アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!
最近はすっかり暖かくなってきましたね。2月も終盤で春の訪れを感じられるようになってきたのではないでしょうか。ついでに花粉も感じられますね……。
『バットウーマン:エレジー』は現在米国で放送されている実写ドラマ『バットウーマン』の原案作品にもなっております。ドラマ化の影響もあってか、今最も注目されているヒロインの一人ともいえるバットウーマンですが、実は単独誌の邦訳は今作が初めてです。
▐ 語られるバットウーマンの戦いと、オリジンストーリー
ケイト・ケインことバットウーマン初登場誌は本作ではなく『52』という週刊シリーズになります。ここでは、ゴッサムシティを離れたバットマンことブルース・ウェインの代わりに、バットウーマンが街を守るための戦いをしていました。この戦いの中で犯罪教団に狙われ、九死に一生を得ることになるのですが、その物語の続きが本作になります。
『バットウーマン:エレジー』の舞台は『ファイナル・クライシス』と呼ばれるイベントの後に、ブルース・ウェインが消えたゴッサムシティ。そこで自警活動を行っているバットウーマンの耳に、かつて戦った犯罪教団が新しい指導者を迎え、再びゴッサムに魔の手を伸ばそうとしているという情報が入ります。バットウーマンは街を守るため、そして自分を狙う犯罪教団を今度こそ倒すため、街を奔走します。
しかし、犯罪教団の新たな指導者を相手に、一度敗北してしまうバットウーマン。街を滅ぼそうとする強大な相手を前に、バットウーマンはどのように戦うのでしょうか。新たな若きヒロインの戦いに注目です。
しかし、犯罪教団の新たな指導者を相手に、一度敗北してしまうバットウーマン。街を滅ぼそうとする強大な相手を前に、バットウーマンはどのように戦うのでしょうか。新たな若きヒロインの戦いに注目です。
犯罪教団の新たな指導者の名前はアリス。自分をルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』に心酔し、自らをアリスと名乗る謎の女性です。彼女の発する台詞は全て『不思議の国のアリス』または『鏡の国のアリス』のアリスの台詞を引用したものと、底の見えないキャラクターです。
さらには口の中に毒を塗った刃物を隠し持つなど、普通ではなく一筋縄ではいかない敵です。ドラマ『バットウーマン』でも登場するこのキャラクターですが、バットウーマンの過去につながるキーキャラクターでもあります。アリスを模倣して本性の見えない彼女が抱える秘密とは一体何なのでしょうか。その答えはコミックスで確認してみてくださいね。
さらには口の中に毒を塗った刃物を隠し持つなど、普通ではなく一筋縄ではいかない敵です。ドラマ『バットウーマン』でも登場するこのキャラクターですが、バットウーマンの過去につながるキーキャラクターでもあります。アリスを模倣して本性の見えない彼女が抱える秘密とは一体何なのでしょうか。その答えはコミックスで確認してみてくださいね。
また本書後半では、ケイトがバットウーマンとして活動するに至るまでの物語も掲載されております。この作品を読めば、バットウーマンのオリジンも知ることが出できるので、来る実写ドラマの日本放映に備えることもできちゃいます。ちなみに本作はNEW52!期以前の物語になりますが、このオリジンはNEW52!以降にもおおむね持ち越された設定になっています。
▐ J・H・ウィリアムズⅢの描く、独特なアートとコマ割り
今作の見どころはなんといってもJ・H・ウィリアムズⅢのアートではないでしょうか。魔術をテーマとしたアラン・ムーアの作品『プロメテア』でもその神髄を発揮しましたが、今作でもその才能を発揮しています。特に独特のコマ割りが随所で目立ち、バットウーマンのシンボルのようなコマ割りや、鏡合わせのようなコマで描かれるページなど、普段のアメコミではなかなか見られないアートを堪能することが出来ます。
また今作でも宗教や魔術のような要素もあり、アートも神秘的なものが多く見受けられます。『プロメテア』のような世界観が好きなファンの方にもお勧めできる一冊です。
また今作でも宗教や魔術のような要素もあり、アートも神秘的なものが多く見受けられます。『プロメテア』のような世界観が好きなファンの方にもお勧めできる一冊です。
▐ かわいい猫がマーベル世界を席巻する!? 『マーベル・ミャオ』
『マーベル・ミャオ』は先日の2月22日(猫の日)に発売いたしました。また23日にはヴァ―スコミック様にてサイン会も開催させていただきました。このサイン会には102名もの読者の皆さまがいらしてくださいました。お越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました。
さて、そんな『マーベル・ミャオ』ですが、内容はキャプテン・マーベルの飼い猫チューイが、マーベルのあんなキャラクターからこんなキャラクターまでと可愛く戯れるというお話。皆さまお馴染みのスパイダーマンやアイアンマンといったキャラクターから、少しコアファン向けなキャラクターまで、実に多くのキャラクターたちが登場します。
また、各キャラクターについて一言解説を入れたページもあるので、マーベルキャラクターたちを簡単に知ることもできちゃう、アメコミ初心者向けの書籍でもあります。
サイン会でもMCUは見ていたけど、アメコミとして買うのは『マーベル・ミャオ』が初めてだという方もいらっしゃいました。
また、各キャラクターについて一言解説を入れたページもあるので、マーベルキャラクターたちを簡単に知ることもできちゃう、アメコミ初心者向けの書籍でもあります。
サイン会でもMCUは見ていたけど、アメコミとして買うのは『マーベル・ミャオ』が初めてだという方もいらっしゃいました。
可愛い猫とマーベルキャラクターたちに会いに行けば、きっとお気に入りのキャラクターも見つかるはず? アメコミが好きな方も初めてな方も楽しめる一冊になっております。
それでは本日の記事はここまでです。
次回の更新もよろしくお願いします。
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(文責:比嘉)
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