2019年12月31日火曜日

2019年を振り返る。2019年刊行DC作品5選をご紹介!



アメコミ魂をご覧の皆様、こんにちは!

今日は31日、大晦日ですね。皆様はどのように過ごされていますか?
2019年の振り返りをされている方も多いのではないでしょうか。

10月の神保町ブックフェスティバルや、11月の東京コミコンなど、今年も読者の皆さまと接する機会が多くありました。いつもアメコミを読んでくださっている方はもちろん、アメコミを読むのが初めてという方にもたくさんお会いできたことが印象的です。このアメコミ魂も、まだ見ぬアメコミ読者の方がアメコミに接するきっかけとなるような記事を今後も更新していきたいと思っております! 皆さま今後ともどうぞよろしくお願いします!

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のアメコミ魂では年末らしく、2019年に刊行したDCのアメコミ5選のあらすじをざっくりと振り返ってみたいと思います。皆様もお気に入りの作品がありましたら、ぜひ編集部に教えてくださいね。

▐ 犯罪界の道化王子のラストショー『ジョーカー:ラスト・ラフ』

 ▲『ジョーカー:ラスト・ラフ』書影


今年は映画『ジョーカー』の大ヒットが記憶に新しいですね。
そんなジョーカーの“ラストショー”を描いた、2019年1月発売の『ジョーカー:ラスト・ラフ』。

凶悪犯罪者用の収容所にて、犯罪界の道化王子ジョーカーに病が見つかる。死を免れないと知った彼がとった行動は……犯罪史上最大のパフォーマンス! 

ジョーカーが演出する一世一代のギャグのオチとは?
ぜひ皆さまの目でお確かめください。

▐ 忘れ去られた英雄バットマンを描く『バットマン:イヤー100』

▲『バットマン:イヤー100』書影

バットマンが誕生した1939年から100年後を描いた、2019年4月発売の『バットマン:イヤー100』。

時代は2039年。未来のゴッサムシティで一人の警察官が殺害される事件が発生。
元ゴッサム市警本部長の孫にあたるゴードン警部は、独自の捜査を開始します。

たどりついた犯人は、かつて“闇の騎士”としてゴッサムシティに君臨していた存在。そう、“バットマン”だった!

前述の通り、この作品はバットマン誕生から100年後の未来を描いています。100年後と言われるとかなり未来のことのように思いますが、現実の世界ももう2020年。もうそう遠くない未来ですね(笑)。

バットマン誕生80周年を迎えた2019年の振り返りとして読んでみるのもオススメです。

▐ 子どもたちの戦いが幕を開ける!『スーパーサンズ』シリーズ

▲『スーパーサンズ3』書影

以前アメコミ魂でもご紹介した『スーパーサンズ』シリーズ。スーパーマンの息子ジョナサン・ケントと、バットマンの息子、ダミアン・ウェインが繰り広げる冒険物語です。

全3巻に渡りこのシリーズを刊行しましたが、2019年9月発売の『スーパーサンズ3』をもってひとまず完結。巻数も少ないので、初心者の方にもぜひ読んでいただきたいシリーズです!

ジョナサンとダミアンの学生生活や、彼らのペットによる物語など、かわいらしいエピソードも満載。予備知識もあまりいらないので、さらっと読めちゃうアメコミです。

※『スーパーサンズ3』について紹介した記事はコチラから!

▐ 新生ジャスティス・リーグの物語『ジャスティス・リーグ:新たなる正義』

▲『ジャスティス・リーグ:新たなる正義』書影

2019年10月に発売した『ジャスティス・リーグ:新たなる正義』。
名作『バットマン・メタル』後の世界を描く“新生ジャスティス・リーグ”の物語です。

ジャスティス・リーグは新たな脅威に備えるべく、メンバーを加えて体制を強化し、レックス・ルーサー率いる悪の連合軍「リージョン・オブ・ドゥーム」と激突します。

新ジャスティス・リーグのメンバーは、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュ、サイボーグ、グリーンランタン。そしてホークガールとマーシャン・マンハンター。

対するリージョン・オブ・ドゥームのメンバーは、レックス・ルーサー、シネストロ、ブラックマンタ、チーター、ゴリラ・グロッド、ジョーカー。

壮大なストーリーや迫力のあるアートにグイグイ引き込まれること間違いなし!
続刊で2019年11月発売の『ジャスティス・リーグ:神々の墓所』と合わせてチェックしてみてくださいね。

※『ジャスティス・リーグ:新たなる正義』について紹介した記事はコチラから!

▐ バットマンとキャットウーマンは結ばれるのか?『バットマン:ウエディング』


▲『バットマン:ウエディング』書影

最後は元CIAに在籍していたという異色経歴の持ち主、トム・キングがライターを務めるバットマンシリーズ最新作『バットマン:ウエディング』。2019年12月発売です。

キャットウーマンとバットマンの結婚への旅路を描くシリーズの最新作。今作ではバットマンの宿敵、ジョーカーが二人の前に立ちはだかります。

二人はジョーカーの妨害を跳ね除け、ついに結ばれるのでしょうか?
ぜひ結末を見届けてください!

▐ 2020年もShoProをどうぞよろしくお願いします!

さて、来たる2020年1月にも2冊の新刊発売を控えております!
先日表紙をTwitterで公開いたしましたが、いかがでしょうか? どちらも本国アメリカでとても話題を呼んだ作品。最後に簡単ですが内容をご紹介したいと思います。

▲『ヒーローズ・イン・クライシス』書影

まずひとつは『ヒーローズ・イン・クライシス』

多くの戦いで傷ついたヒーローたちの心を癒やすためにスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンが設立した療養施設“サンクチュアリ”で殺人事件が発生。容疑者はその場にいたハーレイ・クインとブースター・ゴールド……。はたして犯人は誰なのでしょうか?

▲『バットマン・フー・ラフズ』書影

もうひとつは別の世界から訪れた、倫理観や信念を失った最凶のダークナイト“笑うバットマン”の物語『バットマン・フー・ラフズ』

笑うバットマンは『バットマン:メタル』シリーズにも登場し、その設定やインパクトのある見た目から、すでに人気の高いキャラクターです。

この2冊の最新情報は随時Twitterにて更新する予定です!
ぜひチェックしてみてくださいね!

さて、来年も楽しいアメコミを皆さまにお届けできるよう、編集部一同頑張っていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いします!


(文責:松本)
TM & © 2019 DC Comics. All Rights Reserved.


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▼ご意見・ご感想・ご指摘・邦訳希望・翻訳者希望・持ち込み企画などは、下記のメールアドレスにお送りください。

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2019年12月24日火曜日

クリスマス・イブにぴったり!『バットマン:ノエル』



『アメコミ魂』をご覧の皆さま、こんにちは!

