『アメコミ魂』をご覧の皆さま、こんにちは!
本日のアメコミ魂は、来週発売の『バットマン:ウエディング』と、今年10月に刊行した『スーパーマン:エンペラー・ジョーカー』のご紹介です!
『バットマン:ウエディング』ですが、先日見本誌が届きました。
▲『バットマン:ウエディング』見本誌 |
今作は"結婚式”という特別感を出すために、帯に金色を足してみました。裏表紙ではストーリー後半で描かれる、キャットウーマンとジョーカーの戦いを使用しました。ジョーカーがちゃんと正装をしているのが、個人的にとても好きなポイントです(笑)
発売日は12月19日(木)となっております。長きに渡ったバットマンとキャットウーマンの結婚への旅路。その結末はコミックスでお確かめください!
さて、『バットマン:ウエディング』のストーリーは、前回のアメコミ魂でも少しご説明いたしました。今回は、前回触れなかった部分のご紹介をさせていただきます!
▐ バットマンの結婚をDCアーティストたちがお祝い!
今回の『バットマン:ウエディング』では、メインアーティストをトム・キング『バットマン』ではお馴染みとなったミケル・ハニンや、『バットマン・メタル:ライジング』などでアートを担当したトニー・S・ダニエルらが務めています。しかし、収録作の『BATMAN #50』では、ミケル・ハニンが本編の作画を手掛けながら、同時にバットマンにゆかりのあるDCアーティストたちが入れ替わりにアートを担当しているページが収録されています。
参加者には、『ジョーカー』や『バットマン:ノエル』を担当したリー・ベルメホや、NEW52!バットマンを担当したグレッグ・カプロなど、豪華な面々が勢ぞろいしています!
▲リー・ベルメホの担当ページ |
その数なんと20ページ! 著名なDCアーティストたちが手掛けたバットマンとキャットウーマンの姿は、DCファンには必見です。
そして今回はTwitterでも告知しましたが、バットマンの結婚を報道するゴシップ紙をイメージしたチラシも作成いたしました!
▲表面チラシ |
▲裏面ポスター |
裏面は『バットマン:ウエディング』表紙のアートを用いたポスターとなっております。チラシの内容を楽しんでいただいた後は、ポスターとして飾っていただけると嬉しく思います。こちらのチラシは一部書店様にて配布しております。お見かけの際にはぜひお持ちください!
▐ 世界はジョーカー様のモノ!? 『スーパーマン:エンペラー・ジョーカー』
続いては10月に刊行した作品『スーパーマン:エンペラー・ジョーカー』のご紹介です。
▲『スーパーマン:エンペラー・ジョーカー』書影 |
現在小社が刊行している『バットマン』シリーズや、『ジャスティス・リーグ』シリーズとは異なり、こちらは2000年9月~10月に、スーパーマン誌を4冊跨いで連載されたクロスオーバーイベント作品を収録したものとなっている、少し昔の作品となります。
かねてより、邦訳希望作品として読者の皆さまからお声を頂いていたこの作品。ストーリーは相当すごいものとなっています。
▐ 我らがジョーカー、宇宙の皇帝になる
物語の舞台はなんと、ジョーカーが宇宙の皇帝として君臨してしまったゴッサムシティ。ひょんなことから空間や時間を自由に書き換えられる改変能力を手に入れてしまったジョーカーは、世界を残酷非道なものへと作り変えてしまったのです。
ここではスーパーマンは世界一危険な犯罪者。アーカム・アサイラムからの脱走を日々試みますが、世界一の英雄とされるビザロに捕まってしまう日々を送っています。
読者の皆さまからすると違和感のある世界ですが、実はジョーカー以外のキャラクターはみんな元の世界の記憶を持っていません。つまり、ジョーカーの作り出した世界に対して誰も疑問を持つことがないのです。そんな中、唯一スーパーマンだけが世界に対して疑問を抱き、脱獄を繰り返すなど、世界に逆らう行動を起こし続けます。
▲スーパーマンvs.ビザロ! |
この改変された世界で、スーパーマンは記憶を取り戻し、ジョーカーを倒して世界を元に戻せるのか!? スーパーマンというヒーローの芯の強さと、ジョーカーの世界をたっぷり堪能できるおすすめの一冊です。
▐ 残酷でもユーモラスな改変世界
ジョーカーが作り出したこの世界は、基本的になんでもありのトンデモ世界。嵐が起きれば空からパイが降り注ぎ、牛は空を飛び、跡形もなく倒壊したハンバーガーショップが次のページでは元通り。さらにはあのジャスティス・リーグの面々も、ヴィランに改変されてしまっています。
▲左からアクアマン、ワンダーウーマン、フラッシュ |
アクアマンは水に入れない魚人に、ワンダーウーマンは悪のメイド、フラッシュはファストフードを盗み続ける世界最速のふとっちょと、本来とは正反対といえるヴィランに大変身。
こんなジョーカー風のユーモアが溢れ出る一方、ためらいなく大量虐殺を行う残忍さもまた、作品内のあちこちで垣間見えます。しかし、その描写もどこかコミカルに描かれており、そこにジョーカーの持つ凶気が感じられます。改めて、ジョーカーというキャラクターをより深く知ることのできる作品です。読み切り作品となっていますので、気になる方はぜひお手に取ってみてください。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。
来週の「アメコミ魂」の更新は12月17日(火)19時~20時頃を予定しております。引き続きよろしくお願いいたします!
(文責:比嘉)
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