。


まずは、先週のアメコミ魂でも熱く紹介しましたが、ジョーカーとリドラーがリバースシリーズに満を持して登場するこの作品!

▐ バットマン:ウォー・オブ・ジョーク&リドル

 

トム・キング[作]ミケル・ハニン、ジューン・チャン、クレイ・マン[画]
中沢 俊介[訳]
定価:本体2,300円+税
収録作品:“BATMAN” #25-32

ジョーカーとリドラーの二悪党は、どちらも自分一人でバットマンを殺そうと思っていました。先を越され、オチを盗まれるくらいなら、ゴッサムごと焼き払ったほうがマシだ!と。二人の知恵比べから凄惨な一大戦争へと至る対決が迫り、ゴッサムのあらゆる悪党たちはどちら側につくか選ばなくてはなりません。勝つのは一方のみ。バットマンは運命の決断を下すのですが……トム・キングとミケル・ハニンの名コンビが、ダークナイトの神話に新たな1ページを加えます! ついに明かされる、カイトマンの誕生秘話とは⁉ 乞うご期待!


 
次は、『ウォッチメン』で知られる天才ライター、アラン・ムーアが放つ空前絶後のスーパーヒロイン・ファンタジー……4年ぶりの邦訳版の続刊(小声)。

▐ プロメテア2

 

アラン・ムーア[作]J・H・ウィリアムズⅢ[画]
柳下 毅一郎[訳]
定価:本体3,200円+税

18世紀の叙事詩、新聞連載漫画、パルプ雑誌、都市伝説……歴史上のさまざまな語りの中に登場し、痕跡を残してきた女神プロメテア。ひょんなことからプロメテアに変身する能力を得た女子高生ソフィーは、魔の眷属との闘いで命を落とした先代プロメテア、バーバラの後を追い、死後の世界へと足を踏み入れます。死後の世界でのさまざまな出会いを通し、プロメテアとして新たな学びを得てゆくソフィーでしたが、一方、現世では、ソフィーの親友として新装プロメテアとなったステーシアが魔の眷属と一騎打ちになり……アイズナー賞(2001)、ハーベイ賞(2006)受賞作、ぜひご堪能ください!



最後に、話題の映画『ヴェノム』で注目される2体のシンビオートが激突する、地球外の寄生生物にファン必読の作品!

▐ スパイダーマン:ヴェノム VS. カーネイジ

 

ピーター・ミリガン[作]クレイトン・クレイン他[画]高木 亮[訳]
定価:本体1,800円+税
収録作品“Venom VS. Carnage” #1-4

破壊衝動を抱えたシンビオート、ヴェノムとカーネイジが邂逅し、誰もが予想だにしなかった事態が発生します。この最悪な出会いによって、3体目のシンビオートが生まれたのでした。ヴェノムから誕生したカーネイジが、圧倒的なパワーと食欲を兼ね備えた幼体を出産!? 問題は、この新たなシンビオートが誰に寄生するかです。この凄惨極まる事態を収拾できるのは、スパイダーマンのみ……誰か、大至急スパイディを呼んできてくださ~い! 96ページと、コンパクトにまとまったコミックですが、噂のカーネイジとの共演作ですからね……映画には登場するのでしょうか、カーネイジ。楽しみです。

上記2タイトルは、10月18日(木)同時発売です。どのコミックを読むか……この数日検討していただき、お気に入りのコミックに出会っていただくことを願っています。

では来週もよろしくお願いいたします!

(文責:乙間萌生)


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2018年10月9日火曜日

ジョーカーVS.リドラー『バットマン:ウォー・オブ・ジョーク&リドル』

アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!
本日ご紹介するアメコミは、来週発売のバットマン第4巻『バットマン:ウォー・オブ・ジョーク&リドル』です。


トム・キング[作]
ミケル・ハニン[画]
定価:本体2,300円+税
●2018年10月18日頃発売●


「私と結婚してくれ」

前号『バットマン:アイ・アム・ベイン』の最後、バットマンはキャットウーマンに告白しましたが、本号はそれを受けての物語になります。

晴れてキャットウーマンにプロポーズしたものの、バットマンはまだ誰にも知られていない過去に犯した過ちが引っかかっており、結婚するためには「私が何をしたのか、君は知る必要がある」と言って告白を始めます。

この告白で明かされる過去のエピソードが、本書の内容となっている「ジョークと謎の戦争」です。

「ジョークと謎の戦争」といえば、これまでバットマン・リバースシリーズで度々語られてきました。

ジョークと謎(リドル)という名前からジョーカー(*1)とリドラー(*2)の争いだろうとは想像がつきますが、それ以上のことは謎のままでした。しかしついに本書でその内容が明かされることとなったのです。

*1 ジョーカー
本名不詳。"犯罪界の道化王子"と呼ばれ、バットマンに異様な執着を見せる凶悪犯罪者。ニュー52以降の歴史では、『バットマン:喪われた絆』シリーズでバットファミリーを危機に陥れ、『バットマン:エンドゲーム』でゴッサムシティごとバットマンを葬ろうとした。

*2 リドラー
本名エドワード・ニグマ。謎解きやパズルに病的なこだわりを見せる冷酷な知能犯。ニュー52では、本書以前の出来事となる『バットマン:ゼロイヤー』で、ブルース・ウェインの会社に経営顧問と潜り込み、その後台風の到来を利用してゴッサムシティを乗っ取ったこともある。


本書の見どころ


では内容を見ていきましょう。

まず時代設定は、ブルース・ウェインがバットマンとしての活動を始めた1年後です。
コミックスの時系列でいうなら、『バットマン:ゼロイヤー 陰謀の街 (THE NEW 52!)』の1年後、『バットマン:梟の法廷 (THE NEW 52!)』の5年前の出来事です。

(※THE NEW 52!以降のバットマン誌の時系列は、過去のアメコミ魂「大団円へと向かうニュー52バットマン、最高潮!」で詳しく紹介してます。よろしければ参考にどうぞ。)

ニュー52の時代なので、バットスーツのデザインが今のリバースと違って、胸のコウモリのエンブレムに黄色いフチがなく、マントの内側も紫色ではありません。
またゴードン本部長やアルフレッドが心なしか今より若いです。

そして肝心の本書の内容はというと、……これがめちゃくちゃ面白いんです。
DCリバースシリーズのバットマンはどれも面白いのですが、VOL3『バットマン:アイ・アム・ベイン』が最高に面白かったので、もうこれ以上面白いことにはならないだろうと思っていたら…、見事期待を裏切られました。

ジョーカーとリドラーというバットマンを代表する個性派ヴィランが、ゴッサム中のヴィラン達を巻き込み一大抗争を繰り広げるという設定が、まず面白い。

そして、そこで描かれる抗争のスケールとリアルな描写が半端ないんです。
以下、詳しく見ていきます。
(※以下、ネタバレを多少含みますが、核心は外してご紹介します。先入観なしに本書を読みたい方はここでブログを閉じてください。)


登場ヴィラン


まず、登場するヴィランですが、バットマンのヴィラン・オールスターともいえる豪華なメンツが揃います。

ジョーカー陣営に属するヴィランがこちら。


1) 冷凍銃で戦うミスター・フリーズ
2) マインドコントロールを得意とするマッドハッター
3) 不死身の怪力男ソロモン・グランディ
4) 狙撃の盟主デッドショット
5) 本書で驚きの経歴が明かされた裏社会の実力者ペンギン
6) 知能犯クルーマスター
7) 血清により獣人と化したマンバッド
8) 腹話術人形を通じて犯罪を行うベントリロクイスト
9) 二人組の怪人トゥイードルダム&トゥイードルディ


一方リドラーに与するヴィランがこちら。


1) 植物を操るポイズン・アイビー
2) 恐怖ガスを使うスケアクロウ
3) 粘土のような体で自在に姿を変えるクレイフェイス
4) 猟奇的な殺人鬼ザーズ
5) 善悪二つの人格を持つトゥーフェイス
6) 特殊な皮膚病を患うキラークロック
7) 世界最強の傭兵の一人デスストローク
8) 特殊なスーツをまとう放火魔ファイヤーフライ

果たしてどちらの陣営が勝つのか、驚きの展開が待ってますのでご期待ください。


市民の犠牲者


次に、抗争による市民の犠牲者数がすごいことになってます。

ヴィラン達が殺した市民の数は、本書で描写され明らかな数だけでも、ジョーカーが49人、リドラーが15人、ポイズン・アイビーが6人、ザーズが6人、ファイヤーフライが4人、ミスター・フリーズが4人、デッドショットが4人、ベントリロクイストが3人、スケアクロウが2人、そしてマッドハッター、キラークロック、マンバッド、トゥイ―ドルディー、ソロモン・グランディ、トゥーフェイス、クルーマスターが各1人となってます。

また、戦争中に起こったデッドショットとデスストロークによる5日間の銃撃戦だけで、市民108人が命を落とします。


リアルな残虐シーン


さらに、リアルな残虐シーンの数々がエグいです。

ゴッサムシティの天気といえば雨や曇りのイメージが強いですが、本書のゴッサムシティは72日連続快晴という異常気象の真っ只中で、その鮮やか青空と対照的にジョーカーとリドラーによる凄惨な殺戮が繰り広げられます。

本書冒頭1ページ目から、拘束者を一人ずつステージに立たせ、面白くなければ殺すジョーカー、次のシーンは取調室で刑事を26回(アルファベットと同じ数)刺して惨殺するリドラー、そしてその直後にゴッサム市警の捜査官を射殺し、死体の顔で笑顔を作るジョーカーと、「よく思いつくな」というぐらい残虐描写のオンパレードとなってます。

さらにはタクシーを降りてある住居に向かったジョーカーが、

"家の持ち主はキムとトニーのテンプルトン夫妻" BANG BANG
"子供は3人" BANG BANG BANG

と銃声だけで殺した人数を読者に分からせてしまう表現が、個人的に印象的でした。


リアルな抗争シーン


また、組織抗争の有様を描いたシーンもリアリティがあります。

両陣営の調停を申し出たゴードン本部長に対し、リドラーはオレンジ色の囚人服に黒い頭巾を被ってアジトに来るよう要求し、片やジョーカーはパンツ一丁でアジトに来させました。

また、敵の一番弱い人間をわざと生かして相手のアジトを探る囮に仕立てる戦略などは、フィクションを超えた迫真性を感じます。


トム・キングの経歴


実はこの戦争描写こそが、脚本家であるトム・キングの真骨頂だと思われます。

ここで改めてトム・キングの経歴を見てみましょう。

『バットマン:アイ・アム・ベイン』のアメコミ魂記事でも簡単に紹介しましたが、トム・キングはDC、マーベルでインターンを経験した後、20代の頃にCIA対テロ・センターに勤務するという、コミックライターとして異色の経歴を持ってます。

ところで、CIA対テロ・センターとはどういった組織でしょうか。

2001年の911以降、アメリカは"テロとの戦い"を遂行してきましたが、実はこの対テロ戦争の中心組織がCIA対テロ・センターなのです。

CIAといえば情報収集・分析機関で戦闘集団というイメージはありませんが、911以前からビン・ラディンによる米国テロの危険を大統領に警告し、米政府機関の中で最もアルカイダに精通していたことから、対テロ戦争で主導的役割を担いました。

その中でも中心機関だった対テロ・センターは、911当時は300人程度のスタッフでしたが、その後10年で2000人のスタッフを擁し、CIA職員全体の10%を占めるほどの組織に膨れ上がりました。