早いもので12月ももう終盤。そして本日はクリスマス・イブですね。残念ながら弊社が居を構える東京ではホワイトクリスマスとはなりませんでしたが、イルミネーションが街を彩っているのが見受けられます。

さて、今回は先週の予告通り、クリスマス・イブの今日にぴったりのアメコミ『バットマン:ノエル[新装版]をご紹介いたします!


▲バットマン:ノエル書影


『バットマン・ノエル』は『ジョーカー』でアートを手掛けたリー・ベルメホが、作・画をともに務めた名作です。この作品は19世紀のイギリスの小説家であるチャールズ・ディケンズが、1843年に発表した作品『クリスマス・キャロル』を下敷きにした物語となっております。『クリスマス・キャロル』は有名な作品ですので、皆さんもご存知かもしれませんが、簡単にストーリーをご紹介いたします。

▐ 『クリスマス・キャロル』の物語


『クリスマス・キャロル』の舞台はロンドンの下町。そこで事務所を携えるスクルージという強欲で冷酷非道な老人は、ボブ・クラチットという秘書を薄給でこき使っています。
そんなスクルージの前に、クリスマスの前日、過去に事務所を共同経営していた仲であるマーレイという男の亡霊が現れます。マーレイはスクルージがこれまでの生き方を改めなければ悲惨な運命をたどること、そして3人の精霊がスクルージの生き方を改めるためにこれから現れることを告げて、彼の目の前から消えてしまいます。

その後、スクルージの目には予告通り3人の精霊が現れます。最初に現れた精霊は過去を見せる精霊で、スクルージが強欲な守銭奴になる前の純粋な姿を見せてきます。
2人目の精霊は現在を見せる者で、秘書であるクラッチト家の貧しいながらも幸せな生活と、その一方で一家の末っ子ティムが病のために長く生きられないことを示します。
そして最後に現れた精霊は、今の生活を続けると孤独で悲惨な死がスクルージに訪れるという未来を見せます。この体験を受けて、スクルージが今までの自分を悔い改め、改心する……というのが『クリスマス・キャロル』の大まかなストーリーです。


今回ご紹介する『バットマン:ノエル』は、この冷酷な老人スクルージをバットマンに置き換えたお話になります。

とはいえこの作品のバットマンはヴィランなどではなく、読者にとってはお馴染みのゴッサムシティの守護者として活動しています。しかし、彼はロビン(ティム・ドレイク)を失った過去から、悪を排除するためには手段を選ばない冷酷な人間に成り果てていました。

▐ バットマンという"スクルージ"


バットマンは、貧しさからジョーカーの使い走りをしているボブという男を囮にすることで、ジョーカーを捕らえようと企みます。その際に冷徹なバットマンは、ボブの息子であるティムやボブ自身に降りかかるだろう危険などは一切目もくれません。なんでも持っている富豪のバットマンからすれば、ボブの貧しさや貧しさから犯罪に手を貸すことになってしまう境遇は理解できない様子。ボブのことを「雑魚」と言い捨てる様子は、とても人々を救うヒーローとは思えない姿であり、さすがのアルフレッドも彼のことをたしなめます。



そして、この冷徹な計画をバットケイブで見守っている最中、バットマンの目の前に亡くなったはずのロビンの亡霊が現れるという奇妙な現象が起こります。ロビンはバットマンに生き方を改めることと、今の怒りや悪意、復讐に囚われて生きる人生を続けるのであれば、必ず報いを受けることになるという警告を彼に伝えて消えてしまいます。





この体験を皮切りに、クリスマス・イブの夜、バットマンは宿敵を追い求める最中で奇妙な出来事に巻き込まれていきます。その中でバットマンは一体何を得ることになるのでしょうか。闇の騎士の『クリスマス・キャロル』をぜひお手に取ってご覧頂ければと思います。

▐ バットマンを変える3人の精霊たち


この作品における3人の精霊役は、作品の背表紙にも特徴的に描かれている、キャットウーマン、スーパーマン、ジョーカーの3人。この精霊役にバットマンと最も関係が深いともいえる3人が配置されているのは注目のポイントです。

▲バットマン:ノエル裏表紙(一部切り取り)

バットマンに関係の深い彼らが見せる過去、現在、未来は一体どのようなものなのでしょうか。そしてそれを受けてバットマンは何を感じ、何を想うのでしょうか。リー・ベルメホが描く『バットマン』版の『クリスマス・キャロル』のストーリーは必見です。

またやはりベルメホといえばそのアート。彼の描くキャラクターたちと雪景色のゴッサムシティの様相は思わず見入ってしまうほどの美しさです。ベルメホが『ジョーカー』で描いたダークで陰鬱なゴッサムシティとは、また違った美しさが感じられるのではないでしょうか。

▲ゴッサムシティの雪景色

また、この作品は読み切り作品ともなっていますので、最近DCコミックスに触れ始めたというファンの方でも安心して読むことができます。

バットマン史上、最も心温まる物語。ぜひこの機会にお手に取ってみてくださいね。


それでは、今日はこの辺で失礼いたします。

来週の「アメコミ魂」は年内最後になります!
更新は12月31日(火)19時~20時頃を予定しております。引き続きよろしくお願いいたします!

(文責:比嘉)
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2019年12月17日火曜日

MARVEL編集部公式!『マーベル・シネマティック・ユニバース ガイドブック』で次なるフェーズに備えよ!



アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!

2019年ももうすぐ終わりますね。今年は映画『アクアマン』『シャザム!』『キャプテン・マーベル』『アベンジャーズ/エンドゲーム』『X-MEN: ダーク・フェニックス』……そして世界中で大ヒットを記録した『ジョーカー』など、アメコミ原作の映画が多数公開された年でもありました。

来たる2020年5月には、MARVELの人気キャラクターブラック・ウィドウを主役にした映画が日米同時公開されますね!
詳しい内容はまだ明かされていませんが、ブラック・ウィドウの過去と秘密が描かれるとか……。どんな作品になるのか、今から楽しみにされている方も多いのではないでしょうか?

さて、本日はそんな映画ファンの方にもオススメしたい1冊! MARVEL編集部公式のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のガイドブックマーベル・シネマティック・ユニバース ガイドブックをご紹介します。

▐ 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』以降7作品を徹底紹介

▲『マーベル・シネマティック・ユニバース ガイドブック』書影

2019年6月に発売したこちらのガイドブック。184ページというボリュームの中では、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』から『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』まで7作品にわたる登場人物や組織、兵器の情報を一挙にご紹介しています。

収録されている作品は、以下の7作品になります。

【収録作品】
・キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
・アントマン
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
・アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
・シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
・ドクター・ストレンジ
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

なんとこのガイドブックはアメリカのMARVEL編集部公式のガイドブック! そのため、映画ファンはもちろん、コミックファンも楽しめる要素が盛りだくさん。

来たる次回のフェーズに備えてMCU作品を総復習できちゃいます!

