2020年6月2日火曜日

2020年~21年アメコミ刊行ラインナップをご紹介!



アメコミ魂をご覧の皆さま、こんにちは。

6月に入ったからか、最近は雨の日が多くなってきた気がします。また、肌寒かったり急に熱くなったりと、天気も変わりやすく着る洋服にも少し困りますね。


さて、今回は公式HPにて告知させていただいた、今後の刊行ラインナップについてお話しできればと思います!


▐ 7月以降の刊行ラインナップはこちら!


●7月●

▶7月16日頃発売

【DC】

『ジャスティス・リーグ:ホークワールド (仮)』

原題:『Justice League Vol. 3: Hawkworld』


最初にご紹介するのは『ジャスティス・リーグ:ホークワールド(仮)』です。こちらは昨年刊行した『ジャスティス・リーグ:新たなる正義』『ジャスティス・リーグ:神々の墓所』に続くタイトルになります。

『ジャスティス・リーグ:神々の墓所』で起きた「沈む世界」事件のころ、「総和体(トータリティ)」の謎を探るべく、マーシャン・マンハンターグリーンランタン、ホークガールの3人は宇宙へと旅立ち、惑星サナガー・プライム(別名ホークワールド)を訪れていました。そこには宇宙を揺るがす秘密が隠されており……?

さらに物語が激化する「ジャスティス・リーグ」シリーズ。『新たなる正義』から続く「総和体」の謎は、ホークワールドの旅で明らかになるのでしょうか。宇宙規模の壮大な物語がどのように進んでいくのか、お見逃しなく!



▶7月23日頃発売

【DC】

『ワンダーウーマン:戦禍を呼ぶ者』

原題:『Wonder Woman: Warbringer』


お次に紹介するタイトルは、『ワンダーウーマン:戦禍を呼ぶ者』です。こちらは6月刊行『ハーレイ・クイン:ガールズ・レボリューション』と同じく、本国ではヤングアダルト向けに刊行された作品の一つで、グラフィックノベルとして高い評価を得ています。正史とは異なる読み切り作品ですので、アメコミ初心者の方や、映画からワンダーウーマンに興味を持った方にもおすすめの作品です!

アマゾン族の王女ダイアナはある日、海上で爆発を起こした船を発見し、ひとりの少女を救い出します。彼女の名前はアリア。運命的なふたりの出会いは、争いを引き起こす“ウォーブリンガー”をめぐる戦いに発展していきます。アマゾンの仲間に認められたい王女ダイアナと、過保護な兄から逃れたい少女アリア。彼女たちを待ち受ける運命とは?

実力派ライターの描く、新しいワンダーウーマンの物語。今後刊行される「GNコレクション」シリーズと一緒にチェックしてみてくださいね。



●8月●

▶8月20日頃発売

【DC】

『ジャスティス・リーグ:シックスス・ディメンション(仮)』

原題:『Justice League Vol. 4: The Sixth Dimension』


8月の刊行タイトル一つ目は、『新たなる正義』から続く『ジャスティス・リーグ』シリーズの4巻目、『ジャスティス・リーグ:シックスス・ディメンション(仮)』です。シックスス・ディメンション……つまり6次元と、物語のスケールがさらに大きくなったことを感じさせるタイトルです。

ジャスティス・リーグはレックス・ルーサーの企みから多元宇宙を救う鍵を探しに、多元宇宙の制御室とも呼ばれる「第六の次元」へと向かいます。そこでリーグが知ることとなる恐るべき真実とは一体……。その一方で、スーパーマンは罠にかかり、光のない宇宙に閉じ込められてしまいます。危機に瀕するヒーローたちは、多元宇宙を救うことが出来るのでしょうか……?

さらにスケールが拡大していくジャスティス・リーグの物語。7月刊行の『ホークワールド(仮)』と一緒にチェックしてくださいね!