そんな組織にトムキングは2003年から2009年まで7年在籍し、イラク、アフガニスタンという最前線で勤務していました。

アメリカの"テロとの戦い"は2011年のオサマ・ビン・ラディン殺害で一段落しますが、その間、2002年以降のCIAによるアルカイダ系テロリストへの拷問事件、2003年のイラク戦争、アルカイダによる2004年マドリード列車爆破テロ、2005年ロンドン同時爆破事件、2008年パキスタン・イスラムバード・マリオットホテル爆破テロ、スノーデン告発で社会問題にもなった2009年以降のCIA無人偵察機攻撃など、対テロ戦争のピーク時にトム・キングはその中心機関で働いていたのです。

※アルカイダが人質にオレンジ色の囚人服に黒い頭巾を頭に被せて殺害する衝撃的な映像を我々も目にしましたが、本書の中でリドラーがゴードン本部長と面会する際に要求した服装がまさにこれでした。

トム・キングにとって戦争、残虐行為、殺戮は想像の産物でなく、つい10年ほど前までその渦中で働いていたわけですから、彼の描く脚本のリアリティも納得がいきます。


食事シーン


『バットマン:アイ・アム・ベイン』で登場したバットバーガーは、ファンの間で大いに話題になりましたが、本書にもそれに匹敵する食事シーンが出てきます。

話し合いのためブルース・ウェインがジョーカーとリドラーをウェイン邸に誘って、ディナーを催すのです。

"幼い頃、母に言われた。「すべてを失ったらディナーを食べなさい」"
"理解できなかった。ディナーなんて毎晩あるじゃないか"
"違うの。9皿出てくる、フランス料理の伝統的なコースのことよ」"
"「ただ食べるだけじゃない」「作法を守ってじっくり味わう」「きっといいことがあるはず」"

というわけで、ブルース・ウェイン、ジョーカー、リドラーという驚きの三人がテーブルを囲んで、アルフレッドお手製のフランス料理フルコースを味わいます。



リドラーは大いに笑い、語らい、ジョーカーはむすっとした表情でナイフを投げつけ、ブルースはバットマンを憎むかのような迫真の演技をしてみせ、三者三様の表情で読者を楽しませてくれます。

ところで、トム・キングはここで料理9品をすべて丁寧に描写してみせます。
一見、ストーリーの本筋からは無駄とも思えるこの演出が、逆に調停交渉の緊張した雰囲気を読者に伝えるのに役立っているように思います。

トム・キングはこのディナーシーンだけで1章まるまる使うのですが、前章がデッドショットとデスストロークによる市民108人を犠牲にした血生臭い銃撃シーンだったので、その動と静のギャップがストーリーにメリハリと深みを与えてくれてます。


ユーモア


前作『バットマン:アイ・アム・ベイン』では、バットバーガーや「忠犬」で、トム・キング一流のユーモアを楽しませてもらいました。
(※アメコミ魂「見どころ満載!『バットマン:アイ・アム・ベイン』」をご覧ください。)

本作では、ジョークが好きなジョーカーと、なぞなぞに固執するリドラーが主人公ということで、前作以上にトム・キングのユーモアセンスが如何なく発揮されています。

「オモチャ屋に現れた男は言った…新しいブーメランが欲しい。だけど、古いヤツを捨てても戻ってきちまう」(ジョーカーのジョーク)

「ナイトクラブに潜り込みたい男がいたが、そいつは入場するための合言葉を知らない」「そこで男は入場客とドアマンの会話に聞き耳を立てた」「ドアマンが"12"と言うと客は"6"と答えて入った」「ドアマンが"6"と言うと客は"3"と答えて入った」「法則がわかったと思った男は、入り口に向かう」「ドアマンが"10"と言うと男は"5"と答えた」「すると男は手荒に追い返された」「理由は?」(リドラーのなぞなぞ)(…理由、分かりますか? 答えは本書で!)

など、随所に散りばめられたジョークとなぞなぞの数々も本書見どころの一つです。


まさかのカイトマン誕生秘話!


これまでDCリバースのバットマン単行本すべてに登場してきたカイトマン。
しかしどの登場シーンも、物語の本筋とは無関係なちょっと痛いキャラとして描かれていました。

カイトマンの登場回数の多さは、カレンダーマンと並んで個人的に不思議に思っていたところでしたが、そんなカイトマンの誕生秘話が、ジョーカーとリドラーが主役の本書の中で2章も使って描かれるのです!

カイトマンにとっては望外のヒノキ舞台といえますが、読者にとっては「なんでカイトマン? 必要あるの?」と面喰らう方もいらっしゃることでしょう。

しかも、誕生秘話(オリジン)といえばかっこいいですが、何ら特殊能力のない冴えない男が、ある出来事をきっかけにスーツを自作してカイトマンを名乗るという、そのコミカルさが逆に悲哀を感じさせる内容になってます。

しかしそんなカイトマンのオリジンが、本書結末でちゃんと意味を持ってくるのです!

本書を読み終わったら、主役は実はジョーカーでもリドラーでもなく、ましてやバットマンでもキャットウーマンでもなくカイトマンなんじゃないかと思えてきます。

その哀愁漂うオリジンと相まって、本書を読んだ読者はカイトマンのことがきっと好きになっていることでしょう!

以上、今週のアメコミ魂はこの辺りで。最後までお読みいただきありがとうございました!
(文責:小出)

▼お気に入りの記事がありましたら、ぜひ皆様のSNS等でご紹介してください。ただし、画像の無断転載はご遠慮ください。

▼ご意見・ご感想・ご指摘・邦訳希望・翻訳者希望・持ち込み企画などは、shoprobooks@gmail.com宛にぜひお送りください。



2018年10月2日火曜日

ShoPro Books新刊ラインアップ発表[マーベル&スター・ウォーズ編]( 2018年11月~2019年1月)

アメコミ魂をご覧の皆様、こんにちは!

本日は、2018年11月~2019年1月にShoPro Booksから刊行予定のマーベル・コミックスおよびスター・ウォーズ・コミックスの邦訳タイトルを発表したいと思います!

※DC編については先週発表させていただきました。まだご覧になっていない方は、ShoPro Books新刊ラインアップ発表[DC編](2018年11月~2019年1月)もご注目ください。

また本記事の最後に、コトブキヤ様から最新フィギュアのプレゼント情報もございます。
最後までお読みいただければ幸いです。


新刊ラインアップ発表[マーベル&スター・ウォーズ編]


ヴェノム:リーサル・プロテクター


『ヴェノム:リーサル・プロテクター』
デイビット・ミケライニー[作]
マーク・バグリー、ロン・リム[画]
●2018年10月25日頃発売予定●

11月2日(金)公開映画「ヴェノム」の原案作品!

マーベルキャラクターのなかでも高い人気を誇るダークヒーロー“ヴェノム”待望の単独誌にして、映画原案作品が公開タイミングに合わせて登場!

新聞記者であるエディ・ブロックに地球外の寄生生物シンビオートが取り憑いた姿、ヴェノム。
これまで幾度となくスパイダーマンと衝突したあとで、エディはスパイダーマンに対する復讐心を捨て、故郷のサンフランシスコに移りヒーロー活動を始めようとする。しかし、逆に警察に追われることとなり思うようにはいかない。そんなとき、ヴェノムは公園で暴漢に襲われているホームレスたちを助けるも、彼らを巡る陰謀に巻き込まれていく。さらに、かつてヴェノムに息子を殺された男が組織を作り、ヴェノムの襲撃を計画していた! この一連の騒動を新聞記事で知ったスパイダーマンも見逃すわけにはいかず、真相解明に乗り出す……。果たして、ヴェノムを待ち受ける運命とは!?


続・スパイダーマン/デッドプール:アームス・レース(仮)


『続・スパイダーマン/デッドプール:アームス・レース(仮)』
ロビー・トンプソン[作]
クリス・バチャロ[画]
●2018年11月22日頃発売予定●

大人気シリーズ『スパイダーマン/デッドプール』の続編がライター&アーティストを一新して早くも登場!

スパイダーマンとデッドプールの愉快なチームアップの時間は終わった……。
今度は迷コンビが対立することになるのか?

アメコミの世界では、脚本を担当するライターが変わるごとに新たな物語へと突入する。『スパイダーマン/デッドプール』シリーズも、本書よりジョー・ケリーからロビー・トンプソンへと交代し、新たな「可笑しな二人」の物語が紡がれていく……。
今回の副題は「アームス・レース=軍備拡張競争」。誰が何のために武器を増やしていくのか? もちろん、武器商人に目覚めてしまうのは、冗舌な傭兵のデッドプールだ。武器商人となったデップーは、友達のスパイディをこのレースに誘うのだが……。


アベンジャーズ大全


『アベンジャーズ大全』
スコット・ビーティ、アラン・カウシル他[著]
●2018年11月22日頃発売予定●

世界最強のスーパーヒーローチーム“アベンジャーズ”に関するすべてを、今ここに紐解こう!

主要なテーマやストーリー、ヒーローやヴィランの詳しい紹介などを徹底解説!
アベンジャーズについて知っておきたいすべてのことが、ここにある!

キャプテン・アメリカ、ソー、アイアンマン、アントマン、ホークアイなどチームを代表するヒーローはもちろん、ワスプ(ナディア・ピム)やミズ・マーベル(カマラ・カーン)といった新たなメンバーの詳細な情報も掲載。
アベンジャーズ創設時から“アベンジャーズ VS. X-MEN”“インフィニティ”“シークレット・ウォーズ”“シビル・ウォーⅡ”などの主要なテーマやストーリーを各年代別に徹底解説!


スパイダーメンⅡ


『スパイダーメンⅡ』
ブライアン・マイケル・ベンディス作]
サラ・ピチェッリ他[画]
●2018年12月20日頃発売予定●

2つの世界のスパイダーマン、再びチームアップ!

大人と少年、二人のスパイダーマンを結ぶ謎がついに解き明かされる!

正史世界のマイルズ・モラレスとは、一体誰なのか……? アメイジングなピーター・パーカーとアルティメットなマイルズ・モラレスが初遭遇した事件は、この疑問を残したまま閉幕した。そして今、誰もが愛するマイルズがピーターと同じ正史世界の住人となり、その謎が遂に明らかにされる時が来た。けれど、それは氷山の一角に過ぎない。謎が深まるなか、2人のクモ男たちはタスクマスターに狙われることになる。ブライアン・マイケル・ベンディスとサラ・ピチェッリが、2人のスパイダーマンの衝撃の冒険を再び紡ぎ出す!


スター・ウォーズ:オビ=ワン&アナキン(仮)


『スター・ウォーズ:オビ=ワン&アナキン(仮)』
チャールズ・ソウル[作]
マルコ・チェチェット[画]
●2018年12月20日頃発売予定●

最も有名なジェダイ・チームの華麗なるデビュー・ストーリー!
二人の未来を待ち受けるものは破滅。

クローン大戦における英雄的活躍以前、ムスタファーでの悲劇的な対決以前、そしてデス・スターにおける最後の一騎打ちの数十年前、オビ=ワンは「選ばれし者」アナキンへの指導に苦慮し、アナキンもジェダイの修行からの離脱を考え悩んでいた。そんな折、辺境の惑星カーネリオンIVの支援に向かった二人は思いもよらぬ極限状況に追い込まれる。敵対する現地人たちと原始のテクノロジーに彩られた奇妙な世界に取り残された二人は、果たして生き延びることができるのか? やがて戦いが勃発し、マスターとパダワンはそれぞれが対立陣営に身を置くことになる!