▐ コミックとの比較が楽しい!


MARVEL編集部公式本ならではの見どころは、なんと言ってもコミックにおける設定が掲載されていること。

いつ登場したのか、コミックではどんな設定なのか、どんな格好をしているのか……。ほぼすべての項目において、これらが紹介されています。



MARVEL作品ではおなじみのアントマンですが、コミックではどのように描かれているかご存知ですか?(アメコミ魂をご覧いただいている方はご存知かもしれませんね!)

映画の設定とコミックの設定を比較して読むことができるので、映画ファンの方も新たな発見があるはず! まさにコミックファンの方も、映画ファンの方も楽しめるガイドブックとなっています。


また、登場人物だけでなく、施設や兵器などのアイテムの比較も掲載。
これらを詳しく知ることで、よりMCUの世界に入り込めるかもしれませんね。

▲『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のイメージイラスト

そしてコミックファンの方は必見! それぞれの作品の章には原作コミックのイラストも収録。映画の世界観をイラストで楽しむことができます。

▐ ファンならニヤリとする?小ネタも満載


紹介している情報のほか、劇中に出てきた、いわゆる“小ネタ”も細かくカバーしており、ファンなら思わずニヤリと笑ってしまう情報があるかもしれません。
中には、この本で初めて明かされる情報もあるそうですよ。


例えば、“ドクター・ストレンジ”に登場するウォンの項目には「彼は西洋の最新ヒット曲を愛聴している。」との一文が(クリックもしくはタップで拡大できます)。音楽を聴きながら仕事をすることもある、ウォンらしい小ネタです。

ちなみに個人的に好きな小ネタは、アントマン(スコット・ラング)の「彼は前科を隠して働こうとしたものの、すぐにサーティワンアイスクリーム社の調査力を思い知った。」です(笑)。
みなさんもぜひ、好きな作品の項目を読み込んでみてください!

▐ 年末年始の長期休みにはMCU作品を振り返ろう!


通常ご紹介しているアメコミと違い、かなりの文字数を誇るボリュームですが、その分読み物としても十分楽しめる『マーベル・シネマティック・ユニバース ガイドブック』。年末年始の長いお休み、このガイドブックを片手に、MCU作品を見返してみてはいかがでしょうか?

それでは本日はこのあたりで失礼します。
来週はクリスマスにぴったりな「あの作品」をご紹介するかも……?
次回の更新もお楽しみに!

(文責:松本)
© 2019 MARVEL 


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2019年12月10日火曜日

『バットマン:ウエディング』と『スーパーマン:エンペラー・ジョーカー』をご紹介!



『アメコミ魂』をご覧の皆さま、こんにちは!

本日のアメコミ魂は、来週発売の『バットマン:ウエディング』と、今年10月に刊行した『スーパーマン:エンペラー・ジョーカー』のご紹介です!

『バットマン:ウエディング』ですが、先日見本誌が届きました。

▲『バットマン:ウエディング』見本誌

今作は"結婚式”という特別感を出すために、帯に金色を足してみました。裏表紙ではストーリー後半で描かれる、キャットウーマンとジョーカーの戦いを使用しました。ジョーカーがちゃんと正装をしているのが、個人的にとても好きなポイントです(笑)

発売日は12月19日(木)となっております。長きに渡ったバットマンとキャットウーマンの結婚への旅路。その結末はコミックスでお確かめください!

さて、『バットマン:ウエディング』のストーリーは、前回のアメコミ魂でも少しご説明いたしました。今回は、前回触れなかった部分のご紹介をさせていただきます!

▐ バットマンの結婚をDCアーティストたちがお祝い!


今回の『バットマン:ウエディング』では、メインアーティストをトム・キング『バットマン』ではお馴染みとなったミケル・ハニンや、『バットマン・メタル:ライジング』などでアートを担当したトニー・S・ダニエルらが務めています。しかし、収録作の『BATMAN #50』では、ミケル・ハニンが本編の作画を手掛けながら、同時にバットマンにゆかりのあるDCアーティストたちが入れ替わりにアートを担当しているページが収録されています。

参加者には、『ジョーカー』『バットマン:ノエル』を担当したリー・ベルメホや、NEW52!バットマンを担当したグレッグ・カプロなど、豪華な面々が勢ぞろいしています!

▲リー・ベルメホの担当ページ


その数なんと20ページ! 著名なDCアーティストたちが手掛けたバットマンとキャットウーマンの姿は、DCファンには必見です。

そして今回はTwitterでも告知しましたが、バットマンの結婚を報道するゴシップ紙をイメージしたチラシも作成いたしました!

▲表面チラシ
▲裏面ポスター

















裏面は『バットマン:ウエディング』表紙のアートを用いたポスターとなっております。チラシの内容を楽しんでいただいた後は、ポスターとして飾っていただけると嬉しく思います。こちらのチラシは一部書店様にて配布しております。お見かけの際にはぜひお持ちください!

▐ 世界はジョーカー様のモノ!? 『スーパーマン:エンペラー・ジョーカー』


続いては10月に刊行した作品『スーパーマン:エンペラー・ジョーカー』のご紹介です。

▲『スーパーマン:エンペラー・ジョーカー』書影

現在小社が刊行している『バットマン』シリーズや、『ジャスティス・リーグ』シリーズとは異なり、こちらは2000年9月~10月に、スーパーマン誌を4冊跨いで連載されたクロスオーバーイベント作品を収録したものとなっている、少し昔の作品となります。
かねてより、邦訳希望作品として読者の皆さまからお声を頂いていたこの作品。ストーリーは相当すごいものとなっています。

▐ 我らがジョーカー、宇宙の皇帝になる


物語の舞台はなんと、ジョーカーが宇宙の皇帝として君臨してしまったゴッサムシティ。ひょんなことから空間や時間を自由に書き換えられる改変能力を手に入れてしまったジョーカーは、世界を残酷非道なものへと作り変えてしまったのです。

ここではスーパーマンは世界一危険な犯罪者。アーカム・アサイラムからの脱走を日々試みますが、世界一の英雄とされるビザロに捕まってしまう日々を送っています。

読者の皆さまからすると違和感のある世界ですが、実はジョーカー以外のキャラクターはみんな元の世界の記憶を持っていません。つまり、ジョーカーの作り出した世界に対して誰も疑問を持つことがないのです。そんな中、唯一スーパーマンだけが世界に対して疑問を抱き、脱獄を繰り返すなど、世界に逆らう行動を起こし続けます。

▲スーパーマンvs.ビザロ!


