今年もあっという間に2ヶ月が終わりもう3月ですね。春の到来が待ち遠しいですが、5月に公開が予定されている『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』も今からとても楽しみです!
スパイダーマン、アイアンマン、アントマン、キャプテン・アメリカにドクター・ストレンジなど今まで数多くのヒーローをスクリーンで活躍させてきたマーベル・スタジオズですが、そのなかでも最もユニークな宇宙最凶チームがこの“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”です。
銀河滅亡を阻止する最後の希望となった彼らのストーリー展開はもちろんのこと、個人的には前作のように懐かしくも激アツなセレクションで映画を彩るサントラナンバーに期待大です!
ガーディアンズに関しては、前作映画の前日譚とチームメンバーの原作エピソードを収録した『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:プレリュード』とアベンジャーズやX-MENなどスーパーヒーローたちとガーディアンズが共演する『ガーディアンズ:チームアップ』の2冊が発売中です。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:プレリュード』 定価:本体2,000円+税 ◆好評発売中◆ |
『ガーディアンズ:チームアップ』 定価:本体2,100円+税 ◆好評発売中◆ |
公開までに是非、これらの既刊をチェックいただきガーディアンズが繰り広げる銀河の冒険を楽しんでいただければと思います。
さて、チームアップといえばこちらも見逃せません! 今回ご紹介するタイトルの『デッドプール&ケーブル:スプリット・セカンド』です!
本作はタイトルにあるとおり、アメコミファンにはお馴染みの90年代を代表するデッドプールとケーブルの“迷コンビ”が復活します。
デッドプールに関しては、読者のみなさんの多くにとってもはや説明不要かとは思いますがせっかくの機会ですのでケーブルと合わせて簡単に触れておきます。
【デッドプール】
本名:ウェイド・ウィルソン。驚異的な再生能力と殺しの腕を有するチミチャンガ好きの傭兵。初登場は1991年2月号『ニューミュータンツ』#98だったのですが、なんとその目的はケーブルの殺害というストーリー! この時から二人の関係がはじまっていたとは……。
時系列でいうと、本作が開始されたときにはすでに“マーベル・ナウ!”版のデッドプールシリーズ(小社刊)は完結していたことから、同シリーズを合わせて読んでいただければ本書の理解が一層深まると思います。
【ケーブル】
本名:ネイサン(ネイト)・サマーズ。彼はX-MENのサイクロップスと、X-MENのジーン・グレイのクローンである、マデリーン・プライアーのあいだに生まれるのですが、アポカリプスによって特殊な病気に感染させられてしまいます。
彼はその治療のために未来に送り出され、成長したのちに1991年3月号『ニューミュータンツ』#87でもとの世界に戻り、未来を守るために戦うミュータントとなります。
そんな“冗舌な傭兵”と“未来から来た戦士”が繰り広げる本書のあらすじをご紹介します。
ある男の死によって引き起こされる恐るべき未来を予見したケーブル。
ケーブルがその男を守ろうと決意する一方、同じ男を殺すために“ある男”が近づく……デッドプールは果たして相棒なのか!? 活劇と時間旅行のトリックに満ちた大騒動の始まりだ!
そう、本作のキーワードは“時間”になります。
サブタイトルにある、スプリット・セカンドも未来からやってきた暗殺者の名前であり、物語としても一瞬にして約70秒前に飛ばされたりするなど、全体をとおして時間という概念が上手く組み込まれています。
あるシーンではコマの背景に90年代のコミックカバーや、中面が登場するなどユニークな工夫も見逃せないポイントとなっています!
さらに、ループという未来でデッドプールの前に現れた謎の男も登場しますが、その正体に関するストーリーの進行そのものが驚きの仕掛けになっており、きっとみなさんも読んだあとにあらためて納得するトリックの面白さに気づいていただけることでしょう。
また、このようなストーリー展開を最高に面白いものにしているデッドプール節も健在です!