【DC】

『バットマン:アーカム・アサイラム[増補改訂版](仮)

原題:『Batman: Arkham Asylum: 25th Anniversary』

▲書影は『バットマン:アーカム・アサイラム 完全版』のものです。
8月刊行タイトル二つ目は『バットマン:アーカム・アサイラム 増補改訂版』です。こちらは、2010年に刊行した『バットマン:アーカム・アサイラム 完全版』の内容に、グラント・モリソンのラフスケッチとデイブ・マッキーンによるアートギャラリーを新たに追加した増補改訂版となります。もちろん、ストーリーをより読み解くに欠かせないスクリプトも全て収録しております。アメコミ界に衝撃を与えた本作は、まさに必読の作品です!

今まで復刊のお声を多く頂いており、そのたびに何とか刊行できないかと模索していた本作品ですが、ようやく皆様にお届けすることが出来るようになりました。これからも読者の皆さまに喜んで頂けるように、試行錯誤し、日々挑戦してまいりますので、これからもよろしくお願い致します。



●9月●

▶9月17日頃発売

【DC】

『バットマン:ラストナイト・オン・アース[BLACK LABEL](仮)

原題:『Batman: Last Knight on Earth』


9月刊行タイトル『バットマン:ラストナイト・オン・アース(仮)』。こちらは6月1日に刊行した『スーパーマン:イヤーワン』と同じく、DCブラックレーベルのタイトルです。ライターとアーティストは、スコット・スナイダーとグレッグ・カプロという『NEW52! バットマン』のコンビ。

20年後のアーカム・アサイラムで目を覚ましたブルース・ウェインが、自身の過去の謎を解明すべく、荒廃してしまった世界を旅するという今作の物語。変わり果てた世界の旅路の中で、皆さんお馴染みのキャラクターたちも普段とは一風変わった姿で登場します。そしてバットマンの旅のお供はなんと、ジョーカーの生首……? 

バットマンとジョーカー(首)による、この奇妙な旅路の果てにはいったい何があるのか? ぜひ楽しみにお待ちくださいね。



【DC】

『ティーン・タイタンズ:レイヴン(仮)

原題:『Teen Titans: Raven』


次にご紹介するのは、『ティーン・タイタンズ:レイブン(仮)』です。こちらは先ほど紹介した『ワンダーウーマン:戦禍を呼ぶ者』と同じく、本国ではヤングアダルト向けに刊行された作品です。ニューヨークタイムズのベストセラーとなるなど、特に高い評価を受けている名作です。

交通事故によって記憶をなくしたレイヴン。日常生活のことは覚えているけれど、自分が好きだった音楽や、事故の前の自分のことを思い出せません。彼女は事故で義母を失ったことから里親に引き取られ、そこで新しい友人たちにも恵まれます。しかし、レイヴンには自分にも理解できない力が秘められており……? レイヴンは自らの失われた記憶と向き合い、直面する運命を乗り越えることが出来るのでしょうか。

アメコミ好きな方も、まだアメコミに触れたことが無い方にも、おすすめできる素敵な物語です。



【MARVEL】

『ブラック・ウィドウ:イッツィ・ビッツィ・スパイダー(仮)』

原題:『Black Widow: The Itsy-Bitsy Spider』


9月最後の刊行タイトルは『ブラック・ウィドウ:イッツィ・ビッツィ・スパイダー(仮)』です。昨年8月の『ユー・アー・デッドプール』を最後にしばらくストップしておりましたマーベル作品ですが、9月よりまた刊行してまいります。

本作は今年公開も予定されている映画『ブラック・ウィドウ』に登場する、”もう一人のブラック・ウィドウ”であるエレーナ・ベロワと、ナターシャの対決と共演を描いた作品。マーベルの女性ヒーロー、ブラック・ウィドウの魅力を存分に味わえる物語になっております。映画公開に備えて、ぜひ読んでいただきたい作品です!