この改変された世界で、スーパーマンは記憶を取り戻し、ジョーカーを倒して世界を元に戻せるのか!? スーパーマンというヒーローの芯の強さと、ジョーカーの世界をたっぷり堪能できるおすすめの一冊です。


▐ 残酷でもユーモラスな改変世界


ジョーカーが作り出したこの世界は、基本的になんでもありのトンデモ世界。嵐が起きれば空からパイが降り注ぎ、牛は空を飛び、跡形もなく倒壊したハンバーガーショップが次のページでは元通り。さらにはあのジャスティス・リーグの面々も、ヴィランに改変されてしまっています。

▲左からアクアマン、ワンダーウーマン、フラッシュ


アクアマンは水に入れない魚人に、ワンダーウーマンは悪のメイド、フラッシュはファストフードを盗み続ける世界最速のふとっちょと、本来とは正反対といえるヴィランに大変身。

こんなジョーカー風のユーモアが溢れ出る一方、ためらいなく大量虐殺を行う残忍さもまた、作品内のあちこちで垣間見えます。しかし、その描写もどこかコミカルに描かれており、そこにジョーカーの持つ凶気が感じられます。改めて、ジョーカーというキャラクターをより深く知ることのできる作品です。読み切り作品となっていますので、気になる方はぜひお手に取ってみてください。



それでは、今日はこの辺で失礼いたします。

来週の「アメコミ魂」の更新は12月17日(火)19時~20時頃を予定しております。引き続きよろしくお願いいたします!

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2019年12月3日火曜日

次世代ヒーローの物語、ここに完結!ジョン&ダミアンの物語『スーパーサンズ3』



アメコミ魂をご覧の皆様、こんにちは!

本日のアメコミ魂は、次世代ヒーローの活躍が楽しめる! 本国でも日本でも大人気のシリーズをご紹介します。

▲『スーパーサンズ3』書影

DCユニバースのヒーロー、スーパーマンとバットマン。その彼らの子ども(ジョナサン・ケント&ダミアン・ウェイン)が活躍する『スーパーサンズ』シリーズ(全3巻)。

シリーズについては以前当ブログでもご紹介いたしましたが(記事はコチラからどうぞ)かわいらしく親しみのあるキャラクターと、複雑な知識がなくても分かりやすく読める単純明快なストーリーが特徴的で、日本でもじわじわとファンを増やしているシリーズになります。

演出も日本の漫画に近い印象で読みやすく、アメコミ初心者の方にもオススメしたい作品のひとつ! 本国のアメリカでも世代問わず人気だそうです。

今回は、そんな『スーパーサンズ』の最新刊にしてシリーズ最終巻! 9月に発売した『スーパーサンズ3』をご紹介します!

▐ ダミアンの明かされる過去……。世界最凶の母親タリア・アル・グール襲来!



前作『スーパーサンズ2』でメトロポリスに引っ越してきたスーパーマン一家。ジョナサン(ジョン)はダミアンと同じ学校に通うことに!
転校を渋っていたジョンもすっかりクラスメイトと仲良くなり(ダミアンは相変わらず一匹狼のまま……)学校生活を満喫していました。



そんな中、暗殺者集団リーグ・オブ・アサシンズのリーダー、ラーズ・アル・グールの娘であり、ダミアンの実母でもあるタリア・アル・グールが突然現れます。



タリアはダミアンを闇の世界に戻すべく、ダミアンの前に現れ、彼にこう告げます。


「あなたは不滅なるラーズ・アル・グールの孫

死が血管を流れてる

つまり心臓(ハート)を満たすのも死」


自分を影の世界に引き戻そうとする母親と対峙するダミアン。そして、ダミアンの辛く冷たい過去を知らされるジョン。

最初はいやいやながらもチームアップをしていた二人ですが、数々の冒険を経てようやく信頼関係が芽生え、チームらしくなってきたところ。そんな二人の絆はどうなってしまうのでしょうか……?

ダミアンは母親を選ぶのか、それともジョンとともにヒーローとしての道を歩むのか。気になる結末はぜひコミックで確かめてください!

▐ ジャスティス・リーグを巻き込む事件に!最後の敵が襲いかかる!



最終話では、シリーズ一作目『スーパーサンズ』にも登場した敵キッド・アマゾが登場。ジャスティス・リーグをも巻き込み、最後の戦いが始まります。

一作目ではまだどこか頼りなく、子どもらしさが抜けきらなかった二人ですが、数々の冒険を経て成長し、敵に立ち向かう姿は“スーパーマンの息子”と“バットマンの息子”ではなく、立派なヒーローそのもの。二人の頼もしい姿に、紛れもない「ヒーローの成長物語」を見ることができます。

個人的な注目ポイントは、ジャスティス・リーグのメンバー、サイボーグの働き。ダミアンと協力してジャスティス・リーグを助け出すちょっとかわいそうな影の立役者(?)サイボーグにも注目してみてください!

▐ ジョン&ダミアンのペットが大活躍!『スーパーペッツ』



ジョン&ダミアンの活躍はもちろんですが、彼らのペットが活躍する『スーパーペッツ』も見逃せません!

クリプト(ジョンの飼い犬)とタイタス(ダミアンの飼い犬)の二匹は、最近多発しているペット失踪事件を解決するべく、スーパーヒーローとゆかりがある動物からなる正義のチーム、スーパーペッツの力を借りて捜査に乗り出します。



スーパーサンズに負けず劣らず、かわいい動物たちの活躍にも注目です!

また、今回はペットたちが主役なこともあり、セリフはほとんど「ワン」「ワオーン」「ニャア」といった動物の鳴き声。表情や仕草から、どんな会話をしているのかを想像しながら読むのもまた楽しいかもしれません(笑)。


▐ 本国ではまだまだ続く、スーパーサンズの物語

前述の通り、今回の『スーパーサンズ3』でひとまず彼らの冒険は終わり……ですが、本国ではまだまだジョンとダミアンの物語(『スーパーサンズ/ダイナマット・スペシャル』『アドベンチャーズ・オブ・スーパーサンズ』の2シリーズが発売中)は続いています。

邦訳に関して現時点では未定ですが、いつかまた楽しそうに冒険をする彼らに出会えるかもしれませんね!

それではこのあたりで失礼します。来週の更新も楽しみにお待ち下さい!

(文責:松本)
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2019年11月26日火曜日

バットマンとキャットウーマンは結ばれるのか!? 『バットマン』最新刊を解説!



『アメコミ魂』をご覧の皆さま、こんにちは!

先日、1122日(金)~24日(日)に幕張メッセにて「東京コミコン2019」が開催されました。我々ShoPro Booksも物販ブースを出展いたしました。お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました!

▲ShoPro Booksブースの様子
▲映画の影響で、ジョーカー関連タイトルは大人気!

普段から贔屓にしてくださる読者の皆さまと直接触れ合うことができたのは、とても貴重な体験でした。また、我々のブースで「邦訳アメコミ」の存在を初めて知ったという方々に、自分が担当したコミックスを手に取っていただけたことが感慨深かったです。購入者特典の会場限定ポストカードやポスターにも、多くの方に喜んでいただき、スタッフ一同嬉しいかぎりです。来年はもっと色々なことを行いたいと考えていますので、ぜひご期待ください!

