2015年12月7日月曜日

続々と映像化されるDCヒーローたちをドドンとご紹介!

「アメコミ魂」をご覧の皆さま、こんにちは!

いよいよ2015年も残すところ1ヶ月を切りました。今年を振り返れば、アメコミ原作の映画が堅調に公開され、いまやアメコミは映画の一ジャンルとしてすっかり定着した感がありますね。

来年からは、DCコミックスのシネマユニバース「DCエクステンデッド・ユニバース」が本格的に始動し、2大出版社が映画の世界でもしのぎを削る時代に突入します。

先々週、『DCキャラクターズ:オリジン』の刊行に合わせて、「DCエクステンデッド・ユニバース」の話題を中心に映像作品の最新情報をご紹介しましたが、今週は2016年以降のDCコミックス映画ラッシュに備えて、今後映像化が予定されているDCヒーローたちをご紹介したいと思います。
『DCキャラクターズ:オリジン』
グレッグ・パック他[作] リー・ウィークス他[画]
定価:1,200円+税
●2015年12月09日頃発売!●
ちなみに、以降で紹介するヒーローたちの概要は、ニュー52以降の設定を元にしています。

①スーパーマン
本名カル=エル、地球名クラーク・ケントという2つの名を持つスことからもおわかりになるように、彼は惑星クリプトンから地球にやってきた異星人です。

普段はジャーナリスト、クラーク・ケントとして活動していますが、一大事が起きたときはスーパーマンとなります。太陽からエネルギーを吸収し、“マン・オブ・スティール(鋼鉄の男)”と呼ばれる無敵の肉体と、飛行能力、常人離れした五感や知能、敵を凍らせるフリージングブレス、目から放つヒートビジョンなど、様々なスーパーパワーを駆使して人類の平和を守っています。

2016年3月25日公開の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で、再び彼の勇姿を見ることができます。『マン・オブ・スティール』に引き続き、スーパーマン役はヘンリー・カヴィルが続投します。

②バットマン
スーパーマンと並ぶDCコミックスの大看板であるバットマン。改めて彼がどのようなキャラクターか説明するまでもないかもしれませんが、今後の映像作品のためにおさらいしておきますと、本名はブルース・ウェイン。表向きはゴッサムシティきっての大富豪でプレイボーイですが、法で裁ききれない悪を狩るビジランテ(自警団員)、バットマンとしての裏の顔を持っています。

“ダークナイト(闇夜の騎士)”の異名でも呼ばれ、“世界最高の探偵”と称される明晰な頭脳と鍛え抜かれた肉体、莫大な資産を投下して得たテクノロジーを駆使して、夜ごと悪と戦っています。

彼もまた『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でスクリーンに戻ってきます。バットマン/ブルース・ウェイン役に抜擢されたベン・アフレックの演技にも注目です。

③ワンダーウーマン
女性だけが住むパラダイス島を統治するヒッポリタ女王の娘ダイアナが、ギリシア神ヘルメスから頼まれて、アメリカ人女性ゾラを女神ヘラから守ることになり、彼女の運命を変える戦いが始まります。

ワ ンダーウーマンの映像作品というと1970年代に作られたドラマ版が有名ですが、彼女もまた『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に登場します。また、彼女の単独映画『ワンダーウーマン』が、ガル・ガドット主演で2017年6月23日に全米公開予定です。

④ハーレイ・クイン
バットマンの宿敵、ジョーカーの情婦にしてサイドキック。90年代に登場したDCコミックスのキャラクターでも大きな人気を得ているのがハーレイ・クインことハーリーン・クインゼルです。

元々はテレビアニメ『バットマン』のキャラクターで、人気に後押しされてコミックブック上のユニバースにも起用されるようになりました。ジョーカーを“プリンちゃん”と呼び、ポイズン・アイビーやキャットウーマンとチームを組み、コミカルな一面が強かった彼女ですが、ニュー52以降、イメージを一新。スーパーヴィランたちによる特殊部隊スーサイド・スクワッドの中核メンバーとして、より危険な側面を強調して描かれるようになりました。

そんな彼女が登場する映画が『スーサイド・スクワッド』。演じるのは注目若手女優マーゴット・ロビー。日本での公開日は未定ですが、アメリカでは2016年8月5日公開予定です。 

⑤グリーンランタン
コーストシティのテストパイロット、ハル・ジョーダン。ある日彼は、事故に遭った宇宙船に遭遇し、そのな かにいた宇宙人から“パワーリング”を託されます。それを期に銀河警察機構グリーンランタン・コァに所属した彼は、思った通りの物体を作り出す“パワーリ ング”の力を駆使し、3600のセクターに区分けされている銀河のセクター2814(地球を含む宇宙)の平和を守るスーパーヒーローになったのです。

2011年に公開されたライアン・レイノルズ主演の映画『グリーン・ランタン』から間が空きますが、新作単独映画の公開が2020年6月19日に予定されています。

⑥サイボーグ
最先端のサイバネティック手術を受けて蘇ったビクター・ストーンは、生けるコンピューターとして、その能 力を正義のために行使します。そんな彼の代表的な武器は、腕を変形させて強力な音波を放つホワイトノイズ砲。ニュー52ではスーパーマン、バットマンと並 んでジャスティス・リーグの中核メンバーとして活動しています。

単独映画の公開予定は2020年4月3日です。

⑦フラッシュ
ある事故によって“スピードフォース”と呼ばれる異次元エネルギーを得たセントラルシティ警察の鑑識官バリー・アレン。世界最速の男になった彼は、フラッシュとして悪と戦います。超高速で移動できるだけでなく、竜巻を起こしたり、体の分子を振動させて物体を通り抜けたりすることができるヒーローです。

ドラマ版が好評を博しているフラッシュ。2014年10月からTHE CWで放送がスタートし、アメリカでは第2シーズンの制作が決定。日本でも第1シーズンのソフトがリリースされています。さらに2018年には映画版の公開が予定されています。

⑧アクアマン
アクアマンことアーサー・カリーは、伝説の海底王国アトランティスの王族の血を継いだ海底人です。水中で呼吸ができ、高速で泳ぐことが可能。さらに海洋動物とテレパシーによって意思疎通することができ、巨大海獣“トポ”を意のままに操ることもできます。海神ポセイドンの矛を手に、地球の70%を占める海の平和を守るスーパーヒーロー、それがアクアマンです。

ちなみに単独映画『アクアマン』の全米公開日は、2018年7月27日。『コナン・ザ・バーバリアン』のジェイソン・モモアが主演を務めます。

なお、「DCエクステンデッド・ユニバース」では、シャザム(小社より『シャザム!:魔法の守護者(THE NEW 52)』が刊行中)の映画化も進んでいるので、その点にも注目です。

ここまで、今後映像化されるDCコミックスのヒーローたちを駆け足で紹介してまいりました。これから2020年にかけて、コンスタントに映画化されていく予定ですので、「アメコミ魂」では、今後も「DCエクステンデッド・ユニバース」の情報を追いかけていこうと思います。

今後「こんなことをやって欲しい! 」などご意見があれば、お気軽に下部の赤いバナーをクリックしてください。

それでは、また来週!


(文責:山口侘助