2020年3月17日火曜日

4月以降のアメコミ刊行ラインナップをご紹介!

アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは!
 最近は気候の変動も激しく、服装にも困りますね。また、新型ウイルスなどもありますし、体調には気を付けて下さいね。


さて、今回はお待ちかね() 4月以降の刊行ラインナップをお知らせできればと思います!


▐ ワンダーウーマンを襲う悲劇――『ワンダーウーマン:ヒケテイア』



 直近で刊行を予定しておりますのは、423()発売予定のアメコミ、『ワンダーウーマン:ヒケテイア』になります。




なかなか衝撃的なカバーアートですね……。
こちらの作品は本国で刊行されたのは2002年と少し昔の作品になります。アメコミ界で有名なライター、グレッグ・ルッカが初めてワンダーウーマンを担当した作品でもあり、知る人ぞ知る名作ではないでしょうか。そんな本作の気になるあらすじはこちら。


自らの故郷「セミッシラ」より外界に出てきたワンダーウーマンは、
自分の知る世界とこの世界の違いに慣れ始めたところであった。
そんな彼女の元に、突如ダニエルという女性が助けを求めに現れ、
ワンダーウーマンと古代ギリシャの儀式「ヒケテイア」を交わすことになる。
この儀式により、ワンダーウーマンはダニエルを守る使命を帯びることになるが、
彼女は殺人の罪を抱えていた……。
グレッグ・ルッカが紡ぐ、ワンダーウーマンの悲劇が今、幕を開ける……。


この「ヒケテイア」という嘆願儀礼は実際に存在していたもののようで、今作はこちらを題材にしたギリシア悲劇のような作品になっております。アメコミに触れていると色々な知識が身に付きますね。


読み切り作品ですので、お手に取りやすい作品となっております。現代のワンダーウーマン像を確立したともいえるライター、グレッグ・ルッカによるワンダーウーマン初担当作品。6月公開の映画『ワンダーウーマン 1984の前に読んでみてはいかがでしょうか?


▐ ダイアナと少女の邂逅が、戦いの幕を開ける『ワンダーウーマン:ウォーブリンガー』



5月に刊行を予定しているのは、4月に続きワンダーウーマン作品、『ワンダーウーマン:ウォーブリンガー』です。




こちらの作品は、DCが現在刊行している若者向けのグラフィックノベル作品になります。こちらのレーベルについては、後日またアメコミ魂で取り上げる予定ですが、読み切り作品で脚本がとても立っており、読み応えのある作品のレーベルとなっております。また、判型もこれまでのアメコミと異なり少し小さめ。日本ではどのような形で出版しようかと現在検討しているところです。さて、肝心のあらすじはこちら。


アマゾン族の王女ダイアナはある日、海上で爆発を起こした船を発見し、
ひとりの少女を救い出す。
彼女の名前はアリア。運命的なふたりの出会いは、
争いを引き起こす“ウォーブリンガー”をめぐる戦いに発展する。
アマゾンの仲間に認められたい王女ダイアナと、過保護な兄から逃れたい少女アリア。
彼女たちを待ち受ける運命とは?


こちらの作品も読み切り作品となっており、前知識もなく読むことが出来るので、アメコミ初心者の方にもお勧めできる作品となっております。



▐ 巨匠たちによって描かれる新たな誕生譚。『スーパーマン:イヤーワン』



6月に刊行を予定している作品、最初にご紹介するのは『スーパーマン:イヤーワン』です。




こちらはまたもDCの新レーベルである”BLACK LABEL”からの作品です。既に他社様からは『バットマン:ホワイトナイト』『バットマン:ダムド』が刊行されており、アメコミ読者の方には馴染みがある方もいるのではないでしょうか。こちらのレーベルの特徴はなんといってもライター・アーティストが豪華であること。アメコミ界の第一線で活躍されてきた有名なライターたちによって描かれる、ヒーローたちの新たな物語は読みごたえ抜群です。あらすじはこちら。


幼くして故郷を追われ、カンザスの牧草地に到達したクリプトン星人のカル=エル。
将来スーパーマンと呼ばれる偉大な英雄へと成長する彼は、
どのような異星の地で幼少期を過ごすことになるのか。
そしてカンザスを離れた先で何を経験し、ヒーローへの道を選択することになったのか。
アメコミ界の巨匠、フランク・ミラーとジョン・ロミータJr.が描き出す、
新たなスーパーマンの誕生譚。



今回の『スーパーマン:イヤーワン』のライターは、『バットマン:ダークナイト・リターンズ』『バットマン/ダークナイト:マスター・レイス』など名作を手掛けたフランク・ミラー。アーティストは『オールスター・バットマン:ワースト・エネミー』や『キック・アス』シリーズを手掛けたジョン・ロミータJr.。生きる伝説たちによって描かれる新たなスーパーマンの誕生譚はまさに必見です。『スーパーマン:アメリカン・エイリアン』とはまた違った物語を楽しむことが出来ますよ。



▐ ガラスの天井をブチ破れ!『ハーレイ・クイン:ブレイキング・ガラス』



最後に紹介するのは、こちらもDCが若者向けのグラフィックノベルとして刊行した『ハーレイ・クイン:ブレイキング・ガラス』です。




著者はマリコ・タマキ。ジュリアン・タマキとの共作で、アイズナー賞、イグナッツ賞、さらに児童向けのコールデコット副賞、ヤング・アダルト向けのプリンツ副賞を総なめにしたという驚異の経歴を持つライターです。そんな本作のあらすじはこちらです。


5歳の少女、ハーリーン・クインゼル(ハーレイ・クイン)は、
母親が仕事で家を開ける間ゴッサムシティに住む祖母の家に預けられることなる。
しかし祖母はすでに亡くなっていたため、
そのアパートに住むドラァグクイーンの“ママ”に面倒を見てもらうことに。
ハーリーンはママと出会ってから楽しい日々を迎え、アイビーという親友もできた。
しかし、ママの店が地域開発のために立ち退きを要求される。
立ち退きを求める大企業に立ち向かうハーリーンの前に、
ジョーカーと名乗る少年が現れるが……。


お馴染みのアイビー、そしてジョーカーまでもが登場し、15歳のハーリーンの物語はどこへ向かっていくのでしょうか。ぜひ楽しみにしていてくださいね。


それでは、今回のアメコミ魂はここまでです。
次回の更新もお楽しみに。


(文責:比嘉)
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