さらに、今回ブースにて初めて発表させていただいた新刊情報もありました。改めてこちらのブログでも告知させていただこうと思います!


▐ 10年の時を経て再上陸!『マーベル・エンサイクロペディア』




『マーベル・エンサイクロペディア』は、以前小社より発売した『マーベル・キャラクター大事典』の大幅リニューアル版です。1,200体以上の人気キャラクターの情報を完全網羅した、まさに“決定版”といえるビジュアルブックです。前回の『マーベル・キャラクター大事典』から、マーベル・ユニバースの最新動向に合わせて内容は全面改定。さらに48ページの新規ページが追加されております!

熟読すればマーベル博士になれること請け合いの一冊です。現時点では、初回配本(印刷)分は、4000部限定で検討しておりますので、ご興味のある方はお早めに!


 その可愛さでマーベル・ユニバースを席巻!『マーベル・ミャオ』




マーベルの公式Instagramに突如公開され話題を呼んだ、藤ナオさんの『マーベル・ミャオ』が書籍化! ほぼ全編描きおろしで、様々なマーベル・ヒーローたちが気まぐれなスーパーキャットに翻弄されちゃいます。

これから少しずつ情報を出していきますので、こちらもぜひチェックしてください。猫の日の2020222日に発売予定ですので、ご期待ください!


米国でドラマも放送中!『バットウーマン:エレジー』


※原書イメージ


現在、米国では実写ドラマも放送されている「バットウーマン」。その原作シリーズにあたる『バットウーマン:エレジー』2020220()に刊行いたします。残念ながら、日本でのドラマ放送は未定ですが、日本でも視聴できる日に向けて、本書でバットウーマンの魅力に触れていただければ幸いです。また、バットウーマン単独誌の邦訳は本書が初となります。

さて、肝心の内容ですが、ゴッサムシティから姿を消したバットマン(ブルース・ウェイン)に代わり、ニューヒロインとしてゴッサムの守護者となったバットウーマンの戦いが描かれます。そのお相手は『不思議の国のアリス』に触発された“アリス”と名乗る女性。彼女は犯罪カルト組織を率いて、ゴッサムシティを死のワンダーランドに変えようと企みます。バットウーマンはバットマンに代わり、ゴッサムシティを守り切ることができるのか? ぜひその目でお確かめください!


▐ いよいよ第6巻刊行!『バットマン:ブライド・オア・バーグラー?』


▲バットマン:ブライド・オア・バーグラー?(絶賛発売中)

さて、ここからはバットマンの新刊に触れていきたいと思います。8月に刊行した『バットマン:ルール・オブ・エンゲージメント』に続き、本作『バットマン:ブライド・オア・バーグラー?』でもバットマンとキャットウーマンの結婚を巡り、物語は進んでいきます。

前作ではバットマンとスーパーマンのダブルデート回で、ヒーロー同士の友情が描かれましたが、今回は異世界でバットマンとワンダーウーマンが二人きり、尽きない敵を相手に戦い続けるというストーリーも収録されています。



しかも戦いの舞台は地球と時間の流れが異なり、地球での1時間は、その世界での数年に相当してしまいます。そのため、二人は尽きない敵を相手に何十年と戦い続けることに……。はたして二人は無事に異世界から脱出できるのでしょうか。そしてバットマンはキャットウーマンへの愛を貫けるのでしょうか。

また後半のストーリーでは植物を操るポイズン・アイビーが登場。



彼女は『バットマン:ウォー・オブ・ジョーク&リドル』でリドラー側の陣営として登場していました(内容を紹介した記事はこちら)。今回のポイズン・アイビーはなんと世界を乗っ取るという大胆なことを仕出かします。その魔の手にジャスティス・リーグすらも呑み込まれてしまい、バットマンとキャットウーマンは文字どおり世界から孤立することになってしまします。

ポイズン・アイビーが操るヒーローたちを相手にする危機的状況を、バットマンたちはたった二人でどう切り抜けるのでしょうか?



▐ 12月には続巻『バットマン:ウエディング』が発売!


▲バットマン:ウエディング(12月19日発売予定)

こちらはついにバットマンとキャットウーマンが結婚する……?という物語。物語前半では、ブースター・ゴールドがバットマンにある“贈り物”を行ったことで、なんと時空が乱れてしまう……というお話になっております。



ブースター・ゴールドは1月発売予定の『ヒーローズ・イン・クライシス』で重要なキャラクター。何故彼がヒーローたちの療養施設“サンクチュアリ”に向かうことになったのか、そのストーリーが描かれています。この機会にぜひチェックしてみてください。

そして物語の後半はいよいよ結婚への大詰め! 多くの試練を乗り越えて、ついに結ばれようとする二人の前に現れるのは……やはりあの男、犯罪界の道化王子ジョーカー。



彼はバットマンを「結婚から救いに来た」とうそぶき、バットマンを昏倒させ、キャットウーマンと対決します。しかし、バットマンにとってキャットウーマンとの結婚は悲願といっても過言ではないもの。そこから“救う”とは一体どういう意味なのか。ジョーカーの真意は皆さんの目でお確かめ頂ければと思います。

それでは、本日はこの辺で失礼いたします。

来週の「アメコミ魂」の更新は12月3日(火)19時~20時頃を予定しております。引き続きよろしくお願いいたします!

(文責:比嘉)
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2019年11月19日火曜日

ジャスティス・リーグVS悪の連合軍!新体制となった『ジャスティス・リーグ』最新作



『アメコミ魂』をご覧のみなさま、こんにちは!

明後日21日(木)は、ShoPro Booksの新刊アメコミ『ジャスティス・リーグ:神々の墓所』『バットマン:ブライド・オア・バーグラー?』の発売日です。明後日刊行するジャスティス・リーグは、最新シリーズの第2巻目ですので、今から読みはじめても充分ストーリーを追いかけることができます。未読の方は、今日ご紹介する記事を参考にしていただければ幸いです。バットマンの新刊は、シリーズ第6巻目となりますが、来月刊行する期待作『バットマン:ウェディング』を読むためにも必読のアメコミですので、ぜひ手に取ってみてください。


さて、今回は、2019年10月、11月と続けて発売となりました『ジャスティス・リーグ:新たなる正義』『ジャスティス・リーグ:神々の墓所』についてご紹介したいと思います。

『ジャスティス・リーグ:新たなる正義』『ジャスティス・リーグ:神々の墓所』は、2011年にDCユニバースを再構築した“THE NEW 52!”シリーズ、2016年にリニューアルした“REBIRTH”シリーズに続く、現行の『ジャスティス・リーグ』シリーズです。DCの超大型イベント『ダークナイツ・メタル』を手掛けたスコット・スナイダーが紡ぐ、新たなジャスティス・リーグの物語がいま始まります。

