2020年10月9日金曜日

逃げられない絶望の幕開け。『ディシースト』


アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは。

更新がすっかり途切れてしまい申し訳ございません。もうすっかり秋の気候になりましたね。気づけば10月です。

アメコミ映画は『ワンダーウーマン1984』が12月25日に、『ブラック・ウィドウ』が2021年の4月29日に延期となってしまいました。そろそろ延期に対する耐性もついてきた気がします。今度こそ、この日程で公開されるといいですね……。

さて、今回のアメコミ魂では10月9日刊行の『ディシースト』をご紹介いたします!


▐ 世界が死に包まれる……もう誰も逃げられない!『ディシースト』

『ディシースト』書影

まるでゾンビのようなバットマンが大きく写った書影、ここから何となく想像がつくように、この『ディシースト』はいわゆる"ゾンビもの"のような作品。ジャスティス・リーグのヒーローたちや、ヴィランたちまで、多くのキャラクターたちが登場してこの恐怖と戦いを繰り広げます。

本国では『Dceased』#1の刊行時は二位と大きく差を離して売り上げトップに立った注目作品(二位は『Doomsday Clock』#10)。その人気から現在は関連作品や続編なども刊行されています。

そんな『ディシースト』の気になるあらすじはこちら。


DCユニバースに終末が訪れる……。
ジャスティス・リーグの宿敵、ダークサイドが支配するアポコリプスより
未知のウイルスが地球に到来した。ソーシャルメディアを通じて人々に感染する
このウイルスは、世界中の人々を瞬く間に生ける屍に変えてしまった! 
ヒーローもヴィランも、ゴッサムシティもアトランティスも容赦なく呑み込んでいく
このウイルスの前に、世界はなすすべもなく絶望に染められていく。
滅亡の危機に瀕する地球で、生き残ったジャスティス・リーグの面々は
人々の希望になれるのだろうか……?


『ディシースト』の冒頭はコチラから試し読みができます。地球に迫るダークサイドの脅威を退けたのもつかの間、想像を絶する脅威が世界を飲み込み始めていき……。終末の幕開けを、ぜひチェックしてくださいね!

さて、ここからはそんな『ディシースト』の見どころを紹介できればと思います。


▐ 見どころその①:ヒーローたちが大集合!


スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンといった、いつも活躍するヒーローたちだけではなく、非常に多くのキャラクターたちの活躍が見られるのも今作の魅力の一つ。カバーに入れた登場人物紹介も、もしかしたら最多なのでは……? と思うほど。まるで『ジャスティス・リーグ』誌かのようにヒーローたちがたくさん登場する物語は、やはりワクワクしますね。


『ディシースト』カバーソデ、
リバーシブルにしてたので逆に折れてますが……。


ここに記載されていないキャラクターでも、収録されている『ディシースト:グッド・デイ・トゥ・ダイ』では、ブースターゴールドブルービートルのコンビや、




今話題のミスターミラクルとビッグ・バルダ、




さらにはジョン・コンスタンティンまでが活躍をみせます。特にコンスタンティンはとてもかっこよく描かれているので、好きな方にはぜひ読んでいただきたいですね。




世界の終わりという壮大な物語だからこそ見られる、ふだん邦訳作品ではなかなか活躍を見る機会がすくなくなりがちなヒーローたちの魅力、ぜひ堪能してくださいね。


また、『スーパーサンズ』のコンビ、ダミアンとジョナサンも活躍を見せます。最初は仲良くゲームを楽しんでいる二人。年相応でかわいいですね。そんな彼らも、この世界の危機を前にヒーローとして大きな成長を遂げることに……? 彼らの活躍にも是非注目してくださいね。





▐ 見どころその②:豊富なバリアントカバーとスクリプトページ


『ディシースト』といえば豊富なバリアントカバー。Twitterにてカバーアートの投票も行いましたが、フランシスコ・マッティーナによるアートはどれを取ってもかっこよく描かれています。さらに映画オマージュのバリアントカバーも収録しており、バリアントカバー・ギャラリーのページは画集さながらの満足度。ぜひたくさん眺めてくださいね!





さらに、巻末にはライターのトム・テイラーによる『ディシースト』の初期構成案のスクリプトが収録されています。実際のストーリーからは変更点などもありますので、最後に見比べてみるのもまた面白いのではないでしょうか。

魅力満載の『ディシースト』は本日発売です。リバーシブルカバーもぜひ注目してくださいね! そして帯ではあのコミックスの刊行情報も……。


それでは、今回のアメコミ魂はここまでです。
次回の更新もお楽しみに。


(文責:比嘉)
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