続・スパイダーマン/デッドプール:WLMD(仮)


『続・スパイダーマン/デッドプール:WLMD(仮)』
ロビー・トンプソン[作]
クリス・バチャロ[画]
●2019年1月24日頃発売予定●

スパイディとデッドプールが二つの時代を股にかけてチームアップ!

スパイダーマンがデッドプールに悩まされるのはいつもの事だけど、今回はスパイディとデップーがデッドプールのドッペルゲンガーたちに神経をすり減らす羽目に!

“人造プール”を開発した若きピーターとウェイドの物語と、年老いたピーターとウェイドの物語がついに合体!
“クローンプール”? 誰だそれ? 何だそれ? どこから来たんだ?
何体もの“ドッペルプール”に遭遇した二人の気難しい老人は、果たして若き日の過ちを正すことができるのか?

・・・・・・以上の6タイトルになります。如何だったでしょうか?

小社マーベル&スター・ウォーズ・コミックスは映画に絡めて刊行することが多いですが、今回も、11月公開映画「ヴェノム」の原案の一つである『ヴェノム:リーサル・プロテクター(仮)』と、「Spider-Man: Into the Spider-Verse」の主役となるマイルズ・モラレスが登場する『スパイダーメンⅡ』の2タイトルが映画を意識したラインナップになってます。

映画を観てキャラクターに興味を持った方に手に取っていただければありがたいです!


コトブキヤ様プレゼント情報!


今回のアメコミ魂をご覧になった方限定!
2018年11月発売コトブキヤ様“最強”フィギュアを1名様にプレゼントします!


商品名 ARTFX+ サノス-INFINITY WAR-
販売価格 ¥10,584(税込)
全高 約280mm(1/10スケール・台座込)
製品仕様 PVC塗装済み簡易組立キット
素材 PVC(非フタル酸)・ABS

大ヒット映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』より最強を超える敵サノスを立体化しました。

遂にその姿を現したサノスを、全てのストーンが揃ったインフィニティ・ガントレットを高々と掲げるコミックファンにもお馴染みのポージングにて原型を徹底彫刻。
台座として、トレーラーにも登場する決戦の舞台タイタンの地がモチーフとなるジオラマベースが付属します。

*高品質をお手頃価格で提供するARTFX+(アートエフエックスプラス)シリーズはPVC塗装済み簡易組立キットとして、箱から出して組み立てるイージースナップフィットで、すぐにお部屋に飾ることが出来ます。

希望者は、shoprobooks@gmail.com宛に、件名「サノスフィギュア応募」、本文に応募者の「郵便番号・住所・お名前・電話番号」を明記してメールをお送りください。




抽選で1名様にプレゼントします。
※応募期間:10月15日(月)まで。
※当選は商品の発送をもって代えさせていただきます。11月上旬に発送予定です。


・・・・・・以上、今週のアメコミ魂はこの辺りにさせていただきます。

なお、2019年2月以降の小社刊行ラインナップは、東京コミコン2018(11/30~12/2@幕張メッセ)会場で発表予定です。
こちらもぜひご注目していただければ幸いです。

今後とも小社海外コミックスをご愛顧のほどお願い申し上げます。
(文責:小出)

▼お気に入りの記事がありましたら、ぜひ皆様のSNS等でご紹介してください。ただし、画像の無断転載はご遠慮ください。

▼ご意見・ご感想・ご指摘・邦訳希望・翻訳者希望・持ち込み企画などは、shoprobooks@gmail.com宛にぜひお送りください。


2018年9月25日火曜日

ShoPro Books新刊ラインアップ発表[DC編](2018年11月~2019年1月)

アメコミ魂をご覧の皆様、こんにちは!

本日は、2018年11月から2019年1月に刊行を予定しているShoPro BooksのDCコミックス邦訳タイトルを発表いたします!

本記事の最後に、ワーナー様から特別にご提供いただいた素敵なプレゼント情報もございます。ぜひ最後までお読みください。


新刊ラインアップ発表[DC編]


バットマン・メタル:プレリュード(仮)


『バットマン・メタル:プレリュード(仮)』
スコット・スナイダー、ジェームズ・タイノンIV[作]
ジム・リー、アンディ・キューバート、ジョン・ロミータ・ジュニア[画]
●2018年11月22日頃発売予定●

DC超大作イベント『ダークナイツ・メタル』序章!
スナイダー、リー、ロミータ・ジュニア、キューバート――DC最高峰の作家陣が『メタル』の世界にいざなう

何年にもわたって、バットマンは希少な金属――神々の武器を形づくり、死者をよみがえらせる物質を調査していた。どんな親しい仲間にも知らせずに……。
壮大な物語の幕がついに上がる!
グリーンランタン、ジョーカー、ワンダーウーマンをはじめ何世代にもわたるDCユニバースのヒーローやヴィランたちが、バットマンの発見した謎を知ることになる。それは、マルチバース(多元宇宙)の存在そのものを危険にさらす謎だった! 『メタル』の源となった過去の関連エピソードも同時収録。


バットマン:ノエル[新装版](仮)


『バットマン:ノエル[新装版](仮)』
リー・ベルメホ[作・画]
●2018年12月6日頃発売予定●

慨嘆・・・混迷・・・苦悩・・・
彷徨える闇の騎士の『クリスマス・キャロル』、新装版として復刊!

クリスマス・イブの夜――。
最大の宿敵を追い求め、闇の騎士は凍てついたゴッサムシティを駆け抜ける。
だが、奇妙な出来事が次々と起こり、ついには彼の魂そのものが存亡の危機に晒されていく・・・・・・。
異能の絵師リー・ベルメホが魅せる極致!


ジョーカー[新装版](仮)


『ジョーカー[新装版](仮)』
ブライアン・アザレロ[作]
リー・ベルメホ[画]
●2018年12月6日頃発売予定●

破壊...混沌...狂気...
史上最凶のジョーカー、降臨。ついにアーカム・アサイラムを出所したジョーカー。ゴッサムシティに戦慄が走る時、狂気と混沌に満ちた復讐劇が幕を開ける......。

「あのジョーカーがアーカム・アサイラムから釈放される」。衝撃的なニュースがゴッサムシティの街を駆け巡った。かつてはゴッサムシティの闇社会の帝王として君臨していたジョーカーだったが、彼が不在の間に、他のマフィアたちはジョーカーの縄張りを山分けし、我がもの顔で支配していた。ジョーカーに憧れ、彼の下で働きはじめた青二才のチンピラ、ジョニー・フロストは、やがて縄張りを取り戻すべく、残忍なやり方で次々とマフィアたちを始末していくジョーカーの狂気と混沌を目の当たりにする……。


バットマン・メタル(仮)


『バットマン・メタル(仮)』
スコット・スナイダー[作]
グレッグ・カプロ[画]
●2018年12月20日頃発売予定●

ニュー52版『バットマン』をヒットさせたスコット・スナイダーとグレッグ・カプロによるDC史上最大規模、驚天動地のイベントが始まる!

地球の歴史に隠然と存在する、強力で希少な金属。驚異的な能力を秘め、命すらもたらすその金属は化学の周期表には収まらない。なぜなら、この世界の物質ではないから。
我々の世界とダーク・マルチバースと呼ばれる悪夢の世界を結びつけるために、その金属が使われようとしていた。しかも、異なる世界の懸け橋となりうる魂の持ち主は――ブルース・ウェイン! 果たしてバットマンは、闇の世界から帰還できるのか? 彼の友人たちは7人の堕落したダークナイト――ナイトメア・バットメンの支配する戦慄の世界を生き延びられるのか?


バットマン・キャラクター事典


『バットマン・キャラクター事典』
マシュー・K・マニング[著]
●2018年12月20日頃発売予定●

最新のコミックアートとともにバットマンやゴッサムシティに関する、200人を越えるキャラクターを収録!
バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンをはじめとしたスーパーヒーローに加え、アルフレッドなどの協力者やジョーカーやペンギンといった個性的なヴィランについても詳しく解説。

強い者、奇妙な者、いかれた者……長い歴史に彩られた“バットマンの世界”に登場する数々のキャラクターがここに集結!
魅力的なキャラクターそれぞれのオリジン、武器、得意技、能力などの解説を、DCコミックスを代表するアーティストによる迫力あるアートを全ページに配しながら掲載!


バットマン・メタル:ライジング(仮)


『バットマン・メタル:ライジング(仮)』
ピーター・J・トマシ、ジョシュア・ウィリアムソン、ジェームズ・タイノンIV[作]
フランシス・マナプル、イーサン・ヴァン・スカイバー[画]
●2019年1月24日頃発売予定●

バットマン・フー・ラフズ、デバステイター、マーシレス、レッドデス、マーダーマシン、ドーンブレイカー、そしてドラウンド。7人のナイトメア・バットマンが闇の世界から暗黒神バルバトスによって召喚され、世界最強のヒーロー達を恐怖に陥れた! マルチバースを超えてこの世界のすべての生命を脅かすダークナイツを、ジャスティス・リーグですら止めることができないのか!?

バットマンの7つの恐怖を反映した歪んだ鏡像である7人のダークナイトについて語った読み切り短編集と「ダークナイト・ライジング」本編1章を収録。


バットマン:ジョーカーズ・ラストラフ(仮)


『バットマン:ジョーカーズ・ラストラフ(仮)』
チャック・ディクソン、スコット・ビーティ[作]
マルコス・マーティン他[画]
●2019年1月24日頃発売予定●

凶悪犯罪者用刑務所でジョーカーは、自身の脳に悪性腫瘍が見つかり死を免れないことを知った。しかし、犯罪界の道化王子はそんな悲運に屈するタマではない! ジョーカーはこの機会に最高のラスト・ショーを披露することにした。そう、彼をソシオパスへと変貌させた毒薬を使って無数のヴィラン達を“ジョーカー化”し、阿鼻叫喚の暴動を引き起こしたのだ!


・・・・・・以上、7タイトルになります。いかがでしたか?
皆様が希望していたタイトルは入っていましたか? もし入っていなかったとしても、まだまだ企画中のタイトルもありますので、今後の発表にご期待ください。


ワーナー様ご提供「コミコンバッグ」プレゼント!


今回の新刊ラインナップ発表に合わせて、ワーナー様から特別にプレゼントをご提供していただきました! 昨年の東京コミコン会場で配布されて話題を呼んだコミコンバッグです。

▲コミコンバッグは全4種。どれが当たるかはお楽しみに。


▲各バッグにはかわいいバッジが付いてます。


▲身長175cm男性が背負ってこの大きさ!大容量です。


希望者は、shoprobooks@gmail.com宛に、件名「コミコンバッグ応募」、本文に応募者の「郵便番号・住所・お名前・電話番号」を明記してメールをお送りください。




抽選で10名様にプレゼントします。
※応募期間:9月30日(日)まで。
※当選は商品の発送をもって代えさせていただきます。10月中にお送りします。

・・・・・・以上、今週のアメコミ魂はこの辺りにさせていただきます。

来週は、2018年11月~2019年1月マーベル&スター・ウォーズ新刊ラインナップを発表します!

こちらもぜひご期待ください。
それでは来週火曜日の正午にまたお会いしましょう!