個人的には音楽ネタになってしまいますが、70年代から活動を続けたダリル・ホール&ジョン・オーツというデュオが出てくるあたりはツボでした(笑)
80年代には全米No.1に輝く名曲を次々に発表した彼らですが、まさかデッドプールのアレの例えで出してくるとは……。(ヒント:デッドプールが対でいつも装備しているもの)
そのほかにも、『スター・ウォーズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などの映画ネタにDCコミックスネタまで飛び出します! こういったところもデッドプールタイトルならではの醍醐味と言えますね。
本書に収録されているアートのひとつが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のオマージュなのも時間をテーマにしているだけにぴったりなコンセプトです!
今回ピックアップした、『デッドプール&ケーブル:スプリット・セカンド』は好評発売中です!
対象店舗によってはまだ購入特典のポストカードがもらえるかもしれませんので是非、早めにゲットしてください!
最後に、弊社ではデッドプールとのチームアップ作品をいままでにも3冊刊行しています。
それぞれ、簡単なあらすじとともに紹介しておきますので合わせてチェックしてみてください!
①『デッドプール VS. カーネイジ』
“饒舌な傭兵”と“最悪のスパイダーマン”が対決! 凶暴かつ凄惨な戦いの行方は……!?
『デッドプール VS. カーネイジ』 定価:本体1,800円+税 ◆好評発売中◆ |
いまやマーベル・ユニバースきっての人気者になった“饒舌な傭兵”デッドプール。今度のお相手はカーネイジ……スパイダーマンから生まれたヴェノムから、さらに生まれた“最悪のスパイダーマン”である。
殺戮を繰り返すカーネイジがデッドプールと出会い、血を血で洗う凄惨な戦いが始まった。デッドプールがカーネイジの口に手榴弾を突っ込んだかと思うと、カーネイジはデッドプールをバラバラに引き裂く……。
常軌を逸した真紅の2狂の凶演、果たして勝利はどちらの手に……!?
②『ホークアイ VS. デッドプール』
“冗舌な傭兵”と“常人ヒーロー”――コミックでもおなじみ2大キャラがついに手を組んだ!!
『ホークアイ VS. デッドプール』 定価:本体2,200円+税 ◆好評発売中◆ |
映画で活躍し、コミックでも高い支持を得ているマーベル・コミックスの人気者二人の共演作。
ハロウィンの夜のブルックリン……ウルトロンに扮したホークアイとゴーストバスターズになったデッドプールが、ヒーローの仮装をしたヴィランと戦い、SHIELDがらみの殺人事件の謎に挑む!?
“もう一人のホークアイ”ことケイト・ビショップとブラックキャットも登場!
③『デッドプール VS. サノス』
“デス(死)”を救え! 恋のライバルである二人のありえない共闘によって、マーベル・ユニバースを揺るがす大騒動が勃発!
『デッドプール VS. サノス』 定価:本体1,800円+税 ◆好評発売中◆ |
無限の力を持つ絶対的ヴィラン、サノスが報われない想いを寄せ続ける相手こそが、“死”を具現化した存在“デス”だった。一方、そんな彼女と相思相愛なのがデッドプールである。
しかし、ある日デスが姿を消し、世界から死が奪われてしまう。彼女を探すため、恋敵二人は手を組むことになるが……。
デッドプールと、今後のマーベル・シネマティック・ユニバースでの活躍に期待が高まるサノスに加え、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやメフィストも登場する、次元を超えた恋の旅路の行く末は!?
そして、来月中旬には“X-MENの優男”と“世界イチ醜い傭兵”がタッグを組む、要注目作品『デッドプール VS. ガンビット(仮)』が発売予定です!
最高の腕と最低のルックスを併せ持つ傭兵デッドプールの今度の相棒は、なんと甘いマスクを誇るX-MENのイケメン盗賊、ガンビット!
一体どんな内容になるのか!? こちらも楽しみにしていてください!
それではまた次回に。
(文責:渡辺)