2018年3月6日火曜日

スーサイド・スクワッド、ハーレイ・クイン、ワンダーウーマン、第2巻同時発売!



「アメコミ魂」読者のみなさん、こんにちは!

先週公開された話題のマーベル映画『ブラックパンサー』、みなさんはもうご覧になりましたか? 小社からは邦訳コミック『ブラックパンサー:暁の黒豹』が絶賛発売中ですので、そちらもぜひご一読ください。

さて、明日は「リバース」シリーズ第2巻にあたるスーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン』『ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ』『ワンダーウーマン:イヤーワン』の発売日になります(地域によって若干の誤差がございます)。今回は、同時発売する3タイトルについて紹介します。

誰が世界を救うのか!?


第1巻『スーサイド・スクワッド:ブラック・ヴォールト』のお話がそのまま引き継がれる第2巻『スーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン』では、ゾッド将軍と謎の球体ブラック・ヴォールトが再び騒動を巻き起こします。ブラック・ヴォールトをスーサイド・スクワッドの本部へと待ちこんだところまではよかったのですが、ブラック・ヴォールトから怪しげな波動が放たれ、本部にいる全員がその波動に呑みこまれてしまいます。すべての者たちは常軌を逸してしまい、本部は大混乱。このままでは世界も滅びてしまう……そんななか、唯一あの人物だけが正気を取り戻して奮闘します。さて、誰が世界を救うのか、本誌でお確かめください。

▲リバース第2巻『スーサイド・スクワッド:ゴーイング・セイン』


ジム・リーの作画が冴えわたる本編も見所満載なのですが、第1巻に引き続き、巻末には各キャラクターの短編集が収録されていますので、そちらも見逃さないでください。今回は、キラー・クロックの物語に涙する人も多いはずです。最初から悪いヤツじゃなかったんですよね。

▲キラー・クロックの少年時代を描いた「ワニの涙」


本作の次は、ジャスティス・リーグと激突する『ジャスティス・リーグ VS. スーサイド・スクワッド』が控えています。4月4日頃発売ですので、楽しみに待っていてください。

▲映画化もされた2大チームが大激突!


因縁の恋人J、再び登場!


スーサイド・スクワッド誌のハーレイ・クインとは、一味違った彼女が堪能できる『ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ』では、今回も愛すべき狂気のヒロインぶりが描かれております。大親友のポイズン・アイビーとバケーションを過ごしたり、ローラー・ダービーに出場したりと大忙しの毎日を過ごします。ですが、そんな楽しい生活も束の間。彼女の前にあの男が再び現れます。そう、ジョーカーです。彼の目的は一体なんなのか? そもそも彼は本物のJなのか? 謎は深まるばかりですが……もちろん、この先は本誌でご堪能ください(笑)。ハチャメチャな性格のハーレイ・クインですが、この単独誌では、等身大の女性として、色々と人生に思い悩んだり、考えたりしている姿も描かれているところが人気の一つだと思います。ぜひ本書で彼女の魅力を感じてください。

▲期待の第2巻『ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ』


このハーレイ・クイン誌にはリバースの冠がついていますが、第1巻『ハーレイ・クイン:ダイ・ラフィン』同様、リバース以前の設定が続いております。つまり、ニュー52シリーズの第1巻『ハーレイ・クイン:ホット・イン・ザ・シティ』から手掛けているアマンダ・コナー&ジミー・パルミオッティによる物語が続いているので、登場キャラクターやエピソードなどもニュー52から引用されています。ニュー52シリーズから読み続けてくれている読者さんにとっては、読み応え充分な作品ですね。

▲バハマ諸島で休暇を楽しむハーレイ&アイビー


ハーレイ・クイン誌をこれからイッキ読みしよう!と思っている方に朗報です。小社では全巻セット通販を行っています(しかも特典付き!)。ぜひそちらもご利用ください。


“驚異(ワンダー)”の起源に迫る!


最後に紹介するのは、『ワンダーウーマン:イヤーワン』です。昨年、映画『ワンダーウーマン』が公開され、日本でも飛躍的に認知度が上がったキャラクターの一人だと思います。来年には第2弾の公開が予定されています。映画をご覧になった人には親しみのある内容だと思いますが、本書はワンダーウーマンのオリジンが描かれています。“男の世界”から遠く離れたアマゾン族の楽園セミッシラ島で幸せに暮らすダイアナ姫。ある日、別の文明の飛行機が島に不時着したことから、彼女のなかで何かが目覚め……ここまでは、映画と同じような設定ですが、この先どう展開するのか、ぜひ本書を読んでみてください!

リバース版オリジンを描いた『ワンダーウーマン:イヤーワン』


本書は、第1巻『ワンダーウーマン:ザ・ライズ』と対になる作品で、2冊セットで読んでいただけるといっそう楽しめると思います。アメリカでは、日本で「リーフ」と呼ばれる中綴じの冊子形式でコミック誌が出版されます。その後、その冊子6~7号分を合本した単行本が発売されるのですが、日本の翻訳コミックはそれを底本にして出版しています。リバース版のワンダーウーマン誌では、第1巻の収録作品と本書の収録作品が並行して発表されました。つまり、1号、3号……と奇数号が第1巻に、2号、4号……と偶数号が本書に収録されています。第1巻ではニュー52以降の物語が描かれ、一方、第2巻ではリバース用のオリジンが描かれています。 お手元に第1巻があれば、実際アメリカで刊行した順番で現在と過去の物語を読むというのも、また面白いかと思います。

▲映画でもお馴染みのあのポーズが……


ワンダーウーマンのオリジンといえば、奇才グラント・モリソンが綴った『ワンダーウーマン:アースワン』というコミックもありますので、気になる方はぜひご一読ください。

▲モリソンの『ワンダーウーマン:アースワン』


本日紹介したこれらの作品は、物語の区切りもいいのでこの第2巻で邦訳版はいったん終了します。ですので、まだ本シリーズを読んでいなくてもすぐに追いつけます。この機会にぜひ読みはじめてください(ハーレイ・クイン誌だけは、ニュー52から読むとかなりの巻数ですが……汗)。

最後に、先日、在庫僅少タイトルを小社のFacebookページに掲載しました。「いつか読もうと思っていたのに、もう在庫がない……」ということがないように、リストをアップしました。ぜひご活用ください。


▲1999年アイズナー賞受賞作品『インヒューマンズ』

次回の更新は、『インヒューマンズ』が発売される前日21日頃を予定しております。

お楽しみに!

(文責:山本)


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