(文責:小出)

▼お気に入りの記事やタイトルがございましたら、皆様のSNS等でぜひご紹介してください。ただし、画像の無断転載はご遠慮ください。

▼ご意見・ご感想・ご指摘・邦訳希望・翻訳者希望・持ち込み企画などは、下記のメールアドレスにお送りください。
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2018年9月18日火曜日

ミーハー心をくすぐる『インビンシブル・アイアンマン:ウォーマシン』

アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!

「アメコミ映画は好きだけど、コミックスは分かりづらくてなんだか苦手…」

…本日ご紹介するコミックスは、そんな方にこそ読んでほしい、ド派手で面白く、ミーハー心をくすぐるとってもキャッチーな一冊です!

特に日本人にはものすごく楽しめる内容になっていると思います。

本日はそんな魅力がギュッと詰まった『インビンシブル・アイアンマン:ウォーマシン』をご紹介します。ぜひ最後までお付き合いください。

ブライアン・マイケル・ベンディス[作]
マイク・デオダート・ジュニア[画]
定価:本体2,100円+税
●2018年09月20日頃発売●


ミーハー心をくすぐる作家


作家は、マーベル・コミックスの重鎮ブライアン・マイケル・ベンディスです。

アメリカで最も権威ある漫画賞である「アイズナー賞」を5度も受賞、現在のMCU興隆の礎ともいうべき「アルティメット・マーベル」レーベルを立ち上げた中心人物の一人です。
2000年代半ば以降はアベンジャーズ系列誌を担当し、マーベル・ユニバースの主流を牽引してきた作家といっても過言ではありません。

彼の作品の特徴は、何と言ってもキャラクターが喋りまくることです。
本作でもキャラクターのセリフのフキダシが、ページ狭しと小気味よく連射されます。
ぜひマイケル・ベンディス節をご堪能ください。

▲一枚絵を短冊風にパネルで分割するのもマイケル・ベンディス風


ミーハー心をくすぐる舞台


そして、そんな大作家であるマイケル・ベンディスが本作の主要舞台に選んだのが日本です。

大阪、東京、横浜、また大阪、熊本と、作品通じて日本が登場するので、日本人にとっては、それだけでも大変楽しめる内容になってます。

「世界でも有数の人口密度の都市で、鎧姿の男一人を探しまわるなんてね。」

…と言って、東京の上空をスウィングする"親愛なる隣人"スパイダーマン、熊本中央警察署に現れるウォーマシン、大阪上空に浮かぶ巨大なヘリキャリアと勢揃いしたアベンジャーズなど、日本人が見たら胸熱なシーンがいくつもあります。

(※とはいえ、大阪で車を持ち上げたウォーマシンが一瞬で東京に移動したり、大阪にあるバイオハック忍者のアジトの背景がどう見ても新宿だったりと、ツッコミどころもありますが、そこはご愛敬ということで^^)

先ほど、スパイダーマン、ウォーマシン、アベンジャーズについて軽く言及しました。
そう、本誌はアイアンマン単独誌であるにも関わらず、綺羅星の如く魅力的なマーベルキャラがたくさん出てきて、読者のミーハー心をくすぐるんです!

以下少々ネタバレを含みますが、本書に登場するキャラクターをご紹介していきます。
(中には、「誰それ?」というキャラクターもいらっしゃるかもしれません。そういう方には、本ブログで予習していただいてからコミックスを手に取っていただけたら、より楽しめると思います。)


ミーハー心をくすぐるキャラクターの数々


まずはアベンジャーズです。

▲オールニュー・オールディファレント版アベンジャーズ

・・・といっても、映画マーベル・シネマティック・ユニバースに出てくるアベンジャーズとは大分メンバー構成が異なります。

コミックス史では2015年に、アース616とアース1610という二つの異世界が融合した「シークレット・ウォーズ」によってユニバースの再構築が行われ、続いて始まった「オールニュー・オールディファンレト」シリーズで、アベンジャーズも大幅なメンバー再編成が行われました。

以下本誌に登場する主要メンバーをご紹介します。

ノバ

本名サム・アレクサンダー。銀河警察機構ノバ・コァの一員。ガーディアンズ・オブ・キャラクシーのガモーラとロケット・ラクーンから、かつてノバ・コァの一員であった父親のヘルメットを渡され、ノバになりました。

スパイダーマン

本名マイルズ・モラレス。別次元「アルティメット・ユニバース」(アース1610)からやってきた"もう一人の"スパイダーマン。
※アルティメット・ユニバースとスパイダーマンについては、こちらのブログで詳しくまとめています。

ソー

本名ジェーン・フォスター。ハンマーを持てなくなった従来のソー(ソー・オーディン)の後継者。
※小社ヒット作『スパイダーマン/デッドプール:ブロマンス』にもゲスト出演しています。

キャプテン・アメリカ

本名サム・ウィルソン。元ファルコン。本書の時点でスティーブ・ロジャースは超人血清の効果が消え急速に老化が進んだため、キャプテン・アメリカの座をサム・ウィルソンに引き継ぎました。

ビジョン

かつてウルトロンによって作られた人造人間で、スカーレットウィッチの元夫。新生『アベンジャーズ』#0では、自身の完璧な記憶力と人間の感情の衝突によって生じるフラッシュバックに苦しむビジョンが、感情を除去するシーンからシリーズが始まりました。

ミズ・マーベル

本名カマラ・カーン。「ミズ・マーベル」を名乗った4人目の女性。テリジェンの雲によってインヒューマンズの一員となり、体を自在に変化できる能力を手に入れました。

・・・アベンジャーズ以外にも気になるキャラクターが続々登場します。

アイアンハート

ネタバレになりますが、本書の後「将来犯すことになっている罪で人を裁くことができるか?」という問題をめぐってヒーロー同士が争う「シビル・ウォーⅡ」イベントが勃発します。

そして事件収束後、トニー・スタークはアイアンマンを引退し、その後を継ぐのがアイアンハートことリリ・ウィリアムズという15歳の天才少女です。
(前巻『インビンシブル・アイアンマン:リブート』冒頭で、その存在がトニー・スタークの台詞の中で語られていました。)

本書では、リリがいかにしてアイアンハートになるか、そのオリジンの一端が語られます。

特にリリが友人とヒーロー名を相談するシーンが大変微笑ましいです。

▸リリ:「アイアンマンがもし女の子だったらどんな名前かな?」
▹友人:「アイアンレディ」
▸リリ:「だめ」
▹友人:「アイアンウーマン」
▸リリ:「月並みって感じ」
▹友人:「アイアンメイデン」
▸リリ:「うげ」「それでもアベンジャーズのファンなの?」
▹友人:「わたしが好きなのはディフェンダーズよ」

アイアンハートの活躍は、小社既刊『スペクタキュラー・スパイダーマン:イントゥ・ザ・トワイライト』にも出てきますので、よろしければぜひご覧ください。

ゴースト

大ヒット上映中の『アントマン&ワスプ』に、すべてをすり抜ける神出鬼没の謎の美女「ゴースト」が登場します。

本書でも、性別は男ですが、トニー・スタークの研究室の壁をすり抜けて侵入する同名ヴィランが登場します。

ユキオ

映画『デッドプール2』(2018年)でキュートな天然キャラが人気を博したユキオの(おそらく)元ネタとなった同名女性が登場します。

コミックス版のユキオは『ウルヴァリン』#2(2010年)でウルヴァリンに襲われたことが原因で、現在は車椅子に頼って生活しています。

トモエ

バイオハック忍者軍団を操る黒幕として、本書が初登場となる人物です。
その名のとおり日本人で、前述のカマラ・カーン同様、テリジェンの雲によって特殊能力を獲得しました。

その能力は稼働している機械を操る力で、この能力を使って、ウォーマシンやアイアンマンのアーマーを奪取し、逆に自らのアーマーにしてしまいました。

※「テリジェンの雲」について、知らない方は「何じゃらほい?」という感じだと思います。
簡単ですがこちらのブログで説明してますので、ご確認ください。


ミーハー心をくすぐるマシーンの数々


ところで本書邦題サブタイトルは「ウォーマシン」です。

「ウォーマシン」といえば、トニー・スタークが開発したアーマーで戦うジェームズ・ローズ(愛称ローディ)ですが、実は原書サブタイトルは「WAR MACHINES」と複数形になっています。

つまり本書はローディだけでなく、自らアーマーを開発したリリ・ウィリアムズ、他人の機械を自らのアーマーにして戦うトモエも、注目キャラクターとしてスポットを当てているのだと思います。

▲15歳のリリが開発したアーマー

本書の作画を担当したマイク・デオダード・ジュニアは、リアリティのある細かい陰影の描写が特徴の作家で、精緻なアーマーが多数登場する本書にうってつけのアーティストといえます。

読者の皆様には、マシーンや背景の細かい描写も注目して本書を楽しんでいただければ幸いです。

以上、今週のアメコミ魂はこの辺りにさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

来週と再来週のアメコミ魂では、ShoPro Booksの11月~1月新刊ラインナップ(予定)を、DC編とマーベル&スター・ウォーズ編の2回に分けて発表します。
お得なプレゼントもご用意する予定です。火曜日正午の更新をぜひお楽しみに!

(文責:小出)

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2018年9月11日火曜日

『バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン』――DCユニバースの転換点をウォッチせよ!

アメコミ魂をご覧の皆様こんにちは!
本日ご紹介する書籍は9月20日ごろ発売の『バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン』です。

ジョシュア・ウィリアムソン、トム・キング[作]
ジェイソン・ファボック、ハワード・ポーター[画]
定価:本体2,100円+税
●2018年09月20日頃発売●

本書籍の注目ポイントはズバリ、80年に及ぶDCコミックスの歴史を改編した2011年「フラッシュポイント」からの、「ニュー52」~「DCリバース」と続く大きな流れの転換点となる作品である点です。

そこで今回のアメコミ魂では、フラッシュポイントから本書に至るDCユニバースの流れを私なりに整理してみたいと思います。

事の発端はフラッシュ(二代目フラッシュ/バリー・アレン)でした。


フラッシュポイント事件とニュー52シリーズのスタート


バリーの母親を殺した真犯人が、フラッシュの宿敵であるリバース・フラッシュ(イオバード・ソーン)だと知ったバリーは、スピードフォースで過去に遡りソーンから母親を救いました。

しかしこの禁断の歴史改変行為によりバタフライ効果(*)が生じ、1935年以来脈々と続いてきたDCユニバースの世界が大きく改変されてしまったのです!

