2020年1月21日火曜日

スーパーヒーローが抱える光と闇を描く『ヒーローズ・イン・クライシス』


アメコミ読者の皆さま、こんにちは。

早いもので1月ももう下旬ですね!
今回のアメコミ魂では、明後日1月23日発売の『ヒーローズ・イン・クライシス』についてご紹介します。

▲『ヒーローズ・イン・クライシス』書影

この作品はこれまでのアメコミにおけるイベントとは少しテイストが異なり、「ヒーローたちの抱えるトラウマ」がテーマ。

日々暴力にさらされ、生死の間で生きる彼らは、常にトラウマと闘っています。
彼らはそのトラウマからどう立ち上がるのか……。絶対的に強い存在であるべきヒーローたちの「心の闇」を描き、発売当時は本国でも大きな話題を呼んだ作品です。

それでは内容をご紹介していきましょう!

▐ ヒーローたちの療養施設“サンクチュアリ”

『ヒーローズ・イン・クライシス』の舞台は“サンクチュアリ”と呼ばれる療養施設。
日頃の戦いで心身ともに傷ついたヒーローたちのため、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンによって設立されました。



戦いの中で負った傷を癒やすため、日々カウンセリングを受けるヒーローたち。
スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンをはじめとする大勢のDCキャラクターが登場します。


そんなサンクチュアリで、大勢のヒーローが突然虐殺される事件が発生。
現場の状況から浮かび上がる容疑者は2人……。


ひとりはジョーカーと別れ、傷ついた心を癒やすためにサンクチュアリを訪れたヴィラン、ハーレイ・クイン。



もうひとりは、とある事件をきっかけにサンクチュアリで療養を続けるヒーロー、ブースター・ゴールド。


大勢のヒーローを殺害した容疑がかけられている2人。しかし、互いに相手の殺害現場を目撃していたという証言が……。捜査を始めるスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、そしてフラッシュ。



その傍ら、自らの容疑を晴らすため、ハーレイ・クインはバットガールと、ブースター・ゴールドはブルービートルとともに犯人探しを始めます。

はたしてどのような結末が待っているのか? 真犯人はどちらなのか?
ぜひ皆さまの目でお確かめください!

▐ 美しいアートの数々にも注目!

作品のテーマはもちろん、今作はDCコミックスを中心に活躍するアーティスト、クレイ・マンが手掛ける美しいアートも魅力的。DCキャラクターが勢揃いした表紙は圧巻ですね!

今回はクレイ・マンのアートを皆さまに堪能していただくために、カバーを外した本体表紙のイラストにもこだわりました。お手に取られた際は、ぜひカバーをめくって見てください!



ちなみに、今作は対象店舗でお買い上げいただいた方に、作中のイラストを使用したポストカードをお配りします(対象店舗はコチラから)。
ぜひゲットしてくださいね!

▐ ヒーローたちが抱える心の闇とは


アメコミのイメージとは打って変わってミステリー要素が強く、「ヒーローたちの抱えるトラウマ」をテーマにした『ヒーローズ・イン・クライシス』。

強くあるべき存在であるヒーローの側面を描き賛否両論を呼んだ作品ですが、ヒーローが何を考えているのか、そして抱えている苦悩を垣間見ることで、あらためてヒーローという存在の偉大さを感じることができるのではと個人的には思います。
ぜひ、お手に取ってみてください。

それでは本日はここで失礼します。
次回の更新もお楽しみに!

(文責:松本)
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