※これまでのジャスティス・リーグの変遷については、先日更新したこちらのブログで詳しく解説しております! ぜひあわせてご覧ください。


▐ 新メンバーを迎え再始動!『ジャスティス・リーグ:新たなる正義』


▲ジャスティス・リーグ:新たなる正義(絶賛発売中)

舞台は『バットマン・メタル』後の世界。ジャスティス・リーグはさらなる脅威に備えるべく新体制となり、レックス・ルーサー率いる悪の連合軍「リージョン・オブ・ドゥーム」と激突します。



新ジャスティス・リーグのメンバーは、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュ、サイボーグ、グリーンランタン。そしてホークガールとマーシャン・マンハンター。



対するリージョン・オブ・ドゥームのメンバーは、レックス・ルーサー、シネストロ、ブラックマンタ、チーター、ゴリラ・グロッド、ジョーカー。

銀河の果てより飛来したエネルギー源「総和体(トータリティ)」をめぐり、最強のヒーローチーム、そして最凶のヴィランチームが激突! 地球だけにとどまらない、全宇宙を巻き込むとてつもない規模の戦いが始まります。


ストーリーの壮大さや迫力のあるアートはもちろんですが、個人的に注目したいのはヒーローたちの関係性が垣間見える会話劇。ジャスティス・リーグのメンバーがバットマンの声真似をして楽しむシーンは、なんだかスーパーヒーローたちが身近に感じられるユーモラスな場面となっております。ぜひ注目してみてください。


▐ アクアマン&ワンダーウーマンが活躍する『ジャスティス・リーグ:神々の墓所』


▲ジャスティス・リーグ:神々の墓所(11月21日頃発売

多くのヒーローが所属するジャスティス・リーグですが、『ジャスティス・リーグ:神々の墓所』のメインはアクアマンとワンダーウーマン。ふたりの宿敵であるヴィランのブラックマンタ&チーターと対峙します。

メインとなるストーリーは、映画『アクアマン』公開時に合わせ本国で刊行されたシリーズ。リージョン・オブ・ドゥームに加え、アトランティスとアマゾンに恨みを抱く「オーシャン・ロード」という古代の海神たちが復活! 地球に襲いかかる……! というもの。

宿敵ブラックマンタ、リージョン・オブ・ドゥーム、さらにはオーシャン・ロードの手から地球を守ることができるのか? 気になる展開は、ぜひ今月発売のコミックでチェックしてみてください!



また、映画のアクアマンといえば、公開当時は劇中で描かれた海底世界の美しさ、迫力が話題になりましたよね。今回、そんなアクアマンがということで『神々の墓所』のカバーの裏表紙にアクアマンをフューチャーしてみました。編集担当のちょっとしたこだわりにも注目してみてください(笑)。

▐ 「笑うバットマン」の登場




『神々の墓所』において、悪の天才レックス・ルーサーはジャスティス・リーグを倒すべく、ある人物を味方につけようとします。その人物こそが、『バットマン:メタル』に登場した“笑うバットマン”。

マルチバースの一角からやってきた彼は、バットマンでありながら全身をジョーカーのガスに侵されており、バットマンの持つ倫理観や正義感が欠如した存在です。

笑うバットマンはその奇抜な風貌、設定からとても人気の高いキャラクター! 今後どうストーリーに絡んでくるのか……。その動きにも注目したいところです。

▲『バットマン・フー・ラフズ』原書イメージ

また、2020年1月には、この“笑うバットマン”を描いた期待のアメコミ『ザ・バットマン・フー・ラフズ』が発売予定。こちらも楽しみにしていてください!


最新シリーズ「ジャスティス・リーグ」誌のライターであるスコット・スナイダーによると、今回のシリーズはなんと50作を超える長い長い物語になるとのこと。そのため、今日ご紹介した2作だけでは明かされない謎がたくさん出てくるかも……? どんな物語が待ち受けるのか、楽しみですね!


さて、次回のブログも来週火曜日に更新予定です。それでは!


(文責:松本)
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2019年11月16日土曜日

『オールスター・バットマン』全3巻を一挙紹介!



「アメコミ魂」の読者のみなさま、こんにちは!

来週はいよいよ東京コミコン2019が幕張メッセで開催されます(11月22日〔金〕~23日〔日〕)。我々ShoPro Booksは、今年も物販ブースを出展し、本体価格でご提供する予定です(消費税10%OFF)。また、購入者特典として、非売品のポストカードやポスターなどもご用意しておりますので、当日はぜひ我々のブースにお立ち寄りください。


先日、@ShoProComicsのTwitterアカウントにて「復刊もしくは新装版を刊行するならば『バットマン:笑う男』『バットマン:ラバーズ&マッドメン』『バットマン:アーカム・アサイラム』のどれを希望しますか?」という内容のアンケートを取らさせていただきました。結果、1000人以上のみなさまにご協力いただき、編集部一同心より感謝しております。また、別の投稿では「入手困難な邦訳コミックスの復刊希望や続刊を希望する邦訳コミックス」についてのご意見も伺いました。

実は、邦訳アメコミにおいて、少部数印刷の可能性を模索しており、上記のような質問をさせていただきました。商売の話をしてもつまらないと思いますが、制作現場では「少部数なら重版がかけられる」「もう少し需要があれば続刊が出せる」などの状況に直面することは多々あります。

作り手である我々でも採算を度外視して出し続けたいという思いは常にあります。ただ、それをやり過ぎると出版できるものもできなくなってしまいます。それでも読者さんの期待には応えたい。以前から、どうすれば読者さんの復刊希望や続刊希望を叶えられるだろうか考えていました。解決策の一つにデジタルコミックが挙げられます。これは我々単独で好き勝手にできるものではなく、権利者との調整が必要なので今すぐに、とまではいきません。とはいえ、近い将来には実現すると思います。また、大手米コミックス出版社以外のタイトルやバンド・デシネなどではすでに検討していますので、近いうちに何かのアナウンスができるかもしれません。

デジタル以外の解決策として挙げられるのが、少部数印刷です。オンデマンド印刷ともデジタル印刷ともいわれます。このような印刷方法は昔からありましたが、当時はあまり品質がよくなく、特にオールカラーのアメコミには不向きでした。ですが、最近では印刷機の性能も上がり、品質面もコスト面も改善されてきています。これならばすぐにでも少部数印刷に着手できるのではないか、そう感じました。現時点では、皆様のご意見を頂戴したうえで、復刊もしくは新装版のタイトルを厳選しようと進めています。来年の春までには数タイトル刊行したいと思っております。


さて、今日は前置きが長くなり失礼しました。我々もアメコミ読者のみなさまに喜んでいただけるよう、試行錯誤し、日々挑戦してまいりますので、引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします。



▐ 第1巻は、トゥーフェイスとのデスロード!