*ブラジルで一匹の蝶が羽ばたけば、連鎖反応によってテキサスで竜巻が起きるかもしれないという理論的事象。

そして改変されたDCユニバースにおいては、バリーの母親が健在で、ゴッサムシティの路地裏で強盗に殺されたのはブルース・ウェインで、ブルースの父親トーマス・ウェインがバットマンになり、さらにヨーロッパ全土を災禍に巻き込むアクアマンVSワンダーウーマンの大戦争が起こっていました!(ややこしい・・・)

なんとか歴史改変を元に戻そうとするバリーは、バリーの話を聞いて息子ブルースが生きる本来の世界に希望を見いだしたトーマス・ウェインの力を借りて、世界を元に戻すことに成功したかに見えました。

・・・・・・しかし、バリーが戻った世界はそれまでのDCユニバースとは微妙に違っており、三つの世界(ヴァーティゴコミックス、ワイルドストーム、DCコミックス)が融合し、世界にスーパーヒーロー達が誕生したのはわずか5年前、という世界でした。

こうして始まったのがニュー52の世界です。

このニュー52の世界では、それまでのDCユニバースの設定を引き継いでいる部分もあるものの、「スーパーマンの死」や「ノーマンズ・ランド」といった有名な事件は消えてしまいました。

そして、この「フラッシュポイント」と同月(2011年8月)に刊行されたのが、世界にスーパーヒーロー達が誕生した5年前の瞬間を描いた『ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)』でした。

『ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)』


新章突入となるDCリバース


世界にスーパーヒーローが誕生してから10年、ニュー52がスタートしてから約5年後の2016年5月に始まった新シリーズが「DCリバース」です。
そしてその嚆矢として刊行されたタイトルが『DCユニバース:リバース』です。

『DCユニバース:リバース』

『DCユニバース:リバース』は、フラッシュポイントのようにそれまでのDC世界を一変させる"リランチ"ではなく、ニュー52の世界を前提とした"新章突入"でした。
ですので基本的には、DCリバースの世界において、ニュー52で描かれた事件はすべて"起こった出来事"として理解してよいでしょう。

この『DCユニバース:リバース』において、大いなる謎とともに登場するのが、三代目フラッシュであるウォリー・ウェストです。

ウォリー・ウェストはニュー52シリーズでは全く登場しなかったことから、DCユニバースに"いないもの"と思われていましたが、そうではなく、フラッシュポイント事件を契機に時間軸の外側に弾き飛ばされていたのでした。

そしてウォリーは、歴史改変を引き起こした真の原因はフラッシュポイント以外にあることをバリーに告げます。

バリー:「犯人はソーンか?」
ウォリー:「いや、ダークサイドやリバース・フラッシュよりもっと強い存在だ」「会ったことのない未知の存在だ」
ウォリー:「今も僕らをウォッチ(監視)している」

そうです、フラッシュポイントの裏でDCユニバースを10年にわたりウォッチ(監視)し、操る存在がいたのです!
それは一体誰なのでしょうか?

『DCユニバース:リバース』のストーリーは最後、バットケイブの岩に埋まった黄色いスマイルマークのボタンをバットマンが見つけるところで終わりました。


ウォッチメンとの関わりは?


『DCユニバース:リバース』の注目すべき点は、新シリーズのオープニングタイトルというだけではありません。
その巻末資料で語られたように、物語の随所に『ウォッチメン』との関わりを仄めかす描写が存在する点です。

『ウォッチメン』

1986~1987年にDCコミックスから発表されたアラン・ムーア脚本の『ウォッチメン』は、SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして史上初めて受賞し、今でもアメコミ最高傑作との称号をほしいままにする作品です。
日本においても人気が高く、おそらく日本で最も販売部数の多いアメコミだと思われます。

しかし、DCコミックスにとってこれだけ重要な作品にも関わらず、その内容はというと他のDCキャラクター達(バットマンやスーパーマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、ジャスティス・リーグなど)は一切登場せず、その後のDCの他の作品においても正式に語られることのない孤高の作品となっています。

そのため、作品やキャラクターがクロスオーバーすることの多いアメコミ(DC、マーベル問わず)において、ウォッチメンはDCユニバースに属さない別次元の作品と思われてきました。

ところが、『DCユニバース:リバース』において、おそらく初めてウォッチメンが、スーパーマンやバットマンと同じDCユニバースに存在することが仄めかされたのです!

・・・・・・『ウォッチメン』は1985年10月のロールシャッハの日記から物語が始まります。
そして現在のDCユニバースにおいては、この世界に初めてスーパーヒーローが登場したのは2011年の5年前、2006年ということになっています。

果たしてその21年前に、オジマンディアス、ナイトオウル、ドクター・マンハッタンといったウォッチメンに登場したヒーロー達がDCユニバースに存在していたのでしょうか?
もしそうなら、彼らは今どこで何をしているのでしょう?
(ロールシャッハはやはり死んでしまったんでしょうか・・・・・・)

また、ウォッチメンがDCユニバースの一員だとしたら、俄然気になってくるのが『DCユニバース:リバース』にウォッチメンの元ネタとなったキャラクター達(*)が描かれている点です。

*キャプテン・アトム(⇒ドクター・マンハッタン)、サンダーボルト(⇒オジマンディアス)、ブルービートル(⇒ナイトオウル)

果たしてこれららのキャラクターはどうウォッチメンと絡んでくるのでしょうか?

いずれにせよ、ウォッチメンは現実のアメリカ現代史と濃厚に関わりを持つ、非常にリアリティの強い作品でした。
ウォッチメンがDCユニバースに存在するとなると、バットマンやスーパーマンといったスーパーヒーロー達は今後さらに強いリアリティを帯びて描かれていくことでしょう。

今後のDCユニバースの展開が気になるところです。


『バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン』の冒頭紹介


物語はバットケイブでバットマンが、血のついた黄色いボタンを調べるシーンから始まります。

このボタンはもちろん、『ウォッチメン』冒頭で死亡したコメディアンが付けていたボタンでしょう。

ボタンからは放射線が発せられていることが判明し、テーブルに置いたサイコ・パイレートの仮面と反応しました。
(※なぜサイコ・パイレートの仮面がバットケイブにあるのかというと、精神を病んだゴッサムガールを治療するために使用したためです。詳しくは『バットマン:アイ・アム・ベイン』をご覧ください。)

その間均等な9コマのレイアウトが多用されますが、ここでも『ウォッチメン』を連想させる描写となっています。

そして、そこに突然現れバットマンを襲うのが、イオバード・ソーンことリバース・フラッシュです。

ソーンはフラッシュポイント事件の際トーマス・ウェインによって殺されましたが、すでに時間の因果律を超越した"生きたタイムパラドックス"になっている彼は、死亡しても別の時間軸から現れ復活することができるようです。

しかし、トーマス・ウェイン版バットマンに一度"殺された"復讐と、謎の黄色いボタンを手に入れるため、現在の時間軸のバットケイブに出現し息子ブルース・ウェインに襲いかかったのです。

均等な9コマのレイアウトの中、延々とソーンに殴られ続け気絶するバットマン。

黄色いボタンを手にしたソーンは一瞬どこかに移動します。しかし次の瞬間、体の左半分が干からび骨が剥き出しになった無残な姿でバットケイブに再び現れ、「神を見た」と言って息絶えます。
そしてソーンの手には黄色いボタンはありません・・・・・・。

果たしてソーンは誰に殺されたのか?
そしてボタンはどこへ消えたのか?

ここから先はぜひ本書を手に取ってご覧ください。DCユニバースの一大転換点となる本書、ぜひお見逃しなく!


注目キャンペーンのご案内!


 キャンペーン1  初回封入特典「レンチキュラーカード」


『バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン』初回出荷分に、オリジナル・レンチキュラーカードがもれなく付いてきます。見る角度によってリバース・フラッシュとフラッシュポイント版バットマンの絵柄が切り替わり、かつ飛び出して見える3Dとなってます。(かなり飛び出します!)



確実に手に入れたい方は書店でご予約されることをお勧めします。


 キャンペーン2  BATMAN DAY 2018


今年はShoPro BooksのDCコミックス全100冊が対象!
BATMAN DAYキャンペーンを開催中!

2018年9月15日は、全世界でバットマンを祝うBATMAN DAYです。
小社も微力ながらBATMAN DAYを日本で盛り上げるべく、9月をバットマン強化月間として、対象店舗で小社DCコミックス作品をお買い上げのお客様に、1冊につき1枚オリジナルコースターをプレゼントしています!



対象店舗は小社HPでご確認ください。

※数に限りがございます。万が一品切れの場合にはご了承ください。

今週のアメコミ魂はこの辺りとさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。

(文責:小出)

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2018年9月4日火曜日

アントマン関連コミックス紹介【画像アリ】

アメコミ魂をご覧の皆様、こんにちは!
8月31日公開のマーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ』、皆様もうご覧になりましたか?

「身長1.5cmの最小ヒーローって斬新!」「おっちょこちょいだけど憎めないスコット・ラング放っておけない!」
本日のアメコミ魂は、そんな映画を見てアントマンが気になった方に、アントマンが登場する邦訳コミックスをご紹介したいと思います。

小社から刊行中の全関連書籍をご紹介しますので、この機会にチェックしていただければ幸いです。


アントマンのコミックス史紹介


コミックス紹介に入る前に、まずは簡単にアントマンのコミックス史を紹介します。
実はアントマンを名乗ったヒーローは歴代で三人います。

初代アントマン=ハンク・ピム🐜


初代アントマンは、生化学者のハンク・ピムです。
コミックス史的な初登場は『Tales to Astonish』#27(1962年)です。
彼は、物体の大きさを変えられる「ピム粒子」を発見し、自分の体で実験し昆虫ほどの大きさに縮小しました。その後間もなく彼はアリとの意思疎通を可能にするサイバネティックス・ヘルメットを開発し、さらに昆虫の攻撃から身を守る保護スーツを着用し、スーパーヒーロー「アントマン」となりました。
初期アベンジャーズ結成メンバーの一人です。


二代目アントマン=スコット・ラング🐜🐜


電気技師で元強盗のスコット・ラングは娘キャシーの命を救うため、ハンク・ピムからコスチュームを盗み出しました。彼の活躍を見て、ハンク・ピムは彼を二代目アントマンとして認めました。
コミックス史的な初登場は『アベンジャーズ』#181(1979年)です。


三代目アントマン=エリック・オグレディ🐜🐜🐜


三代目アントマンになったのは、素行のよくないシールド捜査官エリック・オグレディです。
シールドの空飛ぶ要塞ヘリキャリアで働いていた彼は、ピム博士のアントマンスーツを期せずして入手しました。当初は私利私欲のためにスーツを使っていましたが、後に改心しヒーロー活動を開始しました。
コミックス史的な初登場は『Irredeemable Ant-Man』#1(2006年)です。

続いてアントマン関連コミックスをご紹介していきます。


邦訳アントマン関連コミックス紹介


『アントマン:シーズンワン』


まず一番にお勧めしたいコミックが、アントマン単独作『アントマン:シーズンワン』(2015年刊行)です。


アントマン度:🐜🐜🐜(アリ三つ)

アントマンのオリジン(誕生譚)を描いた本書は、アントマンを本格的に紹介する邦訳コミックスとしては日本初となります。
主人公はハンク・ピムで、彼がいかにして初代アントマンとなったかが読み応えたっぷりに描かれます。
映画を見てアントマンが好きになった方にはぜひ手に取っていただきたい書籍です。


『マーベル・アベンジャーズ事典[増補改訂版]』



アントマン度:🐜(アリ一つ)

コミックスではありませんが、228人のヒーローとヴィランを完全収録した本事典には、アベンジャーズ結成メンバーであるアントマンについても詳しく掲載されてます。
アントマンについてざっくり知りたい方は、まず本書で調べるのがよいでしょう。


・・・・・・続いては、アントマンが登場するコミックスを一気に紹介していきます。


『イヤー・オブ・マーベルズ』



アントマン度:🐜🐜(アリ二つ)

マーベル・ヒーロー達が季節のイベント毎に活躍する本書で、春休みだろうと休みなく働くアントマンは、3月の章で1章まるまる使って登場します。
活躍するのはマイアミで警備会社を経営する二代目アントマンのスコット・ラングです。


『マーベルツムツム:テイクオーバー!』



アントマン度:🐜🐜(アリ二つ)