●10月●

【DC】

『ディシースド(仮)』

原題:『DCeased』


10月刊行タイトル一つ目は『ディシースド(仮)』です。まるでゾンビのような風貌のバットマンが目を引きますね……。本書も正史からは外れた作品になり、読み切りのような作品です。本国では続編の制作も進んでおり、人気を博したタイトルになります。

ストーリーは、ジャスティス・リーグの最強の敵の一人、ダークサイドが求める反生命方程式が暴走したら……という内容。反生命方程式が暴走し、インターネットを通じて人々をゾンビのような姿に汚染してしまいます。そしてその毒牙はヒーローたちにも及んでいき……? 世界規模で人類を汚染していくこの脅威に、ヒーローたちはどのように対抗するのか? この恐ろしい世界の行く末を、ぜひ見届けてくださいね。



【MARVEL】

『ブラック・ウィドウ:プレリュード(仮)』

原題:『Marvel’s Black Widow Prelude』


二つ目のタイトルはマーベルから『ブラック・ウィドウ:プレリュード(仮)』を刊行いたします! こちらは本国にて映画『ブラック・ウィドウ』に合わせて刊行された作品です。スパイとしての活動から、アベンジャーズとしての活動まで、ブラック・ウィドウの人生が今の彼女にどうつながっていくのか。ブラック・ウィドウというキャラクターをより深く知ることが出来る一冊です。

また、こちらの作品には映画に登場するレッドガーディアンタスクマスターの初登場号も掲載されております。『ブラック・ウィドウ:イッツィ・ビッツィ・スパイダー(仮)』とあわせて、映画に備えて読んでいただきたい作品です。



●11月●

【DC】

『スーパーマン:スマッシュ・ザ・クラン(仮)』

原題:『Superman Smashes the Klan』


お次に紹介するのは『スーパーマン:スマッシュ・ザ・クラン(仮)』です。こちらの作品は日本人アーティストであるグリヒルさんがアートを務めた作品です。ちなみに、グリヒルさんはこのタイトルがDC初の担当作品となっております。

こちらは1940年に放送されたラジオドラマ『スーパーマン』を原案とした作品で、作品の舞台も1940年代。チャイナタウンからメトロポリスへと引っ越してきた、ティーンエイジャーのロベルタとトミー・リー。彼らとスーパーマンが出会い、人種差別に立ち向かう正義の冒険活劇が始まります。

本国でも先月TPBが発売された話題作です。お楽しみに!



【DC】

『バットマン・テールズ:ワンス・アポン・ア・クライム(仮)』

原題:『Batman Tales: Once Upon a Crime』


続いてご紹介するのは『バットマン・テールズ:ワンス・アポン・ア・クライム(仮)』となります。表紙の可愛らしいバットマンとロビンのアートは、『バットマン:リル・ゴッサム』ダスティン・グエンが手掛けたもの。イラストや本の装丁からもなんとなく連想されるように、本作はおとぎ話のような物語になっております。

ピノキオを模したロビン(ダミアン・ウェイン)の物語や、アリスさながら不思議の国に迷い込んだアルフレッドなど、一風変わった物語を味わうことが出来ます。ダスティン・グエンの可愛らしいアート共に描かれる、ゴッサムを舞台としたおとぎ話を数編収録した本作品。お気に入りの物語が必ず見つかりますよ。



【MARVEL】

『スパイダーマン:ヴェノム・インク(仮)

原題:『Amazing Spider-Man: Venom Inc.』


11月刊行タイトル、最期にご紹介するのはマーベルより『スパイダーマン:ヴェノム・インク(仮)』です。ヴェノムといえば、映画ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(Venom: Let There Be Carnage)』の全米公開日が2021年6月25日に決定した、というニュースが先日ありました。今回の映画ではカーネイジも登場するとのこと……今から楽しみですね。

そんな映画に先駆けて刊行を予定している今作は、スパイダーマンとヴェノムのクロスオーバーイベントを収録した作品。地球外共生生命体シンビオートが憑いた歴代ヴェノムが共闘するという物語。ヴェノム(エディ・ブロック)アンチヴェノム(フラッシュ・トンプソン)や、ブラックキャットなども登場します。スパイダーマン、ヴェノム好きのファンにはぜひ読んでいただきたい作品です!


