2017年5月30日火曜日

『ハーレイ・クイン』第4弾――ハーレイの仲間、大増員!

「アメコミ魂」をご覧のみなさま、こんにちは!
短い春は早くも終わりに差しかかり、あっという間に初夏の気配ですね。
梅雨に入ってしまうまで、外遊びも楽しい季節ではありますが、
新刊のアメコミも逃さずチェックしてください。

今回ご紹介するのは『ハーレイ・クイン:コール・トゥ・アームズ』。

ハーレイ・クイン:コール・トゥ・アームズ
アマンダ・コナー&ジミー・パルミオッティ[作]
チャド・ハーディン[画]
定価:本体2,300円+税
◆好評発売中◆

「The New 52!」シリーズとして『ホット・イン・ザ・シティ』から続くハーレイ・クイン主演作の第4弾です。
これから手にとってみようという方は、既刊作品を以下の順番でお読みください。


ハーレイ・クイン:ホット・イン・ザ・シティ
シリーズを通してレギュラーとなるキャラクターたちも登場。なぜハーレイが常に金欠なのかなどもわかる、この単独主演作の幕開けとなった一冊です。

ハーレイ・クイン:ホット・イン・ザ・シティ
アマンダ・コナー&ジミー・パルミオッティ[作]
チャド・ハーディン[画]
定価:本体2,200円+税
◆好評発売中◆



ハーレイ・クイン:パワー・アウテイジ
南海の孤島から宇宙、果てはコミコン会場まで、ハーレイがTPOをわきまえず大暴れ! パワーガールとのチームアップも楽しめます。

ハーレイ・クイン:パワー・アウテイジ
アマンダ・コナー&ジミー・パルミオッティ[作]
チャド・ハーディン[画]
定価:本体2,200円+税
◆好評発売中◆


ハーレイ・クイン:キス・キス・バン・スタブ
親友ポイズン・アイビーの助言もあり、忙しすぎるハーレイはワークライフバランスの改善を図ることに。急募! ハーレイのアシスタント!

ハーレイ・クイン:キス・キス・バン・スタブ
アマンダ・コナー&ジミー・パルミオッティ[作]
チャド・ハーディン[画]
定価:本体2,400円+税
◆好評発売中◆



そして最新作『ハーレイ・クイン:コール・トゥ・アームズ』のあらすじはこちら。↓↓↓

ハーレイとギャング・オブ・ハーレイズは、報酬をもらうために活動を開始する。しかし、少々手に余る仕事が舞い込むことも。単なる行方不明者捜索のはずが、“凶暴化した船長と対決する”ハメになるなんて――誰に予想できただろう?
さらにハーレイはハリウッドへ。賞金稼ぎのビジネスにも手を広げた彼女だったが、やがてそれがヒーロー稼業より危険な仕事だと思い知ることになる。なぜなら、ハーレイはデッドショットの標的を横取りしようとしていたのだから……!


本作では、前号の『キス・キス・バン・スタブ』で募集したハーレイの助手集団「ギャング・オブ・ハーレイズ」が本格始動します。彼女たちのおこなう活動は、意外なほどに人の役に立つことばかり。街のコソ泥をやっつけたり、悪徳市長をこらしめたりしています。そのやり方がちょっと過激でメチャクチャで、高確率で流血沙汰になってしまったりするのですが、そこがハーレイらしくて楽しいところですね。


個性豊かな12人のメンバーについてもコードネームが与えられ、詳しく紹介されているので、こちらの小ネタもお楽しみください。

ハーレイ・クイン:コール・トゥ・アームズ』本編より

ここで挙がっているのは、DCのコミックに登場したヒロインたちの名前です。アメコミ好きならみんながわかるものから、どっぷり詳しい方がクスッと笑えるコアなものまで。
たとえば「エラスティ・ガール」は『ジャスティス・リーグ:インジャスティス・リーグ』に登場したドゥーム・パトロールの一員です。身体の大きさを変えられるというインパクトの強さで、ご記憶の方も多いのではないでしょうか。

ジャスティス・リーグ:インジャスティス・リーグ
ジェフ・ジョーンズ[作]
ダグ・マーンキ他[画]
定価:本体2,700円+税
◆好評発売中◆


ほかにも、不朽の名作『ウォッチメン』に登場しているキャラクターの名前もあるのですが、おわかりになるでしょうか?(答えは文末に記載しています!)