大人気パズルゲーム「マーベルツムツム」がコミックになって登場する本書では、"アントマン警備保障"を経営するスコット・ラングがツム達の暴走を止めるため活躍します。


『ガーディアンズ:チームアップ 2』


アントマン度:🐜🐜(アリ二つ)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々がマーベル・ユニバースのひとクセもふたクセもあるヒーローとチームアップする本書でも、二代目アントマンのスコット・ラングが登場します。なお、彼がチームアップするのはドラックスです。


『デッドプール:トゥー・スーン?』



アントマン度:🐜(アリ一つ)

マーベル・ヒーロー達が次々と惨殺される連続殺人事件が勃発!事件を解決するためデッドプールとスクイレルガールが奔走する本書でも、二代目アントマンのスコット・ラングが登場します。そして彼も・・・・・・どうなるかは本書を見てのお楽しみ。


『スパイダーマン ホームカミング:プレリュード』



アントマン度:🐜(アリ一つ)

映画『スパイダーマン:ホームカミング』の前日譚となる本書では、映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でのスパイダーマンの活躍が描かれます。映画を見た方はご存じのように、空港のシーンでアントマンはジャイアントマンになってキャプテン・アメリカ側に立って戦います。


『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン:プレリュード』



アントマン度:🐜(アリ一つ)

映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の前日譚コミックスとなる本書。同時収録されたヴィジョンのコミックス初登場回『アベンジャーズ』#57-58(1968年)に、初代アントマンのハンク・ピムがワスプとともに登場します。


・・・・・・ここまでコミックス正史およびマーベル・シネマティック・ユニバースを舞台にしたアントマン関連コミックスをご紹介しました。

最後に、これらとは別のユニーバス(「アルティメット・ユニバース」)でのアントマンを深く掘り下げたコミックスを一冊ご紹介します。ある意味、これまで紹介した書籍以上に"濃い"アントマンを堪能できます。


『アルティメッツ』



アントマン度:🐜🐜🐜(アリ三つ)

映画『アベンジャーズ』の原典にして、コミック界の鬼才マーク・ミラーが別次元のアベンジャーズ「アルティメッツ」の活躍を描いた超大作。嫉妬に狂ったハンク・ピムの暴走が、映画さながらのリアルな心理描写と超絶アートで描かれます。

・・・・・・如何でしたでしょうか。気になるアントマン書籍が一冊でも見つかれば幸いです。
今週のアメコミ魂はこの辺りとさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。
来週のアメコミ魂は、DCユニバースの転換点となる『バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン』をご紹介します(※お得なキャンペーン情報もあります)。お楽しみに! 

(文責:小出)

▼お気に入りの記事やタイトルがございましたら、皆様のSNS等でぜひご紹介してください。ただし、画像の無断転載はご遠慮ください。

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2018年8月28日火曜日

仁義なき戦い!『デッドプール:デッドプールVS.セイバートゥース』

アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!
本日ご紹介するコミックスは、先週発売されたばかりのデッドプール第4期レギュラーシリーズ「ワールドグレイテスト」VOL3となる『デッドプール:デッドプールVS.セイバートゥース』です。


ジェリー・ダガン[作]
マテオ・ロリ他[画]
定価:本体2,100円+税
●2018年08月23日頃発売●

収録されているのは、セイバートゥースとの死闘を描いた本編#8-11と、2099年のデッドプールを描いた「デッドプール2099」第2章です。

それでは、前号VOL2「アメコミ魂」に引き続いて、今回も米国版Amazonレビューから見ていきましょう。

まずは最も好意的なレビューから。

★★★★★

"迷惑なくらい面白い!"

デッドプール最高!(映画がね!)
ライアン・レイノルズは、グリーンランタンより断然いいね。
実はデッドプールのコミックスは読んだことがなかったんだけど、映画がヒットしてから『DEADPOOL: Secret Invasion』を買いに行ったんだ。話の雰囲気が気に入ったよ。
『デッドプールVS.セイバートゥース』はキンドル版で読んだけど、紙の本と同じ程度だね。次VOL2をまたキンドルで買おうと思うよ!

(-_-).o0○(…絶賛してるのはコミックスじゃなくて映画ですよね!
キンドル版と書籍版が同じクオリティって、そらそうよ。
そして、VOL2はVOL3の前に読んだ方がいいよ!)

…と、なんかツッコミどころ満載なレビューでしたが、続いて最も批判的なレビューも見てみましょう。

★★★☆☆

"ウルヴァリンの絵が似てない事を除けば良かった"

このコミックスは最高だよ…、もしアーティストがウルヴァリンをもっと良く描いていたらね。彼の見た目は本当に酷いよ。デッドプールは最高さ、楽しいし狂ってるし、ウルヴァリンを何度も痛めつけるんだ!

(-_-).o0○(…ウルヴァリン出てきてましたっけ? セイバートゥースの間違いじゃ…?)

最も好意的も最も批判的もどちらも微妙なレビューでしたので、もう一つだけ引用させていただきます。

★★★★☆

"最初からVOL3の内容でシリーズを始めれば良かったのに!"

VOL1『ミリオネア・ウィズ・ア・マウス』、VOL2『エンド・オブ・エラー』ではマークス・フォー・マネーにフォーカスが当たってたけど、VOL3でついにデッドプールがセンターステージに帰ってきた! 冗談を言い、戦い、爆発し、殺す…。うん、期待どおりのデップーだよ!

新しいデッドプールファンには、このコミックスを読むように絶対薦めるよ! 昔からのファンにはどうだって? …だって彼らはもう既に読んでるだろ?

…そうです。このレビューのとおり、本書でついにデッドプールがストーリーの中心に帰ってきました。
しかも前「マーベル・ナウ」シリーズから続くウェイド・ウィルソンの過去の精算と、彼の未来へと繋がる内容となっているのです。

新旧問わずデッドプールファンの皆さんに読んでいただきたい一冊です。

それでは本書の紹介に入りましょう。
あ、ちなみに本ブログは"ネタバレ有り"です。
本書を既にお持ちでまだ読んでないという方は、本書を先に読んでから本ブログを見ていただけたらと思います。


『デッドプールVS.セイバートゥース』に至る経緯


まずは前号『デッドプール:エンド・オブ・エラー』のおさらいから

記憶障害と双極性障害で俺ちゃん"悪意の手帖"に書いてある人物を何度も襲うデッドプール。
その手帖の中で「セイバートゥースがガソリンを用意した」というメモを見つけたデッドプールはセイバートゥースをぶっ殺そうと決意します。

…ってこれだけじゃ訳が分かりませんね。

話は前シリーズ「マーベル・ナウ」に遡ります。

デッドプールはバトラー博士の被検体として洗脳されていた一時期、傭兵として彼が命令する人物を殺していました。そのときバトラーに一緒に協力していたのがセイバートゥースです。
そして、デッドプールはバトラー博士に命じられるまま、カナダの自分の生家にガソリンで火を放ち、両親を焼き殺してしまいました。
(詳細は、『デッドプールVOL.6:オリジナル・シン』をご覧ください。)

しかしデッドプールはこの出来事を覚えていません。
そう、デッドプールは人を殺しても次の日にはそれを忘れてしまうのです。

彼の記憶力がこうも悪い理由は、『エンド・オブ・エラー』P7に描かれているように、過去の戦いで頭に銃弾をぶち込まれたり刀で真っ二つにされたりしてきたから。
…というのは冗談で、ウェポン・プラス計画によりヒーリングファクターを手に入れた結果、癌による脳細胞の破壊と再生が繰り返されることと、バトラー博士による洗脳の結果です。
(詳細は、デッドプールの哀しいオリジンを語った名作『デッドプールVOl.3:グッド・バッド・アンド・アグリー』をぜひご覧ください。泣けます!)

ウェポン・プラス計画とは、アメリカ政府とカナダの秘密組織デパートメントKが共同で行った超人兵士計画。特にウルヴァリンにアダマンチウム合金を結合し、セイバートゥースを強化し、デッドプールを生み出したウェポンX計画が有名です。

バトラー博士はウェポン・プラス計画メンバーの一人です。
デッドプールがウェポンX計画から逃げ出してから一時期、デッドプールを被験体にヒーリングファクターの研究をしていました。
その目的は、ウェイド・ウィルソンと同じく癌で余命幾ばくもない妹を救うためです。
(※バトラーとデッドプールの因縁と結末は上記『グッド・バッド・アンド・アグリー』でご覧ください。)

…おぼろげな記憶を頼りにデッドプールは、バトラー博士の閉鎖された薬局、カナダの生家跡、そして放火前に酒を飲んだバーを訪れ、そこにセイバートゥースがいたことを思い出し、さらにセイバートゥースが両親を殺したという誤った記憶が蘇ります。

そしてデッドプールはセイバートゥースへの復讐を誓います!


セイバートゥースの略歴


ここで、本書のもう一人の主人公、セイバートゥースの略歴をご紹介します。

セイバートゥースとは?

本名ビクター・クリード。
初登場は『アイアンフィスト』#14(1977年)。

ウルヴァリンの宿敵で、ほぼ同等の能力を持つミュータント。ウェポンX計画の被験者でもあり記憶障害を持ち、過去の経歴等は謎に包まれています。

ウルヴァリン同様、超回復能力ヒーリングファクターと加齢遅延属性を持ち、獣のような俊敏性と戦闘力、鋭い爪と牙を武器に戦います。

ウルヴァリンを目の敵にし、彼の誕生日の度に彼の大事なものを奪うというイカレタ趣味を持ちます。かつてウルヴァリンの恋人シルバー・フォックスを惨殺したこともあります。

2014年のイベント『アベンジャーズVS.X-MEN:アクシス』で、<反転>呪文によりヴィランからヒーローへ変身しました。
ヒーロー活動としては、アベンジャーズ・ユニティ・スクワッドに参加し、ウルヴァリン亡き後は彼の遺志を継いで行動しています。

現在はマグニートーらとともに新生X-MENを結成し、後述するテリジェン・ミストからミュータントを守るための活動をしています。

2009年映画『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』では、ローガンの兄という設定で、ウルヴァリンとともにW主人公として出演しました。
その能力は鋭い爪を武器とした戦闘能力やヒーリングファクターなど、コミック版をほぼ踏襲しています。


不死身VS.不死身の終わりなきバトル勃発!


「ローガンができなかったことをやってやる」
「てめえをぶっ殺す!」



二人の戦いは、セイバートゥースの頭蓋骨が剥き出しになり、デッドプールの内臓が飛び出してと、…文字どおり血で血を洗うグロい戦いが展開されます。

お互いヒーリングファクター能力を持つ者同士。…この戦いに終わりはあるのでしょうか?
そして、お互い死なないのに戦う意味はあるのでしょうか?

そもそも戦う理由がデッドプールの勘違いによる敵討ち。
そして両親殺しの真犯人は実は自分自身という…。
デップーさん、ソレどうなんでしょう…。

デッドプールは本気でセイバートゥースを殺しにきますが、一方のセイバートゥースはどこか手加減気味。
セイバートゥースは、バトラーの被検体だった頃からデッドプールに同情的で、戦いの最中もデッドプールを気遣います。

「ウェイドが罪悪感を感じる必要はない」
「オレは何百人も殺してきた。オレの犯行にすればいい」
「そうすれば、こいつを救える」

セイバートゥース、滅茶苦茶いい奴じゃん!


テリジェン・ミスト――ミュータント絶対殺すガス!


