アメコミ魂をご覧の皆様、こんにちは!
本日のアメコミ魂は、次世代ヒーローの活躍が楽しめる! 本国でも日本でも大人気のシリーズをご紹介します。
▲『スーパーサンズ3』書影
DCユニバースのヒーロー、スーパーマンとバットマン。その彼らの子ども(ジョナサン・ケント&ダミアン・ウェイン)が活躍する『スーパーサンズ』シリーズ(全3巻)。
シリーズについては以前当ブログでもご紹介いたしましたが(記事はコチラからどうぞ)かわいらしく親しみのあるキャラクターと、複雑な知識がなくても分かりやすく読める単純明快なストーリーが特徴的で、日本でもじわじわとファンを増やしているシリーズになります。
演出も日本の漫画に近い印象で読みやすく、アメコミ初心者の方にもオススメしたい作品のひとつ! 本国のアメリカでも世代問わず人気だそうです。
今回は、そんな『スーパーサンズ』の最新刊にしてシリーズ最終巻! 9月に発売した『スーパーサンズ3』をご紹介します!
▐ ダミアンの明かされる過去……。世界最凶の母親タリア・アル・グール襲来!
前作『スーパーサンズ2』でメトロポリスに引っ越してきたスーパーマン一家。ジョナサン(ジョン)はダミアンと同じ学校に通うことに!
転校を渋っていたジョンもすっかりクラスメイトと仲良くなり(ダミアンは相変わらず一匹狼のまま……)学校生活を満喫していました。
そんな中、暗殺者集団リーグ・オブ・アサシンズのリーダー、ラーズ・アル・グールの娘であり、ダミアンの実母でもあるタリア・アル・グールが突然現れます。
タリアはダミアンを闇の世界に戻すべく、ダミアンの前に現れ、彼にこう告げます。
「あなたは不滅なるラーズ・アル・グールの孫
死が血管を流れてる
つまり心臓(ハート)を満たすのも死」
自分を影の世界に引き戻そうとする母親と対峙するダミアン。そして、ダミアンの辛く冷たい過去を知らされるジョン。
最初はいやいやながらもチームアップをしていた二人ですが、数々の冒険を経てようやく信頼関係が芽生え、チームらしくなってきたところ。そんな二人の絆はどうなってしまうのでしょうか……?
ダミアンは母親を選ぶのか、それともジョンとともにヒーローとしての道を歩むのか。気になる結末はぜひコミックで確かめてください!
▐ ジャスティス・リーグを巻き込む事件に!最後の敵が襲いかかる!
最終話では、シリーズ一作目『スーパーサンズ』にも登場した敵キッド・アマゾが登場。ジャスティス・リーグをも巻き込み、最後の戦いが始まります。
一作目ではまだどこか頼りなく、子どもらしさが抜けきらなかった二人ですが、数々の冒険を経て成長し、敵に立ち向かう姿は“スーパーマンの息子”と“バットマンの息子”ではなく、立派なヒーローそのもの。二人の頼もしい姿に、紛れもない「ヒーローの成長物語」を見ることができます。
個人的な注目ポイントは、ジャスティス・リーグのメンバー、サイボーグの働き。ダミアンと協力してジャスティス・リーグを助け出すちょっとかわいそうな影の立役者(?)サイボーグにも注目してみてください!
▐ ジョン&ダミアンのペットが大活躍!『スーパーペッツ』
ジョン&ダミアンの活躍はもちろんですが、彼らのペットが活躍する『スーパーペッツ』も見逃せません!
クリプト(ジョンの飼い犬)とタイタス(ダミアンの飼い犬)の二匹は、最近多発しているペット失踪事件を解決するべく、スーパーヒーローとゆかりがある動物からなる正義のチーム、スーパーペッツの力を借りて捜査に乗り出します。
スーパーサンズに負けず劣らず、かわいい動物たちの活躍にも注目です!
また、今回はペットたちが主役なこともあり、セリフはほとんど「ワン」「ワオーン」「ニャア」といった動物の鳴き声。表情や仕草から、どんな会話をしているのかを想像しながら読むのもまた楽しいかもしれません(笑)。
▐ 本国ではまだまだ続く、スーパーサンズの物語
前述の通り、今回の『スーパーサンズ3』でひとまず彼らの冒険は終わり……ですが、本国ではまだまだジョンとダミアンの物語(『スーパーサンズ/ダイナマット・スペシャル』『アドベンチャーズ・オブ・スーパーサンズ』の2シリーズが発売中)は続いています。邦訳に関して現時点では未定ですが、いつかまた楽しそうに冒険をする彼らに出会えるかもしれませんね!
それではこのあたりで失礼します。来週の更新も楽しみにお待ち下さい!
(文責:松本)
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