ウォッチメン
アラン・ムーア[作]
デイブ・ギボンズ[画]
定価:本体3,400円+税
◆好評発売中◆


毎回いろいろなゲストが登場するのも本シリーズの魅力ですが、今回はスーサイド・スクワッドでハーレイとともに任務をこなす凄腕ガンマン、デッドショットことフロイド・ロートンが出演しています。
自殺部隊では非道なリーダー的存在ですが、素顔は人の子であり人の親であるデッドショット。彼については単独主演作も刊行されています。気になる方はこちらの記事も併せてご覧ください。

スーサイド・スクワッド:デッドショット
ブライアン・ブッチェラート[作]
ビクトル・ボグダノビッチ[画]
定価:本体2,000円+税
◆好評発売中◆


基本的に、本シリーズでのハーレイは弱きを助け強きをくじく勧善懲悪タイプ(あくまでハーレイ目線の善悪ですが)。ジョーカーの恋人として狂気の限りを尽くしていた頃とは違い、現在のハーレイの行動原理になっているのは生活苦だといえるでしょう。本業の精神科医とギャング・オブ・ハーレイズの活動をもってしても、あがないきれない生活費。大所帯のギャングを雇ったことで、負担は増えている気がしますが……。
とかくお金を稼ぐため、高額の報酬に釣られて慣れない仕事を引き受けたハーレイですが、実はその仕事、もともとはデッドショットが依頼を受けたものだったのです。思いがけず、デッドショットと単身対決することになったハーレイの運命やいかに! そしてそもそもの目的、彼女が手にするはずだった報酬の行方も気になるところです。

また、『キス・キス・バン・スタブ』から登場しているハーレイの恋人候補、メイソンとの関係がどう進展していくのかも見逃せません。
前作では思わぬすれ違いが生まれてヤキモキしたものの、無事に誤解をとくことができたハーレイでしたが、今回はさらに深刻な障害がふたりの間に立ちはだかります。市長の息子を殺害したとしてメイソンが逮捕されてしまい、彼に会うことすらままならなくなってしまいました。この先、いったいどうなってしまうのでしょうか。


ハーレイ・クイン:コール・トゥ・アームズ』本編より。
連行されるメイソンと引き離されるハーレイ


親友であるポイズン・アイビーとの仲良しぶりはもちろんのこと、キャットウーマンも加わっての女子旅エピソードも収録されています。
キャットウーマンはバットマンと付き合いの長いキャラクターで、盗みのプロ。今回も女子旅のついでとばかりに、敵対関係にあるヴィラン、ダークウルフの獲物を掠め取ろうとしています。
3人3様の魅力が描かれていますが、とくにハーレイの天真爛漫ぶりがとってもかわいらしいですよ。

すでにお知らせしていますが、このハーレイ・クインシリーズはこのあともスピード感をもって続刊が発売される予定です。普通の幸せ、そしてお金を追求して奮闘するハーレイは、その願いをかなえることができるのか? 完結まで、どうぞ目を離さずにお付き合いください。


忘れるところでした。
前述のクイズ(?)の回答をお知らせしておきましょう。
ギャング・オブ・ハーレイズにディスられてしまった、『ウォッチメン』に登場するヒロインの名前はシルク・スペクター。初代の娘にあたるローリーが二代目を継いでおり、Dr.マンハッタンの恋人でもある重要な役どころですが、ここではひどい言われようでした。


ウォッチメン本編より。
左の女性がシルク・スペクター

きれいですけどね!

それではまた。 来週の更新もお楽しみに!

(文責・鈴木絢子)



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