2020年6月23日火曜日

これは、彼女がまだ“ワンダーウーマン”と呼ばれる前の物語。『ワンダーウーマン:戦禍を呼ぶ者』


アメコミ魂をご覧のみなさま、こんにちは。

先週の6月18日、DCの日本オリジナルレーベル「GN COLLECTION」第一弾、
『ハーレイ・クイン:ガールズ・レボリューション』を発売しました!

作品については何度もご紹介しているので割愛いたしますが……。
今後もワンダーウーマン、レイブン、そしてスーパーマンとバットマンという、おなじみのヒーローたちの物語を展開していきます。お楽しみに!

さて、本日のアメコミ魂では、そんなGN COLLECTIONの第二弾
『ワンダーウーマン:戦禍を呼ぶ者』(原題:Wonder Woman: Warbringer)についてご紹介します。

▐ 『ワンダーウーマン:戦禍を呼ぶ者』あらすじ


これは、彼女が最強のヒーロー
“ワンダーウーマン”と呼ばれる前の物語である。

セミッシラに住むアマゾン族の王女、ダイアナは、優秀な戦士である姉たちに自分の価値を証明したいと思っていた。
しかしその機会が訪れたにもかかわらず、禁忌を侵しても人間の少女、アリア・ケラリスを救おうとする。

アリアはただの少女ではない。
“ウォーブリンガー”(戦禍を呼ぶ者)という
血塗られた過酷な時代をもたらす運命を持っていた。

世界を救うためには、アリアを殺すしかない。
島の巫女にそう告げられたダイアナは、彼女を連れ、外界へ旅に出る。

アリアを守るため、そして戦乱へと至る道を阻むため。


▐ みどころ①少女ダイアナの活躍


『ワンダーウーマン:戦禍を呼ぶ者』は、正史とは違う世界の物語。
彼女がまだ“ワンダーウーマン”と呼ばれる前……王女ダイアナとして暮らしていたときの出来事を描いています。


まだ少女のダイアナ。彼女はその特殊な生い立ちもあり、島の仲間たち――自分の姉たちに、なんとか自分の価値を認めてもらいたいと、日々訓練に明け暮れています。


そしてある日、ダイアナは島で行われる競技大会に参加することに。

ここで一番になれば、王女である母、そして姉たちに認めてもらえる……。

そう思ったダイアナは、並々ならぬ覚悟を持って、大会に臨みます。



しかし、競技中に外界の海で、炎上している船を発見。

外界の人間と関わることは、アマゾン族の掟に反する……。

頭ではそう分かっていながらも、居ても立っても居られなくなったダイアナは海に飛び込み、生存者を探します。

ダイアナは、沈む船の中から、まだ脈のあるひとりの女の子を助け出します。
これが、今作の鍵を握る少女“アリア”との出会いでした……。

…………

まだまだ見た目はあどけない少女ですが、助けを求める人がいれば、自分のことを顧みずに飛び出してしまう。
このあたりにヒーロー“ワンダーウーマン”の姿を感じますね。

アリアを助け出したダイアナは、彼女の持つ“ウォーブリンガー”の運命を変えるため、
セミッシラを飛び出し、ニューヨークの街へ冒険に出ます。

常人離れした力を持つダイアナも、まだまだ少女。決して完璧なヒーローとはいえませんが、未熟ながらもアマゾン族の誇りを忘れず、敵と戦う姿は必見です!


▐ みどころ②キット・シートンによるおしゃれなアート


今作のアートを手掛けたのは、アメリカ在住のアーティスト、キット・シートン。
さまざまな美術系の学校にて講師を務め、現在はコミックアーティストとして活躍しています。

これまで小社で発売していたアメコミとはひと味違い、ワントーンで描かれたアートが魅力的!
1コマ1コマのイラストがどれも美しく、眺めるだけでも物語の世界に引き込まれます。



今回、カバーも青を基調とした日本オリジナルのデザインにしてみました。ソデにはキット・シートンのイラストをポイントで配置しています。
とても素敵なデザインになっているので、ぜひお手にとって見てください!


▐ みどころ③オリジナルキャラクターも個性的!


ダイアナはもちろん、オリジナルキャラクターも魅力的。
読み切りにするには惜しいくらいの、個性的なキャラクターが登場します!

戦争を引き起こす“ウォーブリンガー”であるアリアは、その血なまぐさい運命とは裏腹に明るくて快活な女の子。
しかし、自分の運命を受け入れ、世界を救う方法をダイアナと探し、立ち向かう強さを持っています。

そしてアリアの過保護な兄ジェイソンやその友達テオ、そしてアリアの親友ニム……。
ダイアナは彼らと一緒に行動を共にしますが、その道中もトラブルがたくさん……?

ティーンネイジャーである4人の冒険にも注目です!

▐ ダイアナ、アリア、そして世界の運命はどうなる?


ダイアナはアリアを守り、世界を救うことができるのか?
結末は、7月23日発売の『ワンダーウーマン:戦禍を呼ぶ者』にて!
ぜひチェックしてみてください!(予約はこちらから!)

また、ここでご紹介した内容は、GN COLLECTION特設サイトにて試し読みもできます!
ぜひチェックしてみてくださいね!

それでは、今回のアメコミ魂はここまでです。
次回の更新もお楽しみに。


(文責:松本)
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