▲オールスター・バットマン:ワースト・エネミー

本シリーズ全3巻の第1巻にあたる『オールスター・バットマン:ワースト・エネミー』は、日本では2017年10月に発売、アメリカでは2017年4月に発売した単行本です。

本作については、「アメコミ魂」の過去の記事でも紹介していますので、こちらもご覧ください。

この第1巻は、ニュー52シリーズの『バットマン』や『バットマン・メタル』シリーズを手掛け、現在では現行シリーズの『ジャスティス・リーグ』を手掛けている人気実力はライターのスコット・スナイダーと、アメコミ読者のみなさまならご存知の超有名アーティスト、ジョン・ロミータJr.の作品です。いちアメコミファンとしては嬉しい競演ですよね。

本作は、2016年5月より開始したDCユニバース・リバース シリーズのタイトルの一つとして発売されました。リバースシリーズはすでに終わっていますが、大成功したニュー52以来の新シリーズでしたので、大きな期待を持って読んでいたことを今でも覚えています。

次巻以降、様々な豪華アーティストが参加するのですが、第1巻では本編はすべてロミータJr.が画を描いているので、彼のアートをたっぷり堪能できます。

このオールスター・バットマン誌は、リバースシリーズにおけるバットマンのもう一つの冒険譚として十分楽しめる作品です。また、第2巻のオビの裏面にあるコピーに「これはバットマンの物語ではない。ヴィランの物語だ!」とありますが、まさに数多くのヴィランが第1巻からも登場します。

本書では、ゴッサムシティから飛び出し、トゥーフェイスを護送するという死の旅路が描かれているのですが、有名ヴィランからマイナーヴィランまで、さらには一般人までもがバットマンの行く手を阻みます。原題の日本語訳である「最悪の敵」を交わして、バットマンたちは目的地にたどり着けるのか……ぜひ本編にてご確認ください。



▐ 第2巻は、アメリカ各地で3人のヴィランとの死闘!


▲オールスター・バットマン:エンド・オブ・アース

第2巻の『オールスター・バットマン:エンド・オブ・アース』は、日本では2018年8月に発売、アメリカでは2017年9月に発売した単行本です。

本作については、「アメコミ魂」の過去の記事でも紹介していますので、こちらもご覧ください。

リーフ発売当時に巻末連載されていた「呪われた輪」の前編は第1巻に収録、後編は第2巻に収録していますが、それを除けば、このオールスター・バットマン誌は全3巻が続き物というわけではないく、一巻一巻独立した物語になっています。ですので、登場するヴィランや参加アーティストでどの巻を購入するか検討していただいてもいいかもしれません。もちろん、このシリーズの世界観を味わうためには全3巻通して読んだほうがベターだと思いますが……。

さて、アーティストといえば、この第2巻も『バットマン:ブラックミラー』のジョックとフランチェスコ・フランカビラ、さらには『バットマン:ヨーロッパ』のジュゼッペ・カムンコリなどが参加しており、豪華な顔触れです。登場するヴィランは、ミスター・フリーズ、ポイズン・アイビー、マッドハッターとバットマンファンならお馴染みのヴィランが登場します(巻末収録の「呪われた輪」にはリドリーが登場)。

原題の日本語訳は「終末への道」。タイトルが意味するものとは? 最後まで見逃せませんので、気になる方はぜひご参加ください!



 第3巻は、盟友アルフレッドとの物語


▲オールスター・バットマン:ファースト・アライ

本シリーズ最終巻になる第3巻『オールスター・バットマン:ファースト・アライ』は、日本では2019年5月に発売、アメリカでは2018年9月に発売した単行本です。

原書ファンの方から見ると少し違和感があったかもしれませんが、日本語版では第3巻の表紙にあるロゴの色をオレンジにしました(原書はマゼンダ系)。シリーズとして統一感を持たせるため、またリバース版バットマン誌と差別化するためでした。制作した当初は私も原書に見慣れているので違和感があったのですが、慣れでしょうか、今では不思議と馴染んできました。

さて、シリーズ最終巻となる本書の主役はウェイン家の執事アルフレッド・ペニーワースです。本書の原題の日本語訳は「盟友」。固い絆で結ばれているブルース・ウェイン(バットマン)とアルフレッドの物語はどのエピソードを読んでも泣けてきます。また、父子の物語も絡んでくるので、今回の物語も最終章で感動してしまいました。ライターは同じくスコット・スナイダーで、今回のアーティストは『アメリカン・バンパイア』のラファエル・アルバカーキ。アルバカーキの独特な風合いと、場面によって使い分ける寒色と暖色のトーンが物語をいっそう引き立てています。

先述したとおり、本シリーズは単独でも十分に楽しめます。個人的にはこの第3巻と第1巻が好みです。最近は邦訳バットマンもかなりの点数が出ているので、読みたい作品を厳選する中で、本シリーズは避けていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。改めて読みなおしてみると、それぞれが個性的でなかなかの良書でした。このブログを読んで気になったタイトルがあればぜひ手に取ってみてください!


それでは、今日はこの辺で失礼いたします。

来週の「アメコミ魂」の更新は11月19日(火)19時~20時頃を予定しております。引き続きよろしくお願いいたします!

(文責:乙間萌生)
TM & © 2019 DC Comics. All Rights Reserved.


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shoprobooks@gmail.com

2019年11月15日金曜日

邦訳『ジャスティス・リーグ』シリーズを時系列で読む!



「アメコミ魂」の読者のみなさま、こんにちは!

新規投稿をしばらくお休みしていた期間で、もっとも読まれていた過去の記事は「邦訳『バットマン』シリーズを時系列で読む!」でした。「アメコミを読みたいけれど、読む順番がわからない」というご意見は多く、特にバットマンの邦訳コミックスはたくさんあるので、この記事への関心が高かったのかもしれません。

ShoPro Booksの邦訳コミックでバットマンの次にタイトル数があるのは、DCが誇るスーパーヒーローチーム“ジャスティス・リーグ”です。そこで、今回は邦訳『ジャスティス・リーグ』の読む順番を改めてお知らせしたいと思います。購読を検討する際に、参考にしていただければ幸甚です。



▐ ひと目で納得!? コミックスを読むならこの順序!!




