2016年12月6日火曜日

比類なきヴィランのルーツ。
そして、史上最もミステリアスなヒーローのオリジン


「アメコミ魂」読者のみなさん、こんにちは!


先週末は、世界でポップカルチャーファンをにぎわせている“コミコン”が日本初上陸を果たしました!

千葉・幕張メッセで12月2日(金)から4日(日)の3日間にわたり、開催された“東京コミコン”ですがみなさんも来場されたことと思います。

会場には映画やドラマの撮影で使用された衣装やプロップの展示をはじめ、グッズの物販や今話題のVRゲーム体験ブースなどが賑わっていました。
海外からもアーティストが多く参加され、各コーナーには直筆イラストやサインを求めるファンが行列を作っていたりと、日本のポップカルチャーファンも満足している様子でした。

また、やはりコミコンと言えばコスプレ。
バットマン、ロビン、ハーレイ・クインやジョーカーといったDCコミックスの定番キャラクターに、アベンジャーズやX-MENなどマーベルを代表するヒーロー、そしてスター・ウォーズ関係など
どれもハイクオリティで、気軽に写真撮影にこたえ来場者を楽しませてくれていました。

弊社もブースを出展し、アメコミの販売を行いました。
イベント開始からかなり早い段階で品薄状態になってしまうほど大盛況となり、急遽追加補充を行うという状態でした。
お立ち寄りいただいた方々、本当にありがとうございました! 来年も開催される際は、在庫をしっかり確保して望みたいと思います。


さて、今週のピックアップタイトルは2冊あります。

まずは、マーベル・ユニバースにおける最もパワフルなヴィランの一人であるサノスのオリジンを書き起こした『サノス・ライジング』(好評発売中)です。





映画『アベンジャーズ』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のおまけ映像でも登場したことから、今後のマーベル映画を左右する重要なキャラクターとして注目されているサノス。

コミックにおいては、1973年の『アイアンマン』#55にてデビューした歴史のあるヴィランです。
“比類なきヴィラン”として君臨するサノスのルーツに迫る本書にあらすじを簡単にご紹介します。


破壊と死の化身、神のような存在として恐れられるサノスは一体、どこから来たのか?
彼がすべてを賭け、その行く手をおびただしい血で染め上げながら求め続けたものとは? その数奇な運命は一人の男の人生を変えただけでなく、銀河を変え、マーベル・ユニバースを永遠に変えてしまった!


現在のサノスがどのようにして形成されたのかを、彼が生まれた瞬間から幼少期、そして思春期にかけての出来事や感情の移り変わりがリアルに描かれており、その悲しき過去と波乱に満ちた運命のストーリーがここに明かされるという内容になります。

ぜひ本書を手に取っていただき、マーベルを代表するヴィランの驚愕な生い立ちをお楽しみいただければと思います。

なお、サノス初登場コミックである『アイアンマン』#55は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:プレリュード』に収録されていますので、ご興味ある方はこちらも読んでいただければより一層楽しんでいただけるかと思います。



また、関連作品ということで『デッドプール VS. サノス』というタイトルも絶賛発売中です!

なんと、冗舌な傭兵ことデッドプールがサノスの恋敵となりマーベル・ユニバースを揺るがす大騒動が勃発するという、ユーモアあふれる内容になっています。

『サノス・ライジング』とはまったく異なる愛嬌たっぷりなサノスを楽しめるストーリー展開ですので、2冊合わせて読んでいただければ彼の魅力を存分に味わえるかと思います。






そして、2冊目としてご紹介するのは『ドクター・ストレンジ:シーズンワン』になります。

マーベル史上、最もミステリアスなヒーローと言われるドクター・ストレンジ。
日本でも来年1月27日に映画公開が予定されており、じわじわとその認知度や人気も上がってくれればと期待しています。

マーベルヒーローの誕生秘話を、現代風にアレンジしアメコミ初心者の読者にも気軽に楽しめるというコンセプトで展開される“シーズンワンシリーズ”。

本書で同シリーズも4冊目となり、どこから読み始めればよいか迷ってしまうアメコミの世界において、親しみやすい内容が特徴です。




それでは、あらすじをどうぞ。


自分勝手で冷たい天才外科医、スティーブン・ストレンジは壮絶な体験を経て神秘的なパワーの存在を知る……。
兄弟弟子の格闘家ウォンとコンビを組んで、闇の存在とのバトルを繰り広げることに! 息をもつかせぬアクション、ファンタジー、ロマンスの果てに、未熟な彼らは邪悪な敵を倒し、魔法の極意を掴むことができるのか!?


他のマーベル作品にも、たびたび登場しているドクター・ストレンジですが、彼の若き冒険の日々を描いた本書は別次元や異世界の神秘的存在といった独特の世界観が迫力いっぱいに描かれています。

これらは、通常のヒーローにはない世界観ゆえに、とても新鮮で特にバトルシーンでは斬新な色使いで表現される魔術が臨場感溢れるアートワークで描かれています。

さらに本書には、ドクター・ストレンジを中心に結成されたチームこと、ディフェンダーズも1話収録されています。
コアメンバーである、ハルクやネイモア、シルバーサーファーに加えアイアンフィストやレッド・シーハルクも登場し物語を盛り上げています。

映画『ドクター・ストレンジ』のベースともなった1960年代の二つのコミックをアレンジした本書は、映画を観る前の予習に最適かと思います。


来週、12月14日発売予定ですので映画公開を楽しみにしつつ読んでいただければ幸いです。


それではまた次回に。

(文責:渡辺直経)


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