ここからは刊行日が未定のタイトルになります。
年内の刊行を予定して、編集部一同頑張っていく所存ですので、刊行を楽しみにお待ちいただけますと幸いです。



●2020年秋以降刊行予定●

【MARVEL】

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー(仮)』

原題:『Falcon & Winter Soldier』


まず紹介させていただくのはこちら『ファルコン&ウィンター・ソルジャー(仮)』です。この二人のコンビはDisney+によるマーベルドラマ『The Falcon and The Winter Soldier(原題)』でも話題になったのではないでしょうか。こちらのドラマは日本版Disney+でも独占配信が決定しました。今からどのような内容になるのか楽しみですね。

本国ではまだ、全5話中2話までしか刊行されていない本作品。ストーリーは二人の元キャプテン・アメリカが、大量の犠牲者を出す前に、ヒドラの新しいリーダーを明らかにするための戦いに参加する……というもの。二人がどのような掛け合いをしていくのか、ドラマと一緒に楽しみみたい作品です。



【MARVEL】

『スパイダーマン:ライフストーリー(仮)』

原題:『Spider-Man: Life Story』


次にご紹介するのは、我らが親愛なる隣人の物語『スパイダーマン:ライフストーリー(仮)』です。読者の皆さまからも大きな支持を得ているスパイダーマン作品。最近『スパイダーマン:ブルー』『スパイダーマン:ブランニュー・デイ』など重版をさせて頂きましたが、新刊として皆様にお届けするのは久しぶりとなります。

1962年の『アメイジング・ファンタジー』#15で、スパイダーマンとなった15歳のピーター・パーカー少年。そんな彼が「もし実際の時間の流れ通りに歳を重ねていたら」というコンセプトのもと、各巻10年区切りでスパイダーマンの物語を描き出していきます。60年代から現在まで、時代の波にさらされながらも、友人の死をはじめとする様々な人生の転機を乗り越え、自らの老いと向き合うピーター・パーカーの姿を描いた読み切り作品です。

名作の多い「スパイダーマン」シリーズの中でも、最高傑作との呼び声も高いこの作品。スパイダーマンの人生をぜひその目で見届けてください。



【MARVEL】

『デッドプール VS. パニッシャー(仮)』

原題:『Deadpool Vs. The Punisher』



最後にご紹介するマーベルタイトルは『デッドプールvs.パニッシャー(仮)』です。スパイダーマンと共に読者の皆さまに愛されるキャラクター、デッドプール。本作はデップ―と強面のパニッシャーという、マーベルが誇る二大アンチヒーローの対決を描いた作品です。

ヴィラン達の秘密口座の番人“バンク”の処刑を決意したパニッシャー。強面の処刑人から身を守るため、バンクは旧友であるデッドプールを頼ることに。デッドプールはバンクに雇われ、パニッシャーの前に立ち塞がります。しかし、パニッシャーにとって冗舌な傭兵が敵に回ることは何の問題にもならなかった……なぜなら彼はデップーが大嫌いだから!

二人の壮絶な戦いの行方は一体……?



【DC】

『ドゥームズデイ・クロック(仮)』

原題:『Doomsday Clock』


最後に紹介するのは大型タイトル『ドゥームズデイ・クロック(仮)』です。『バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン』で発表された本作品。アメコミ界の金字塔ともされる名作『ウォッチメン』の正式な続編であり、『DCリバース』の締めくくりとして、ウォッチメンの世界とDCユニバースが出会うという壮大な物語が語られます。

ウォッチメンの物語から7年後の1992年11月22日ロールシャッハの手記が公開されたことで、オジマンディアスの核なき世界平和の計画が幕を閉じることとなります。アメリカとロシアの対立激化により再び世界に終焉近づく最中、ロールシャッハたちは世界を救う唯一の存在とされる“Dr.マンハッタン”を捜すため、DCユニバースへと旅立っていき……

壮大なスケールで語られるDCユニバースを揺るがす大事件。皆さんにしっかりと楽しんでいただけるように、また読み順や作品ごとの関係など、わかりやすいものを作成出来たら……と考えております。


これで発表させていただいたタイトルの紹介は以上になります。今後も編集部一同、読者の皆さまに楽しんでいただける作品を届けていく所存ですので、引き続きよろしくお願いいたします。


それでは、本日はここまでです。
来週もよろしくお願い致します。


(文責:比嘉)
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