警察ヘリと取材ヘリが空中で衝突し、トラックの積み荷が路上に転がり落ち、デッドプールがトラックに飛び乗り…と、映画さながらのアクションシーンが続く中、不死身同士の戦いを終わらせる秘密兵器をデッドプールは取り出します。

ミュータント種族を殺すガス、テリジェン・ミストです。

テリジェン・ミストはインヒューマンズの能力の発現を促す触媒ですが、ミュータントにとっては死をもたらす伝染病M-ポックスを発病させる毒物です。

2013年「インフィニティ」事件においてサノスが地球侵攻した際、インヒューマンズの王ブラックボルトは地球の大気に大量のテリジェン・ミストを放出しました。
これによりインヒューマン遺伝子を持った何百人の人間がインヒューマンズのパワーを獲得すると同時に、空中のテリジェン・ミストは大気中の物質と反応し、ミュータントの生存を脅かす物質となりました。

デッドプールはこの、ミュータントにとって禁断の武器をセイバートゥースに使おうとします。

いや、さすがにやりすぎなんじゃ、デッドプール…と、読者も引くぐらい今回のデッドプールはガチです。
果たしてデッドプールは本当にセイバートゥースを殺してしまうのでしょうか?
(繰り返しますが、セイバートゥースが両親を殺したというのは勘違いです…)。


デッドプールの未来へとつながる伏線


ここでセイバートゥースは、デッドプールの未来を左右しかねない重大な秘密を告白します。

「こいつの娘はミュータントだ」
「X遺伝子が目覚める頃にはTミストが消えていればいいが」

その後、デッドプールはドクター・ストレンジのサンクタム・サンクトラムの館を訪れ、過去のデッドプールの行動を録画したVHSビデオを暖炉で燃やし、さらにバトラーとデッドプールに関する日記を焼き払います。

「もう過去は振り返らない」
「人生の無駄だ」
「俺には未来があるんだ」

…そう、デッドプールはついにバトラーの洗脳のくびきを脱したのでしょう。
思うに、それもこれもセイバートゥースの優しさのおかげです。

こうしてデッドプールは未来へと新たな一歩を踏み出します。
そして物語は巻末に同時収録のミニシリーズ「デッドプール2099」へと続きます!
(未来に飛びすぎじゃ・・・)

※「デッドプール2099」では、本編に関連する"ある人物"が登場します。この人物の登場で今後、本編と「デッドプール2099」が繋がってくる気がします。

以上、今週のアメコミ魂はこの辺りとさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。

追伸:
改めて本書を読んだ感想を一言。
「セイバートゥースはめっちゃいい奴だ!」

そして、セイバートゥースのバイクのシートに接着剤を塗るデッドプール、「最低な奴だな!」(笑)

(文責:小出)

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2018年8月21日火曜日

オススメ!『オールスター・バットマン:エンド・オブ・アース』

アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!
本日ご紹介する書籍は、DCリバースシリーズバットマン関連誌の一つ、「オールスター・バットマン」VOL.2となる『オールスター・バットマン:エンド・オブ・アース』です。

スコット・スナイダー[作]
ジョック他[画]
定価:本体2,300円+税
●2018年8月23日頃発売●

本書の見どころはズバリ、"バットマン、アメリカ大陸を転戦"です。

VOL.1『オールスター・バットマン:ワースト・エネミー』に引き続き、バットマンは慣れ親しんだゴッサムシティを離れ、アメリカ大陸を股にかけてヴィラン達と戦います。

アラスカの凍原でミスター・フリーズと死闘を演じ、ネバダの砂漠でポイズン・アイビーを必死に説得し、ミシシッピの沼沢地ではマッドハッター相手に思わぬ苦戦を強いられます。

トム・キングが新たなバットマン像を描くメイン・タイトル誌「バットマン」シリーズも大変面白いですが、いつもの見慣れたゴッサムシティ以外の場所でバットマンが活躍する様は大変新鮮で、面白く感じることでしょう。

他にも、本シリーズにはバットマン本誌とは違った数々の魅力があります。

「なぜ、あなたにオールスター・バットマンをお薦めするのか?」
本ブログでその魅力の一端をご紹介させていただければ幸いです。


「オールスター・バットマン」シリーズの見どころ


見どころ1 スコット・スナイダーが脚本を書いている。★★★


2016年に始まった現行の「DCリバース」シリーズに先立つ「THE NEW 52!」シリーズで、その旗艦誌とも言うべき「バットマン」シリーズを大成功に導き、一躍DCコミックスを代表する人気ライターとなったのがスコット・スナイダーです。

その魅力を私なりに分析すると、物語序盤から伏線や意味を敷き詰めつつ、それらが有機的につながり一貫性を持ちながら、クライマックスに向かってきちんと盛り上がれるところに、映画的な面白さがあるからだと思います。

本作でも、一見4人のヴィランの物語がオムニバス的にバラバラと収録されている印象を受けるかもしれませんが、最後まで読むと4編の物語が有機的に結びついていて、無駄なエピソードが一つもないどころか、ニュー52から続く一続きのストーリーとなっていることを実感できることでしょう。

さらに訳者の解説によると、本書にはバットマン誌のみならずDCユニバース全体にかかわる重要な伏線が仕掛けられているそうです。

バットマンファンのみならず、全DCファンの皆さまに機会があれば読んで欲しい一冊です。

見どころ2 ヴィランの物語である。★★


「これはバットマンの物語ではない…」「…たとえそう見えたとしても」

これは本書収録の「終末への道:最終章」に記されたナレーションです。
そう、まさに「オールスター・バットマン」は、バットマンの物語ではなくヴィランの物語なのです。
本シリーズのタイトル"オールスター"とは、バットマンのヴィラン達がオールスター(総出演)というわけです。

他のヒーローに比べても、バットマンには魅力的なヴィランが多い!と思っているのは私だけではないでしょう。

そもそも本シリーズ開始のきっかけについて、スコット・スナイダーがインタビューで語ったところによると、「ニュー52で描き切れていない魅力的なヴィラン達がたくさん残っている。彼らを使って表現したい物語がある」からだそうです。

そんな中、今日ご紹介する『エンド・オブ・アース』は一人のヴィランに一章まるまる割り当てられており、トゥーフェイス一人にメインスポットが当てられ他の多数のヴィラン達はゲスト的な出演にとどまったVOL.1『ワースト・エネミー』と比べても、ヴィランの魅力を一人一人深掘りしてじっくり堪能したい読者にとっては企画意図に沿った満足できる構成といえるでしょう。

見どころ3 アーティスト陣が"オールスター"である。★★


本シリーズの意欲的な試みの一つとして、スコット・スナイダー注目の様々なアーティスト達が作画を担当している点が挙げられます。

…とはいえ、この点についても『ワースト・エネミー』ではジョン・ロミータ Jr.が一人で本編のペンシルを担当していました。

しかし本書『エンド・オブ・アース』では、各章ごとに異なるペンシラーを立てており(※ジョックだけは2章を担当)、その意味でも"オールスター"のコンセプトに忠実な制作体制が実現できているといっていいでしょう。

各アーティストの魅力は各章の紹介で改めて取り上げます。

スコット・スナイダーは本シリーズ立ち上げの際、アーティストそれぞれに描きたいヴィランを聞いてから、各作家の個性を生かしつつヴィランを選定したそうです。

なんとなく、各アーティストの筆致に合ったヴィランがうまくチョイスされていると感じるのは私だけでしょうか?
(テュラ・ロテイによるポイズン・アイビーの妖艶な表情や、ジョゼッペ・カムンコリによるマッドハッターの狂気じみたコミカルな表情、そしてジョックによる躍動感あふれるミスター・フリーズの身のこなしなど。)

しかし物語全体の構成や演出は、各アーティストに丸投げではなく、まとまりが出るようにスコット・スナイダー自身が考えているそうです。

ネームも彼が切っているのでしょう。
たとえば各章1ページ目は、遠くから一コマずつ歩いて近づいてくるバットマンが、共通して描かれます。
エピソード毎に舞台が異なりアーティストも違うとなると、どうしても統一感が失われがちですが、1ページ目で同じ構図がデジャブのように描かれることで、全体としてピリッと引き締まった印象を受けます。

さらに「さすがスコット・スナイダー!」と感じさせるのは、本編最終章の最終ページでは逆に歩いて遠ざかるブルース・ウェインが描かれ、物語のエンディング感をバッチリ表現している点です。
お洒落です!

見どころ4 デューク・トーマスが活躍する。


DCリバースからバットマンの元で修業を始めたデューク・トーマスが、本シリーズでは本格的にサイドキックを務めています。

デュークの心の葛藤と成長を描く、彼を主人公としたミニシリーズ「呪われた輪」での活躍はもちろん、本編中でもサイドキックとして常にバットマンをサポートします。

もちろん、バットマンのメイン・タイトル誌「バットマン」シリーズでもデューク・トーマスは出演しますが、そちらでは、どちらかといえばバットマン一人に焦点が当たっている感が否めません。

新たな相棒の活躍と成長は、読んでいて新鮮な気持ちにさせてくれます。

…続いては、本書各章の見どころをそれぞれ紹介してまいります。


終末への道:第1章


冒頭、雪原を歩くバットマンという珍しいシーンから始まります。
そのスーツは寒冷地対策もバッチリなされ、ミスター・フリーズを連想させるバブルヘルメット(耳付き!)、首にファーの付いたマント、腕には高温バッタランを連射できるアームキャノン…とどこかユーモラスな装いのバットマンは新鮮です!

そして本章で対峙するヴィランは、ミスター・フリーズです。

ミスター・フリーズ


ニュー52以降の設定では、元ブルース・ウェインの会社、ウェイン産業で働く冷凍技術の研究者でしたが、研究の中止を言い渡され逆上し施設を壊した際に化学物質を浴びて、極低温でしか生きられない体質となりました。そのせいで常に特殊なスーツを着用しています。冷凍銃を武器に使います。
研究対象として出会った、半世紀近く冷凍睡眠している女性ノーラを自分の妻だと思い込み、今も目覚めさせようとしています。

ジョック


本章のアーティストはジョックです。

その特徴は、バンド・デシネを彷彿とさせる細い線と大胆なベタの印影が、とにかくお洒落なんです!
どことなく、超絶技巧で人気の二コラ・ド・クレシーに似た雰囲気を感じさせ、個人的には本書の中で一番好きなアーティストさんです。

またコマ割りやフキダシの配置も独創的で、黒い配線コードやメインカットの影の部分をフキダシに見立てたりと工夫を凝らしています。


コマ割り、フキダシ、フォントも絵の一部になっていて、"コミック芸術"と呼びたくなるクオリティの高さです。(フォントは日本語に置き換わっていますが…)

彼の線は丁寧さより勢いを重視した筆致で、かつコマ割りが独創的なので、もしかしたら見辛いと感じる読者さんもいらっしゃるかもしれませんが、そういった自らの特徴を意識してでしょう、多用される大胆な大ゴマや余白が見やすさとともにメリハリをもたらし、それも相まって芸術性の高さを感じます。

またフキダシの背景色にも注目していただきたいです。
雪原では白、暗い建物の中は黒、そして焼夷弾で燃え盛る建物の中では赤茶色と、場面に応じて色を変えることでシーンの印象を構築しています。

ジョックが手掛けた作品としては、他に『バットマン:ブラックミラー』『グリーンアロー:イヤーワン』(共に小社刊)などがあります。彼の絵が気に入った方はぜひチェックしてみてください。


