アメコミファンのみならず、映画ファンの間で……というより、主に映画ファンの間で熱烈な支持を集めた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。公開時に熱狂したファンはもちろん、多くの人々が待ちに待った第2作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の公開が、いよいよ来月12日に迫りました!
敵味方含め、1人で映画が1本できてしまいそうな個性豊かなキャラクターたち、70~80年代のヒットナンバーに乗せて展開されるアップテンポなスペースオペラがスクリーンに帰ってくるとあって、第1弾のトレーラーが公開された昨年から、気もそぞろな人たちも多いことと思います。トレーラーといえば、昨年のコミコンで発表されたファースト・ルックがYouTubeにアップされた際には、公開から24時間で8,100万回再生されたことでも話題になりました。
前作で身体の大半を失ってしまったグルートが、本作では〝ベイビーグルート〟として登場し、その愛くるしいルックスに「マーベルユニバースでもっとも可愛いキャラクター」という声が多く寄せられたことも記憶に新しいですね。
いきなりマーベルユニバースのなかでもトップクラスの人気を獲得してしまった(大半は映画ファンですが……)ガーディアンズ。彼らが映画だけでなく、コミックでも再登場します。来週4月19日発売予定の『ガーディアンズ:チームアップ 2』です。
『ガーディアンズ:チームアップ 2』 ビル・ウィリンガム他[作] ジオゴ・サイトー他[画] 定価:本体2,100円+税 ◆4月19日頃発売予定◆ |
本書は、前巻から引き続き2015年6月から8月にかけて刊行され、#10で完結したミニシリーズをまとめたTPBの翻訳版になります。映画版の前作が公開された2014年夏頃から、コミックの動きが活発になりました。本書を除いた当時の関連誌は以下のような状況になっていました。
・『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
……2013年に「マーベル・ナウ!」の一環として創刊。
・『レジェンダリー・スターロード』
……2014年7月創刊。最終号である#12(2015年7月号)は“ブラック・ボルテックス”の後日談。
・『ロケット・ラクーン』
……2014年7月創刊。ロケットのニセ者が登場する物語から始まり、#11(2015年7月号)まで刊行。
※以上、翻訳者・中沢俊介さんによる本書解説から抜粋。
上記の流れのなかで刊行がスタートした「ガーディアンズ:チームアップ」のシリーズになります。その最大の魅力は、タイトル通り他のヒーローとのチームアップ。今回登場するヒーローを挙げると、ナイトクローラー、アントマン、シルバーサーファー、スパイダーマン、そしてデッドプールです。
ナイトクローラーとガモーラが宇宙の武闘会で剣を交わし、
マイアミに向かった宇宙の犯罪者を調査するのはドラックスとアントマンの凸凹コンビ。
シルバーサーファーとグルートが宇宙戦争の運命を握ったかと思えば、
異世界の超兵器をめぐって、スターロードとスパイダーマンが丁々発止のやり取りを繰り広げる。
そして、デッドプールとロケット・ラクーンが出会い、毛と弾丸が乱れ飛ぶ!
前巻に引き続き、とにかくノリの良いガーディアンズの魅力が詰まった1冊です。ぜひ、映画と併せてお読みください。
それでは今週はこの辺で。また来週お会いしましょう。
(文責・山口大介)
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