上記の画像は、書店さんで無料配布していた「ShoPro Books海外コミックスカタログ2017-2018」内に掲載したものです。2年前に制作したカタログなので、書店さんでは見る機会が少なくなったかもしれません。現在、今月末の配布を目指して、2019-2020年版を制作しています。残念ながら、現在制作しているカタログにはこのような企画ページを設けていないので、今回の記事が皆様にとって有益になるものになれば、執筆者としても嬉しいかぎりです。

現在、ジャスティス・リーグが登場する小社の邦訳コミックスは約20タイトルあります。上記のカタログから2年も経過しており、当然ながら新刊も加わりましたので、次の項目では「【最新版】『ジャスティス・リーグ』を時系列で読む!」と称して、ジャスティス・リーグ誌のレギュラー・シリーズを中心に整理していきたいと思います。

個人的には、DCユニバースを再構築したシリーズ “THE NEW 52!” の第1巻『ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)』から読みはじめるのがベストだと思っています。スーパーマンやバットマンたちが初めて出会うところから物語が始まりますので、アメコミ初心者でも十分楽しめる秀作です。

▲ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)

また、DCキャラクターたちの誕生譚をコンパクトにまとめた短編集『DCキャラクターズ:オリジン(THE NEW 52!)』を先に読んでおくと、DCコミックスやジャスティス・リーグの世界観を把握できるので、アメコミ初心者の方に推薦したい作品です。

▲DCキャラクターズ:オリジン(THE NEW 52!)


最新版】『ジャスティス・リーグ』を時系列で読む!


全体の流れとしては、“THE NEW 52!” → “REBIRTH” →現行シリーズとなります。書名をクリックすると小社サイトの詳細ページに移動しますので、あらすじ等を知りたい方はぜひご覧ください。

●物語は、ここから始まる! “THE NEW 52!” シリーズ開始!
 ① ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)

 ② ジャスティス・リーグ:魔性の旅路(THE NEW 52!)

 ③ ジャスティス・リーグ:アトランティスの進撃(THE NEW 52!)

●物語は、さらなる高みに達する! 一大クロスオーバー開幕!
 ④ ジャスティス・リーグ:トリニティ・ウォー(THE NEW 52!)

 ⑤ フォーエバー・イービル(THE NEW 52!)

 ⑥ ジャスティス・リーグ:インジャスティス・リーグ(THE NEW 52!)

●ダークサイド・ウォー、勃発! いよいよ最終決戦!
 ⑦ ジャスティス・リーグ:ダークサイド・ウォー1

 ⑧ ジャスティス・リーグ:ダークサイド・ウォー2

●物語は、再生する。“REBIRTH” シリーズ序章!
 ⑨ DCユニバース:リバース

●新章突入! リバース版ジャスティス・リーグ登場!
 ⑩ ジャスティス・リーグ:エクスティンクション・マシン(REBIRTH)

 ⑪ ジャスティス・リーグ:アウトブレイク(REBIRTH)

 ⑫ ジャスティス・リーグ VS.スーサイド・スクワッド(REBIRTH)

(注)『ジャスティス・リーグ VS.スーサイド・スクワッド』はミニシリーズで物語的には独立していますが、本書内に「ジャスティス・リーグ」#12(マックス・ロード:リバース)と#13(蝕の夜)が収録されているので記載しました。本書は割愛しても問題ございません。

●クロスオーバー『バットマン・メタル』後の世界!
 ⑬ ジャスティス・リーグ:ノー・ジャスティス

●スコット・スナイダー脚本による新シリーズ開始!
 ⑭ ジャスティス・リーグ:新たなる正義

 ⑮ ジャスティス・リーグ:神々の墓所 ※2019年11月21日発売


全部で15タイトル。予備知識を得るために推薦した『DCキャラクターズ:オリジン(THE NEW 52!)』を入れると16タイトルもあります……結構な数ですね。「いまからこんなに読めない!」と思ってしまった読者さんは、印の見出しに注目してください。物語の流れが見出しのあるタイトル群である程度切り替わりますので、気になるところから読みはじめてもいいかもしれません。ただし、シリーズ(特に “THE NEW 52!” シリーズ)の途中から読むと伏線やその回収があるので、アメコミ初心者の方には、各シリーズの第1巻から読むことをおススメします。各シリーズの第1巻は下記になります。

▣ “THE NEW 52!” シリーズ(ジャスティス・リーグ第2期)
第1巻 ジャスティス・リーグ:誕生(THE NEW 52!)

▣ “REBIRTH” シリーズ(ジャスティス・リーグ第3期)
第1巻 ジャスティス・リーグ:エクスティンクション・マシン(REBIRTH)

▣現行シリーズ(ジャスティス・リーグ第4期)
第1巻 ジャスティス・リーグ:新たなる正義



 ジャスティス・リーグの変遷


映画『ジャスティス・リーグ』だけしか知らない人は、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、フラッシュ、アクアマン、サイボーグがジャスティス・リーグのメンバーだと思うかもしれません。しかし、原作コミックスでは、時代やシリーズにつれてメンバーが変わっていきます。しかも、ジャスティス・リーグが誕生したのは1960年(来年は生誕60周年!)ですので、長い歴史の中でチームに参加するメンバーも少しずつ変わってきました。歴史について述べるとかなり長くなってしまうので、今日は深い説明は抜きにして、今回ご紹介した各シリーズに登場するメンバーを列挙したいと思います。

◆ “THE NEW 52!” シリーズ(ジャスティス・リーグ第2期)主要メンバー
 スーパーマン
 バットマン
 ワンダーウーマン
 グリーンランタン(ハル・ジョーダン)
 フラッシュ(バリー・アレン)
 アクアマン
 サイボーグ
※ “THE NEW 52!” は、物語を一から再構築したシリーズなので、上記のメンバーはみな初顔合わせとなり、このシリーズ以降でのジャスティス・リーグの創立メンバーともいえる。

◆ “REBIRTH” シリーズ(ジャスティス・リーグ第3期)主要メンバー
 スーパーマン
 バットマン
 ワンダーウーマン
 サイボーグ
 アクアマン
 フラッシュ(バリー・アレン)
 グリーンランタン(サイモン・バズ)
 グリーンランタン(ジェシカ・クルーズ)
※本シリーズより、ハル・ジョーダンの代わりに新人グリーンランタンのサイモンとジェシカが加入する。さらに、スーパーマンは “THE NEW 52!” シリーズのスーパーマンではなく、別次元のスーパーマンが加入する(のちに改変)。

◆現行シリーズ(ジャスティス・リーグ第4期)主要メンバー
 スーパーマン
 バットマン
 ワンダーウーマン
 アクアマン
 フラッシュ(バリー・アレン)
 サイボーグ
 グリーンランタン(ジョン・スチュワート)
 ホークガール(ケンドラ・ソーンダース)
 マーシャン・マンハンター
※「バットマン・メタル」事件によってDCユニバース全体が変化し、『ジャスティス・リーグ:ノー・ジャスティス』のエピソードを経て、新たに現行シリーズがスタートし、新ジャスティス・リーグも誕生。ジョン・スチュワートは、三代目グリーンランタンとして知られるアフリカ系アメリカ人男性。現時点ではチームの代表を務めるマーシャン・マンハンターは、1960年当時のオリジナルチームの創立メンバーの一人。


では、今日はこの辺で失礼いたします。

今週の「アメコミ魂」は二日連続で投稿しますので、明日もぜひアクセスしてくださいね!

(文責:乙間萌生)
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