終末への道:第2章


第2章では、ポイズン・アイビーをフィーチャーしています。

ポイズン・アイビー


ニュー52以降の設定では、ウェイン産業の生化学部門インターン生としてフェロモンの研究をしていた彼女は、洗脳技術の有用性をブルース・ウェインにプレゼンしますが、逆に危険視され解雇されてしまいます。その際自らが開発した薬品を浴びて、植物や人間をフェロモンで操り、死に至らしめる能力を手に入れました。

テュラ・ロテイ


本章のアーティストはテュラ・ロテイです。
大胆な太い線と原始的な配色がポール・ゴーギャン(ポスト印象派フランス人画家)を彷彿とさせます。
ジョックとはまた違った芸術性を感じさせる作風で、普段アメコミではちょっと見ない絵柄で新鮮でもあります。
多用される黄色やオレンジ、茶色などの暖色系の色合いが太い線に合っていると同時に、ネバダの砂漠を舞台にした本章のストーリーに親和性が高いです。


終末への道:第3章


本章ではマッドハッターというややマイナーヴィランを取り上げています。

マッドハッター


特殊な帽子を使って相手の精神を操ります。「不思議の国のアリス」に偏執的な愛着を持っています。
ニュー52以降の設定では、子供の頃に背の低さからコンプレックスを抱き、まだ開発中の薬を飲んだことがきっかけで精神のバランスを崩し、アーカム・アサイラムに入院させられました。

ジョゼッペ・カムンコリ


本章のペンシルを担当したのはジョゼッペ・カムンコリです。
主な代表作として、ダン・スロット脚本の『アメイジング・スパイダーマン』『スーペリア・スパイダーマン』のほか、最近の仕事として『バットマン:ヨーロッパ』があります。

…本章の見どころとして、ストーリー的には本書の中で一番面白かったです。
『バットマン:ゼロイヤー 陰謀の街(THE NEW 52!)』で語られたバットマンの誕生譚、そしてそれに続くバットマンの活躍全てを全否定するような驚愕のエピソードが、正直小物感のあるマッドハッターの口から語られます。
バットマンのみならず、ベインやジョーカー、リドラー、ハーレイ・クインなどA級ヴィラン全員を全否定しかねない仕掛けとは!?

余談ですが、バットマンがフラミンゴを武器に戦うシーンは最高に笑えます!


終末への道:第4章


実は第1章から第3章までは壮大な伏線にすぎず、全ては第4章で正体が明かされる黒幕へとストーリーはつながっていきます!

ミスター・フリーズがもたらした災厄、ポイズン・アイビーの役割、そしてマッドハッターの技術がどのように第4章につながってくるかは本書を手に取ってお楽しみください。

以上、今週のアメコミ魂はこの辺りで。最後までお読みいただきありがとうございました。来週の更新もお楽しみに!

(文責:小出)

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2018年8月14日火曜日

ジェダイへの復讐譚『スター・ウォーズ:ダース・モール』

アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!
今週ご紹介する書籍は、来週発売の『スター・ウォーズ:ダース・モール』です。

カレン・バン[作]
ルーク・ロス[画]
定価:本体1,800円+税
●2018年8月23日頃発売●

本書は、『エピソード1/ファントム・メナス』で登場するや瞬く間にシリーズ屈指の人気キャラクターになったシスの暗黒卿ダース・モールを主人公とした単独コミックスで、時系列的には32BBY(Before Battle of Yavin)以前の出来事を描いた正史作品です。

本書底本となる原書は、2017年2月から7月まで米国で刊行された全5章のミニ・シリーズ『ダース・モール』と、同じく2017年2月に刊行された読み切り短編『プローブ・ドロイド・プロブレム』からなります。

まずは簡単にダース・モールの略歴をご紹介します。


ダース・モールの略歴


ダース・モールは、頭の角と顔の入れ墨が特徴的なダソミリアン・ザブラク(※惑星ダソミアに住むザブラク種族で、別称ナイトブラザー)です。
魔女マザー・タルジンの息子として生まれ、幼い頃ダース・シディアスに才能を見出され彼のアプレンティス(弟子)となります。

エピソード1では、ジェダイ・オーダーを抹殺するというダース・シディアスの壮大な復讐計画の実行部隊として活躍するも、最後オビ=ワン・ケノービとのライトセーバーの戦いで胴体を真っ二つに割られ、惑星ナブーの反応炉シャフトの底へ落下して死んだと思われました。

しかしモールは、腰から下を失った状態でなんとか生き延び、アウター・リムの惑星ロソ・マイナーに棄てられ、廃棄物でできた6本脚の下半身を手に入れ、怒りと復讐心でほとんど正気を失った状態で10年以上生きていました。

そしてクローン戦争期の20BBY、マザー・タルジンの命令でモールを探しに来た弟サヴァージ・オプレスに発見され、故郷ダソミアに連れ戻され、タルジンの魔法で正気を取り戻します。

その後、モールは闇社会の勢力をまとめたシャドウ・コレクティヴを組織し、クローン戦争の第3勢力として暗躍するとともに、オビ=ワン・ケノービへの復讐を開始することとなります。

……モールというと、ジェダイへの"強烈な怒り"という印象が強いですが、本書ではそのルーツが語られます。
それでは、本書の粗筋を注目ポイントとともにを見ていきましょう。


『スター・ウォーズ:ダース・モール』粗筋


シスは既に死に絶えた、と長く思われていた時代。シス・オーダーはジェダイに気づかれることなく1000年以上脈々と受け継がれていました。
そして32BBY、ついにシスが動き出します。

ダース・モールの抑圧された怒り

物語は、熱帯雨林の惑星トゥオン・ケテイでダース・モールがラスター狩りをする場面から始まります。


ラスターといえば、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で初登場した捕食クリーチャーですが、非常に獰猛で捕獲が難しいことから希少価値が高く、収集家にとって垂涎の的となってます。"トリリアの虐殺"を引き起こしたことでも有名です(その詳細は現時点では不明)。

"恐れ""怒り""憎しみ"……。
そんな感情のはけ口として、モールは次々とラスターを倒していきますが、ラスターを倒してもモールの怒りの感情は慰められません。

続いてのシーンは、銀河共和国の首都惑星コルサント。
ダース・モールは暗闇から、ジェダイ・ナイトのカト・キインとそのパダワンに憎しみの視線を向けます。

しかしジェダイと戦うことはマスター・シディアスに禁じられているため、その抑圧された怒りが晴れることはありません。

シディアスはジェダイ・オーダーを抹殺するための深淵な復讐計画を持っており、モール個人の怒りの感情でシスの存在をジェダイに知られることは決して許せることではありません。

「もしお前が余の施した準備と作戦を危機に陥れることがあれば…、ジェダイ以外の者がお前を始末すると知れ」

シディアスは、決して弟子に優しいタイプのマスターではありません。一方のモールもまた、師に従順なアプレンティスではありません。

先の話ですが、クローン大戦期以降モールの怒りの矛先は元師であるダース・シディアスにも向けられますが、その兆候がすでに本書で垣間見ることができます。

キャド・ベインとオーラ・シング

シディアスが危惧したように、モールの怒りの感情は定期的にガス抜きしないと計画を台無しにする危険があるため、シディアスはモールに新たな任務を授けます。

シディアスの手駒の一つである通商連合の協力者が、ケラックス星系で海賊に軟禁されているのを助けるよう命じられたモールは、その救出作戦の過程で、ある機密情報を偶然知ることとなります。

ジェダイ・パダワンが犯罪カルテルに捉えられていて、なんとオークションにかけられるというのです。

シディアスに知られることなくジェダイ(パダワンですが…)を殺す絶好の機会と捉えたモールは、シディアスには内緒でオークション会場への潜入を試みようとします。

ここでモールは、ある大物賞金稼ぎ達を雇います。

…キャド・ベインとオーラ・シングです。

キャド・ベイン:
クローン戦争期に活躍した惑星デュロ出身の賞金稼ぎです。共和国軍クローン軍団の遺伝子提供者としても有名な賞金稼ぎジャンゴ・フェットがジオノーシスの戦いで死んだ後、銀河一有能な賞金稼ぎと目されました。
後にドュークー伯爵やダース・シディアス、ハット大評議会の仕事も請け負い、特殊能力はないもののその武器と知恵でジェダイとも堂々と渡り合う実力者です。パルパティーン最高議長誘拐計画にも参加しました。
その活躍は、主にTVシリーズ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』で描かれます。

オーラ・シング:
衛星ナー・シャッダ出身の女性賞金稼ぎ。銀河で最も恐れられる殺し屋の一人で、スキンヘッドに突き出たアンテナが特徴的。
クローン戦争中、父親ジャンゴ・フェットを亡くした幼いボバ・フェットを訓練しました。
また、ズィロ・ザ・ハットの依頼を請けて、惑星オルデランでパドメ・アミダラ元老院議員暗殺未遂事件を引き起こしたこともあります。
その最期は、映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の作中、ソロの師匠トバイアス・ベケットによって殺されたと噂されました。

……本書を通じてキャド・ベインとオーラ・シングはモールと行動を共にします。二人の活躍も本書注目ポイントの一つです。

ダース・モールの怒りの理由

「天の高みか、地の底か どこへ我らは落ちてゆくか かつての巨人はかくも小さくなりにけり…」

これは作中度々出てくるマントラで、かつて何千人もの古代シスがマラコアの大戦でジェダイによって虐殺された恨みを忘れぬようにモールが唱えるものです。

作中モールのヴィジョンの中で、幼い頃シディアスに連れて行かれて見た惑星マラコアが記憶として蘇ります。
荒廃したシス・テンプル、戦いに敗れ石と化したシスの先人達、自分達の自由のためにシスの自由を無慈悲に奪ったジェダイ……、若きシスにとってジェダイへの復讐心を掻き立てるに十分な光景がヴィジョンとして展開されます。

殺戮者ジェダイによるシス大虐殺の歴史……それがモールの憎しみが癒えぬ理由なのです!


なお、その際ジェダイによって使用された武器がクロスガード型ライトセーバーで、ファースト・オーダー=レジスタンス紛争期に、ダークサイドの戦士カイロ・レンのライトセーバーのデザインに取り入れられました。

TVシリーズ『スター・ウォーズ/反乱者たち』では、ジェダイ・ナイトのケイナン・ジャラス、その弟子エズラ・ブリッジャー、元ジェダイのアソーカ・タノがマラコアを訪れ、モールが見たのと同じ悲惨なマラコアの光景を目にしました。

エルドラ・カイティスとの接触

まんまとジェダイ・パダワンのオークション会場に潜入したモールは、ついに念願のジェダイ(パダワンですが…)と一対一で対面し、ライトセーバーを抜きます。

ジェダイとシスが対峙する1000年ぶりの出来事です。

ジェダイとシスの1000年ぶりの対決といえば、『エピソード1/ファントム・メナス』で、ダース・モールとクワイ=ガン・ジンがライトセーバーで戦ったタトゥイーンの対決が有名ですが、実はその前に1000年ぶりの対決(?)が実現していたのです。

エルドラ・カイティスは、美人と名高いトワイレックの女性パダワンです。
トワイレックのジェダイといえば、オーダー66で死亡したアイラ・セキュラが有名ですが、カイティスもセキュラに負けず劣らずの美人かつフォースの実力者です。

果たしてモールの復讐は完遂するのでしょうか?

以上、簡単ですが『スター・ウォーズ:ダース・モール』第2章までの粗筋をご紹介しました。ここまでは本書のほんの触りです。ここから先は来週ぜひ本書を手に取ってお楽しみください。

今週のアメコミ魂はこの辺りとさせていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました!

(文責:小出)

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